【暮らすように旅するエストニア】在住者に聞くリアルなエコ事情!

色々な文化や価値観に触れたいという思いから、夫婦で世界一周をしているMarieさん。
エストニアに滞在する前にいたタイのサムイ島での体験をきっかけに、自然や動物に優しい世界を発信するように。
そんな彼女が、環境保護の考え方が進んでいるヨーロッパの一国、エストニアに3ヶ月間滞在して実際に見て経験したものとは?

Q1. エストニアのエコ事情やトレンドについて教えてください。

日本では昨年からレジ袋が有料になりましたが、エストニアでも有料なので皆手持ちの袋に入れるか、物が少ない場合はそのまま持って帰ります。

スーパーでの日本との大きな違いといえば野菜や果物が計り売りなこと。

ビニール袋に入れて重さを測り、出てきたバーコート付きのシールをビニール袋に貼ります。せっかく袋に入っていないのに毎回ビニール袋を使うのはエコじゃないなと思い、自分でビニール袋を持って行き使い回していました。バーコードを自分で読み取る機械が入り口に置いてありお会計も自分でできるので、ピッと読み込んで直接エコバッグに入れている方もいました。

量り売りだと必要な分だけ買えるのでフードロスも少なくなるし、包装も最低限で済むのでエコにも繋がります。バナナを房からちぎって一本から買えるのはとても驚きました!

エストニアでは大体の商業施設にオーガニック商品の専門店の『Bio market』があり、無農薬の野菜やコーヒーやお菓子などの食品、化粧品や洗剤などの生活用品まで幅広く揃っていました。こんな商品もあるのかと見ているだけでも楽しいのでよく買い物のついでに寄っていました。

タリンではスーパーでもショーケース丸々ヴィーガンコーナーだったり、レストランだけではなく生活にヴィーガンの食生活が馴染んでいるのが分かります。

タリンに2年位住む友人に教えてもらってびっくりしたのが、タリンでもヴィーガンのコーナーがこんなに増えたのはここ半年くらいだそう。
ヨーロッパ、中でも北欧はエコやヴィーガンが進んでいるイメージでしたが、そんな北欧でもここ半年で大きく変化があったのかと思うとこれから先どんどん世界が明るい方向へ変わっていく気がします。

Q2. ヴィーガンの食生活が馴染んでいるというエストニア。 ヴィーガン人口はどれくらいいますか?

若い人たち(15〜24歳)のヴィーガン人口は3%(約3,265人)と言われており、 今もどんどん増えている印象です。

日本ではまだ大規模なヴィーガン人口の調査結果はありませんが、ライフスタイルメディア「Vegewel」が2019年12月に実施した調査によると、20代〜60代の2399人のうち、自身がベジタリアンの食生活を送っていると答えた人が4.8%、ヴィーガンは2.1%でした。
2017年の同調査ではヴィーガン人口が1.0%だったので、ここ数年間で日本でも食生活を見直す人が多くなっていることを表しています。

エストニアに数年住んでいる日本人の友人も7人中3人が去年からヴィーガンに移行していました。
私と同じ理由で自粛期間に世界で起こっていることを調べ、私たちの生活が環境と動物に与える影響を知り優しい生活に変えたいと思ったそうです。

Q3. エストニアの若い層にヴィーガンのライフスタイルが広がる理由はなんでしょうか。

北欧は環境意識が高く、エストニアは林業やニットなどの繊維業が盛んな国なので木製家具やニットなど物を大切に使う習慣があります。

カフェでコーヒーを頼むと付いてくるお砂糖にフェアトレードマークが書いてあったり、スーパーでもエコマークやフェアトレードマークが書いてある商品も多く、過剰な包装も少ないです。

物を大切に使う、持続可能な社会作りを国全体が意識している。
そんな土台があるのでヴィーガンが広まるのも早いのではないかと感じました。

ヴィーガンは環境にも動物にも人にも優しいライフスタイルなので、国が人と環境に優しい取り組みをしているかがとても大切だと思いました。

Q4. Marieさん自身もヴィーガンですが、そのライフスタイルを選んだ理由を教えてください。

2020年のコロナウイルスの影響で世界一周旅行が一ヶ国目のタイで中止になり、そのままタイのサムイ島に半年間滞在しました。自粛が始まった4月に知人に誘われてオンラインで少食ファスティングの指導を受けたんです。そこで教わった食事法は動物性の食品も飲み物も一切摂らない完全菜食の食事法で、朝はスムージーを飲み昼夜の食事は玄米を40g・おかずを60g食べるというもの。
1週間菜食で過ごし栄養学を教わり、植物性の食べ物だけで健康が保たれるというのは目から鱗で驚きでした。

ベジタリアンやヴィーガンの人の存在は知っていましたが、ほとんどの人が宗教上の理由だと思っていたんです。毎日お肉を食べていたくらいお肉が大好きだった私は、それくらい興味を持っていませんでした。
そして食事をきっかけに畜産の現状や海洋問題、環境問題を調べるようになり、想像していたより重い現実があることを知りました。

私は昔から動物が好きでよく動物園に行ったり、将来は犬を飼いたいと思っていたし3月には象の保護施設で1週間ボランティアをしていました。

なので動物性食品を食べることが想像していたより遥かに動物を苦しめていること、そして環境にも影響を与えていて将来自分が子供を授かったとしても地球にはちゃんと住める環境がないかもしれないことを知り大きいショックを受けました。

そこからは毎日食べていたお肉も卵も大好きだったチーズも買わなくなり、外食でもなるべくヴィーガンメニューを選ぶようになりました。ヴィーガンというとストイックでお堅いイメージがありましたが、挑戦してみると幅が狭まるどころか世界が広がりました。

ミルクは豆乳をはじめアーモンドミルクやオーツミルクなど種類豊富にあるし、マヨネーズもチーズもあるし大豆でできたお肉は味付けすればほぼ分からない。 今まで当たり前に食べてきた食事がこんなに簡単に植物性にシフトできるなんて驚いたし、新しいヴィーガン商品を見つけるとウキウキしていました。

ヴィーガンは食事だけではなくライフスタイルなので、化粧品や歯磨き粉などの生活用品も動物性由来の成分が使用されていないか、動物実験が行われていないかチェックするようになりました。

エストニアではスーパーでも普通にヴィーガン製品が売られているので買い物がしやすくて助かりました。

まだ完璧にヴィーガンをできているわけではないし試行錯誤の日々ですが、動物と環境に優しい生活を送っている今の自分が好きだったりします。

Q5. 周りやパートナーの方と食スタイルが違う時はどう対応していますか?

私の夫は元々魚介の方が好きで、家では夫が食事を作ってくれる時は魚、私が作る時はお肉料理が多めでした。外食では私に合わせてお肉を選んでくれることが多かったのですが、今では一緒にヴィーガン料理を食べてくれるか、夫は魚介で私はヴィーガンメニュー、一緒に魚介を食べることの3パターンが多いです。

エストニアではヴィーガン専門のレストランでなくても、大体のレストランにヴィーガンメニューがあるのでそこまで気にせずに色んなレストランに行っていました。ハンバーガー屋やケバブ屋さんでも代替え肉を使ったメニューが一つはあるので、夫は普通のハンバーガー、私はヴィーガンのハンバーガーとヴィーガンでない人とも同じ店で食事を楽しめるのが魅力ですね。

元々は夫が先に環境問題に興味を持っていて、「メタンガスを排出して地球温暖化の原因になっているから牛肉を家で食べるのはやめよう、牛乳も豆乳に変える」と言ってきたのも夫でした。NETFLIXのドキュメンタリー『Cowspiracy』を見せてくれたのですが、その私は自分の仕事や日々のことで精一杯で感想すらあまり覚えていない状態でした。

それから2年ほど経って去年の4月に、コロナ禍で世界が一変し、ファスティングや動物のボランティアなどを経験してやっと自分ごとに考えられるようになりました。その時に改めて『Cowspiracy』を見直し初めて衝撃を受け、生活が変わりました。

ヴィーガンのライフスタイルを選択する人の中でも理由は大きく分けると3つあり、『動物のため・環境のため・健康のため』が主な理由だそうです。

私は動物のために始めたのが一番大きな理由ですが、夫は環境には配慮したいけど動物にはそこまで共感はできないタイプ。そして私も動物は苦しめたくないけど魚はかわいそうというよりは2050年には魚よりゴミの方が多くなると言われているので、積極的には食べていません。夫が食べたいと言った時と、友人と外食に行ってお肉か魚かどちらかしかない時は魚を選んでいます。

エストニアで出会った日本人の友人は理解を示してくれたし、私と同じく4月の自粛期間からヴィーガンに移行した友人が3人もいました。私をきっかけに友人がペスクタリアンになったり、うちでホームパーテイーをした時に大豆ミートの唐揚げを作って出したら「これ美味しい!今度作ってみる!」と言ってくれた時はとても嬉しかったです。

Q6. タリンでオススメのヴィーガンカフェやレストランを教えてください!

タリンはヴィーガンのカフェやレストランが多く、3ヶ月住みましたが行ききれませんでした。

ヴィーガンレストランの中でも一番人気は『Vegan restaurant V』。 普段は地元の方や観光客でいっぱいで予約も中々取れないそう。

私が滞在していた期間は観光客がほとんどいなかったので予約なしで入れましたが、地元の人で賑わっていました。ここはヴィーガンレストランですが観光客にも人気で、ヴィーガンではない方からも人気のレストランです。確かにハンバーガーやチーズボール、タコスなど言われなければヴィーガンだとは気づかない料理ばかりでした。

Q7. エストニアでしか食べられないような面白い食材を使った料理はありますか?

エストニアでは赤いカブのようなビーツを使った料理が多く、ヴィーガンレストランでもよく使われていました。

ビーツを皮にしたラヴィオリやパテに使ったハンバーガー、ボルシチ風のスープなど様々な料理に使われていました。

ビーツはミネラルやビタミン、食物繊維が豊富で「食べる輸血」とも呼ばれるスーパーフード。値段も安いし甘味があって美味しいので自炊でもよく使っていました。

Q8. 他にも、Marieさんが普段の生活に取り入れているエコを教えてください。

ファッションで手軽に始められるのはまず今あるお洋服を大切に着ること。そして新しく購入する時は古着屋さんで買うか、環境と動物に配慮されたブランドかしっかり調べてから買うことを意識しています。しっかり調べてブランドのコンセプトを理解してから購入するとより一層大切に使おうと思えます。

普段の生活ではエコバッグやマイボトルを持ち歩いたり、テイクアウトするときにタッパーを持って行ったり。ステンレスのマイストローをゲットしたり、ラップを蜜蝋ラップに変えたりとキッチン用品でも使い捨てから繰り返し使えるものにシフトしました。

Q9. お洋服を大切に着ること、大事ですよね。オススメのエシカルブランドはありますか?

最近はあまり新しい洋服は買っていないですが、買う時は古着屋さんで購入しています。
エストニアで買ったヴィーガンシューズブランドの『Vesh』で買ったヴィーガンレザーのブーツとデンマークの『Samsoe&Samsoe』というブランドのリサイクル素材から出来ているニット帽はお気に入りで毎日着ていました。

MARIE

Instagram : @marie.328

2013年にモデル活動を開始。ミラノとシンガポールにそれぞれ2ヶ月間滞在し、海外でもモデルとして活動。
現在は世界一周中だがコロナウイルスの影響で中断して、タイやエストニアに長期滞在。タイのサムイ島で象の保護施設でのボランティアをきっかけに環境や動物に優しい世界を発信している。

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色々な文化や価値観に触れたいという思いから、夫婦で世界一周をしているMarieさん。
エストニアに滞在する前にいたタイのサムイ島での体験をきっかけに、自然や動物に優しい世界を発信するように。
そんな彼女が、環境保護の考え方が進んでいるヨーロッパの一国、エストニアに3ヶ月間滞在して実際に見て経験したものとは?

Q1. エストニアのエコ事情やトレンドについて教えてください。

日本では昨年からレジ袋が有料になりましたが、エストニアでも有料なので皆手持ちの袋に入れるか、物が少ない場合はそのまま持って帰ります。

スーパーでの日本との大きな違いといえば野菜や果物が計り売りなこと。

ビニール袋に入れて重さを測り、出てきたバーコート付きのシールをビニール袋に貼ります。せっかく袋に入っていないのに毎回ビニール袋を使うのはエコじゃないなと思い、自分でビニール袋を持って行き使い回していました。バーコードを自分で読み取る機械が入り口に置いてありお会計も自分でできるので、ピッと読み込んで直接エコバッグに入れている方もいました。

量り売りだと必要な分だけ買えるのでフードロスも少なくなるし、包装も最低限で済むのでエコにも繋がります。バナナを房からちぎって一本から買えるのはとても驚きました!

エストニアでは大体の商業施設にオーガニック商品の専門店の『Bio market』があり、無農薬の野菜やコーヒーやお菓子などの食品、化粧品や洗剤などの生活用品まで幅広く揃っていました。こんな商品もあるのかと見ているだけでも楽しいのでよく買い物のついでに寄っていました。

タリンではスーパーでもショーケース丸々ヴィーガンコーナーだったり、レストランだけではなく生活にヴィーガンの食生活が馴染んでいるのが分かります。

タリンに2年位住む友人に教えてもらってびっくりしたのが、タリンでもヴィーガンのコーナーがこんなに増えたのはここ半年くらいだそう。
ヨーロッパ、中でも北欧はエコやヴィーガンが進んでいるイメージでしたが、そんな北欧でもここ半年で大きく変化があったのかと思うとこれから先どんどん世界が明るい方向へ変わっていく気がします。

Q2. ヴィーガンの食生活が馴染んでいるというエストニア。 ヴィーガン人口はどれくらいいますか?

若い人たち(15〜24歳)のヴィーガン人口は3%(約3,265人)と言われており、 今もどんどん増えている印象です。

日本ではまだ大規模なヴィーガン人口の調査結果はありませんが、ライフスタイルメディア「Vegewel」が2019年12月に実施した調査によると、20代〜60代の2399人のうち、自身がベジタリアンの食生活を送っていると答えた人が4.8%、ヴィーガンは2.1%でした。
2017年の同調査ではヴィーガン人口が1.0%だったので、ここ数年間で日本でも食生活を見直す人が多くなっていることを表しています。

エストニアに数年住んでいる日本人の友人も7人中3人が去年からヴィーガンに移行していました。
私と同じ理由で自粛期間に世界で起こっていることを調べ、私たちの生活が環境と動物に与える影響を知り優しい生活に変えたいと思ったそうです。

Q3. エストニアの若い層にヴィーガンのライフスタイルが広がる理由はなんでしょうか。

北欧は環境意識が高く、エストニアは林業やニットなどの繊維業が盛んな国なので木製家具やニットなど物を大切に使う習慣があります。

カフェでコーヒーを頼むと付いてくるお砂糖にフェアトレードマークが書いてあったり、スーパーでもエコマークやフェアトレードマークが書いてある商品も多く、過剰な包装も少ないです。

物を大切に使う、持続可能な社会作りを国全体が意識している。
そんな土台があるのでヴィーガンが広まるのも早いのではないかと感じました。

ヴィーガンは環境にも動物にも人にも優しいライフスタイルなので、国が人と環境に優しい取り組みをしているかがとても大切だと思いました。

Q4. Marieさん自身もヴィーガンですが、そのライフスタイルを選んだ理由を教えてください。

2020年のコロナウイルスの影響で世界一周旅行が一ヶ国目のタイで中止になり、そのままタイのサムイ島に半年間滞在しました。自粛が始まった4月に知人に誘われてオンラインで少食ファスティングの指導を受けたんです。そこで教わった食事法は動物性の食品も飲み物も一切摂らない完全菜食の食事法で、朝はスムージーを飲み昼夜の食事は玄米を40g・おかずを60g食べるというもの。
1週間菜食で過ごし栄養学を教わり、植物性の食べ物だけで健康が保たれるというのは目から鱗で驚きでした。

ベジタリアンやヴィーガンの人の存在は知っていましたが、ほとんどの人が宗教上の理由だと思っていたんです。毎日お肉を食べていたくらいお肉が大好きだった私は、それくらい興味を持っていませんでした。
そして食事をきっかけに畜産の現状や海洋問題、環境問題を調べるようになり、想像していたより重い現実があることを知りました。

私は昔から動物が好きでよく動物園に行ったり、将来は犬を飼いたいと思っていたし3月には象の保護施設で1週間ボランティアをしていました。

なので動物性食品を食べることが想像していたより遥かに動物を苦しめていること、そして環境にも影響を与えていて将来自分が子供を授かったとしても地球にはちゃんと住める環境がないかもしれないことを知り大きいショックを受けました。

そこからは毎日食べていたお肉も卵も大好きだったチーズも買わなくなり、外食でもなるべくヴィーガンメニューを選ぶようになりました。ヴィーガンというとストイックでお堅いイメージがありましたが、挑戦してみると幅が狭まるどころか世界が広がりました。

ミルクは豆乳をはじめアーモンドミルクやオーツミルクなど種類豊富にあるし、マヨネーズもチーズもあるし大豆でできたお肉は味付けすればほぼ分からない。 今まで当たり前に食べてきた食事がこんなに簡単に植物性にシフトできるなんて驚いたし、新しいヴィーガン商品を見つけるとウキウキしていました。

ヴィーガンは食事だけではなくライフスタイルなので、化粧品や歯磨き粉などの生活用品も動物性由来の成分が使用されていないか、動物実験が行われていないかチェックするようになりました。

エストニアではスーパーでも普通にヴィーガン製品が売られているので買い物がしやすくて助かりました。

まだ完璧にヴィーガンをできているわけではないし試行錯誤の日々ですが、動物と環境に優しい生活を送っている今の自分が好きだったりします。

Q5. 周りやパートナーの方と食スタイルが違う時はどう対応していますか?

私の夫は元々魚介の方が好きで、家では夫が食事を作ってくれる時は魚、私が作る時はお肉料理が多めでした。外食では私に合わせてお肉を選んでくれることが多かったのですが、今では一緒にヴィーガン料理を食べてくれるか、夫は魚介で私はヴィーガンメニュー、一緒に魚介を食べることの3パターンが多いです。

エストニアではヴィーガン専門のレストランでなくても、大体のレストランにヴィーガンメニューがあるのでそこまで気にせずに色んなレストランに行っていました。ハンバーガー屋やケバブ屋さんでも代替え肉を使ったメニューが一つはあるので、夫は普通のハンバーガー、私はヴィーガンのハンバーガーとヴィーガンでない人とも同じ店で食事を楽しめるのが魅力ですね。

元々は夫が先に環境問題に興味を持っていて、「メタンガスを排出して地球温暖化の原因になっているから牛肉を家で食べるのはやめよう、牛乳も豆乳に変える」と言ってきたのも夫でした。NETFLIXのドキュメンタリー『Cowspiracy』を見せてくれたのですが、その私は自分の仕事や日々のことで精一杯で感想すらあまり覚えていない状態でした。

それから2年ほど経って去年の4月に、コロナ禍で世界が一変し、ファスティングや動物のボランティアなどを経験してやっと自分ごとに考えられるようになりました。その時に改めて『Cowspiracy』を見直し初めて衝撃を受け、生活が変わりました。

ヴィーガンのライフスタイルを選択する人の中でも理由は大きく分けると3つあり、『動物のため・環境のため・健康のため』が主な理由だそうです。

私は動物のために始めたのが一番大きな理由ですが、夫は環境には配慮したいけど動物にはそこまで共感はできないタイプ。そして私も動物は苦しめたくないけど魚はかわいそうというよりは2050年には魚よりゴミの方が多くなると言われているので、積極的には食べていません。夫が食べたいと言った時と、友人と外食に行ってお肉か魚かどちらかしかない時は魚を選んでいます。

エストニアで出会った日本人の友人は理解を示してくれたし、私と同じく4月の自粛期間からヴィーガンに移行した友人が3人もいました。私をきっかけに友人がペスクタリアンになったり、うちでホームパーテイーをした時に大豆ミートの唐揚げを作って出したら「これ美味しい!今度作ってみる!」と言ってくれた時はとても嬉しかったです。

Q6. タリンでオススメのヴィーガンカフェやレストランを教えてください!

タリンはヴィーガンのカフェやレストランが多く、3ヶ月住みましたが行ききれませんでした。

ヴィーガンレストランの中でも一番人気は『Vegan restaurant V』。 普段は地元の方や観光客でいっぱいで予約も中々取れないそう。

私が滞在していた期間は観光客がほとんどいなかったので予約なしで入れましたが、地元の人で賑わっていました。ここはヴィーガンレストランですが観光客にも人気で、ヴィーガンではない方からも人気のレストランです。確かにハンバーガーやチーズボール、タコスなど言われなければヴィーガンだとは気づかない料理ばかりでした。

Q7. エストニアでしか食べられないような面白い食材を使った料理はありますか?

エストニアでは赤いカブのようなビーツを使った料理が多く、ヴィーガンレストランでもよく使われていました。

ビーツを皮にしたラヴィオリやパテに使ったハンバーガー、ボルシチ風のスープなど様々な料理に使われていました。

ビーツはミネラルやビタミン、食物繊維が豊富で「食べる輸血」とも呼ばれるスーパーフード。値段も安いし甘味があって美味しいので自炊でもよく使っていました。

Q8. 他にも、Marieさんが普段の生活に取り入れているエコを教えてください。

ファッションで手軽に始められるのはまず今あるお洋服を大切に着ること。そして新しく購入する時は古着屋さんで買うか、環境と動物に配慮されたブランドかしっかり調べてから買うことを意識しています。しっかり調べてブランドのコンセプトを理解してから購入するとより一層大切に使おうと思えます。

普段の生活ではエコバッグやマイボトルを持ち歩いたり、テイクアウトするときにタッパーを持って行ったり。ステンレスのマイストローをゲットしたり、ラップを蜜蝋ラップに変えたりとキッチン用品でも使い捨てから繰り返し使えるものにシフトしました。

Q9. お洋服を大切に着ること、大事ですよね。オススメのエシカルブランドはありますか?

最近はあまり新しい洋服は買っていないですが、買う時は古着屋さんで購入しています。
エストニアで買ったヴィーガンシューズブランドの『Vesh』で買ったヴィーガンレザーのブーツとデンマークの『Samsoe&Samsoe』というブランドのリサイクル素材から出来ているニット帽はお気に入りで毎日着ていました。

MARIE

Instagram : @marie.328

2013年にモデル活動を開始。ミラノとシンガポールにそれぞれ2ヶ月間滞在し、海外でもモデルとして活動。
現在は世界一周中だがコロナウイルスの影響で中断して、タイやエストニアに長期滞在。タイのサムイ島で象の保護施設でのボランティアをきっかけに環境や動物に優しい世界を発信している。

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