世界中の人々といつでも繋がれるこの時代
【わたしが旅する理由 #findyouraww】HARUNA
「好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない新しいライフスタイルを自分で作り上げていく。
この連載はそんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる
人となり、ライフスタイル、
そしてわたしたちが旅する理由をひも解きます。
ワクワクする非日常への一歩を踏み出せるようになりたい
「わたし」へ向けて。
私が旅する理由
第19回目は、『国境も言語も性別も超えて、世界中の人の心を癒すことができる』"香り"に魅了されて、会社員から独立し、フレグランスデザイナーに転身したHARUNAさんにインタビュー。旅が日々のエッセンスだという彼女のストーリーとは。
Profile
HARUNA
株式会社Selenophile(セレノファイル)代表取締役 『わたしだけが知っているわたしの望む香り』をテーマに、オーガニック・野生種の精油・天然香料を使用して香りをデザイン。現在は、大阪万博ドミニカ共和国の香りなどを担当し活動中。
職業:Fragrance Designer
好きな地域:インド、カッパドキア、奄美大島
Q.初めての旅はいつでしたか?
両親がアクティブで旅好きだったので、小さい頃から家族で出かけることが多かったです。スマホがない時代に世界地図を見ながら、日本やシンガポールの場所を父親から教えてもらった時に、「世界はこんなに広いんだ」という衝撃があり、この世界地図を実際に訪れて埋めて行きたい
と思うようになりましたね。
高校生の時には父の仕事関係でシンガポールに住んでいたんですが、その前に中学生で一度現地に行くことになり、その旅で強い衝撃を受けました。日常生活の中でも公用語が4カ国の言語が使われていたり、とにかく驚きの連続でした。
例えば、中国人や西洋人はタクシーで移動するけど、労働者のインド人は高速道路をトラックの荷台でビニールシートを被って大人数で移動していたり。
シンガポールが今みたいにまだ発展していない時で、初めて貧富の差を目の当たりにした経験でした。
Q.なかなか日本では体感できない経験ですね。たくさん旅行されてきた中で、一番印象的な国はどこでしたか?
断然インドです!何度でも行きたい、どっぷりハマった国です。
日本では決して見ることのできない光景がとてもショッキングで。(当時はガンジス川で死体が流れていた時代だったので、)ガンジス川で死体が流れている隣で、聖水を浴びていたり、日本人の感覚ではあり得ない景色が広がっていました。
行くことになったきっかけは、マザーテレサのドキュメンタリーを見て、私もその場所に訪問しなきゃと心が動かされたことです。
そこで出会ったのは、孤児の子供達や、「ただ死を待つ人の部屋」で生死に直面する人々でした。「自分は日本人に生まれ、恵まれて生きてきた」ということを再認識すると同時に、「生きている」ことを実感する感覚を味わいました。
Q.ドキュメンタリーに心動かされて現地を訪れる行動力、素敵です!現在のフレグランスのお仕事を始めたきっかけは何でしたか?
社会人時代に自分自身が香りを通して救われたのがきっかけです。
というのも、大学生を卒業した後10年間、社会人として3社を経験しバリバリ働いていました。
そんな心も体も疲れた時にアロマと出会い、深夜残業中で眠れない時には、見様見真似でティッシュにアロマを垂らして癒されてました。
当時は独立するつもりはなかったんですが、休日にアロマ検定を受けたり資格をとったりする中で、自分が自分らしく生きていくために、この場所にいることへ疑問を感じ始め、今後のキャリアを考えはじめました。
悩みに悩んだ末、2017年に独立を決意しましたね。
Q.会社員勤めから独立の選択は"勇気"のいるものだと思いますが、どうやって決断しましたか?
正直、守られてきた安定からフリーランスを選択することに2年ほど悩みました。あの頃はフリーランスがあまり浸透していない時代だったのと、香りの分野に飛び込むことを相談すると、周りから「病んでる?」と心配されたり。(笑)
そんな周りからの視線や環境が変わることへの不安など、葛藤は本当にたくさんありました。
独立を悩んでいる期間にも、香りの勉強は続けていたんですが、
家族に出来上がった香りを試してもらった時、一呼吸で笑顔になる姿を見て、心から嬉しくなったんです。そんな周りの笑顔を見ると、自然と自分も笑顔になっていたり。
「香り」は言葉がいらない。人を笑顔にできる。
最終的に、自分が”香りの力に助けられた”経験や、香りの勉強を何よりも自分が一番楽しんでいることに気付いたので、思い切って独立する決意をしました。
決断するまでのモヤモヤして過ごす時間は本当にしんどかったけど、
その期間があったからこそ「自分は何が心地よいのか」「ワクワクする時間はいつか」「人生の優先順位は?」って自分の気持ちに素直に向き合えたんだと思います。
Q.たくさん辛い悩んだ期間があったからこそ、自分が本当に好きなものに気付けたんですね。今は香りのお仕事を大阪万博でもされていると思いますが、どうやってそのお仕事に繋がったのですか?
2年前のコロナ期間にJICA(ジャイカ)さんとのご縁があったのがきっかけです。
京都の和束町で地域リブランディングのお仕事を任せていただき、その時に街の香りを作らせてもらった経緯から、中米カリブ海のドミニカ共和国でも、同じような形で新しい国際協力の事業を立ち上げられないかとご相談をいただいたのが始まりでした。
「香りを作る」と言っても、まだ行ったことのない国で何もわからない状態でのスタートだったので、まずは現地を訪れようと思い、視察で1ヶ月間ドミニカ共和国に行ってあちこちを見てきました。
現地では日系人の方がアロマの原料となる植物を育てていたり、ドミニカ人も1日に3回お風呂に入るほど香りに興味のある国なのですが、現地にはアロマを作るラボがないために、オーガニックのアロマが海外からの輸入に頼っているという現状を知ることができました。
「こんなにも生命力豊かな植物がそこら中にあるのに、活かされていない...!」
居ても立ってもいられなくなり、現地でもアロマ制作ができるように、私が日本からドミニカ共和国へ蒸留機を輸出しました。農園にも現地の人と足を運び、材料を採取するところから一緒に学びました。
現地の人が農家さんへのリスペクトを持てるように、
また香りが生まれるプロセスを学ぶことで、それに見合った値段設定もできるようになど、
いい循環が生まれるカリキュラムを作っていきました。
結果として、香り×国際協力という新しい形が出来上がりました。その時に、せっかくならとドミニカ共和国を象徴する香りを作ったのですが、タイミングよく今年の大阪万博でも、「この香りを演出してもらえないか」と大使館の方から依頼がありました。
Q.もともと国際協力には興味があったんですか?
ありましたね。ずっと「世界平和になる活動がしたい」という思いはあり、就職活動も国際協力関係で考えた時期もありました。
ただ、それを仕事にして生きていくには現実的に厳しいと壁にぶち当たり、一度はその夢を諦めていました。それが巡り巡って”香り”を通して夢だった国際協力ができることが凄く嬉しかったです。
Q.海外生活や旅を通じて得た経験が今の国際協力の活動に繋がっているんですね。旅が仕事のインスピレーションになっていますか?
なっていますね。
私にとって旅は五感をフル活用する時間。香りは記憶と連動すると言われていますが、自分がお仕事で香りを作るとなった時に、過去の旅が私の引き出しを増やしてくれて、表現の幅が広がっているなとよく感じます。
Q.旅は五感をフル活用する時間!とても共感します。
お気に入りの旅の過ごし方はありますか?
まず、現地に売っている香りアイテムのチェックは必ずします。あとはローカルのご飯を食べたり、海外だとローカルのビールの味が日本の味と違うのか、など食を楽しむことも好きです。
でも、あえて何もしない時間が一番好きですね。
Q.あえて何もしない場所でおすすめがあれば教えてください。
断然、奄美大島がおすすめです!ただ、波の音に耳を澄ませて、海にぷかぷか浮く。東京でごちゃごちゃした頭の中を整理する時間を持てる場所です。
パソコンで言うとゴミ箱に入れる作業ですね(笑)
溜まっていた黒いものをまっさらにリセットする感覚
香りの仕事は、自分のコンディションが香りに影響しちゃうので、定期的にリセットしてコンディションを保ち、良い状態の自分で香りを作れるような”余白”を常に意識しています。
なので旅で自然に触れる時間は、私にとって必要不可欠(笑)
ヨガ・瞑想でリセットする時間も大切にしています。
Q.FounderのMegumiも奄美大島が大好きなのですが、同じことを言っていました(笑)今後、旅と香りを掛け合わせた新しい挑戦や夢はありますか?
ご縁のある地域や、お仕事で関わってくださっている方々に還元をしていきたいです。例えば、石川県だと地震の被害にあわれた方々に、そのエリアで採れるアロマの原料で香りを作り、売り上げの一部を現地の復興支援として寄付する流れを作れたらなと考えています。
Q.最後に、HARUNAさんにとって旅とはなんですか?
わたしにとって旅はエッセンス。
五感をフル活用して体験する旅は、感覚の引き出しを増やしてくれる時間です。
香りは記憶と強く結びついていて、そのときの空気や風景、人との会話さえも、一緒に香りとして残っていく気がします。
だから、香りを作るときにふと、「あの旅先で感じた空気感だ」と思い出すことがあるんです。
心を動かされた体験の一つ一つがエッセンスとなって、時を超えて香りの仕事に息づいていく。今すぐにはかたちにならなくても、いつか必ず、香りのどこかに溶け込んでくれる存在です。
旅はエッセンス、本当に素敵な言葉です!
いつか、AwwHOUSEでも"自分だけのオリジナル香りを作る"
イベントをしたいです。
色々お話しお聞かせいただき、ありがとうございました!
世界中の人々といつでも繋がれるこの時代
「好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない新しいライフスタイルを自分で作り上げていく。
この連載はそんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる
人となり、ライフスタイル、
そしてわたしたちが旅する理由をひも解きます。
ワクワクする非日常への一歩を踏み出せるようになりたい
「わたし」へ向けて。
私が旅する理由
第19回目は、『国境も言語も性別も超えて、世界中の人の心を癒すことができる』"香り"に魅了されて、会社員から独立し、フレグランスデザイナーに転身したHARUNAさんにインタビュー。旅が日々のエッセンスだという彼女のストーリーとは。
Profile
HARUNA
株式会社Selenophile(セレノファイル)代表取締役 『わたしだけが知っているわたしの望む香り』をテーマに、オーガニック・野生種の精油・天然香料を使用して香りをデザイン。現在は、大阪万博ドミニカ共和国の香りなどを担当し活動中。
職業:Fragrance Designer
好きな地域:インド、カッパドキア、奄美大島
Q.初めての旅はいつでしたか?
両親がアクティブで旅好きだったので、小さい頃から家族で出かけることが多かったです。スマホがない時代に世界地図を見ながら、日本やシンガポールの場所を父親から教えてもらった時に、「世界はこんなに広いんだ」という衝撃があり、この世界地図を実際に訪れて埋めて行きたい
と思うようになりましたね。
高校生の時には父の仕事関係でシンガポールに住んでいたんですが、その前に中学生で一度現地に行くことになり、その旅で強い衝撃を受けました。日常生活の中でも公用語が4カ国の言語が使われていたり、とにかく驚きの連続でした。
例えば、中国人や西洋人はタクシーで移動するけど、労働者のインド人は高速道路をトラックの荷台でビニールシートを被って大人数で移動していたり。
シンガポールが今みたいにまだ発展していない時で、初めて貧富の差を目の当たりにした経験でした。
Q.なかなか日本では体感できない経験ですね。たくさん旅行されてきた中で、一番印象的な国はどこでしたか?
断然インドです!何度でも行きたい、どっぷりハマった国です。
日本では決して見ることのできない光景がとてもショッキングで。(当時はガンジス川で死体が流れていた時代だったので、)ガンジス川で死体が流れている隣で、聖水を浴びていたり、日本人の感覚ではあり得ない景色が広がっていました。
行くことになったきっかけは、マザーテレサのドキュメンタリーを見て、私もその場所に訪問しなきゃと心が動かされたことです。
そこで出会ったのは、孤児の子供達や、「ただ死を待つ人の部屋」で生死に直面する人々でした。「自分は日本人に生まれ、恵まれて生きてきた」ということを再認識すると同時に、「生きている」ことを実感する感覚を味わいました。
Q.ドキュメンタリーに心動かされて現地を訪れる行動力、素敵です!現在のフレグランスのお仕事を始めたきっかけは何でしたか?
社会人時代に自分自身が香りを通して救われたのがきっかけです。
というのも、大学生を卒業した後10年間、社会人として3社を経験しバリバリ働いていました。
そんな心も体も疲れた時にアロマと出会い、深夜残業中で眠れない時には、見様見真似でティッシュにアロマを垂らして癒されてました。
当時は独立するつもりはなかったんですが、休日にアロマ検定を受けたり資格をとったりする中で、自分が自分らしく生きていくために、この場所にいることへ疑問を感じ始め、今後のキャリアを考えはじめました。
悩みに悩んだ末、2017年に独立を決意しましたね。
Q.会社員勤めから独立の選択は"勇気"のいるものだと思いますが、どうやって決断しましたか?
正直、守られてきた安定からフリーランスを選択することに2年ほど悩みました。あの頃はフリーランスがあまり浸透していない時代だったのと、香りの分野に飛び込むことを相談すると、周りから「病んでる?」と心配されたり。(笑)
そんな周りからの視線や環境が変わることへの不安など、葛藤は本当にたくさんありました。
独立を悩んでいる期間にも、香りの勉強は続けていたんですが、
家族に出来上がった香りを試してもらった時、一呼吸で笑顔になる姿を見て、心から嬉しくなったんです。そんな周りの笑顔を見ると、自然と自分も笑顔になっていたり。
「香り」は言葉がいらない。人を笑顔にできる。
最終的に、自分が”香りの力に助けられた”経験や、香りの勉強を何よりも自分が一番楽しんでいることに気付いたので、思い切って独立する決意をしました。
決断するまでのモヤモヤして過ごす時間は本当にしんどかったけど、
その期間があったからこそ「自分は何が心地よいのか」「ワクワクする時間はいつか」「人生の優先順位は?」って自分の気持ちに素直に向き合えたんだと思います。
Q.たくさん辛い悩んだ期間があったからこそ、自分が本当に好きなものに気付けたんですね。今は香りのお仕事を大阪万博でもされていると思いますが、どうやってそのお仕事に繋がったのですか?
2年前のコロナ期間にJICA(ジャイカ)さんとのご縁があったのがきっかけです。
京都の和束町で地域リブランディングのお仕事を任せていただき、その時に街の香りを作らせてもらった経緯から、中米カリブ海のドミニカ共和国でも、同じような形で新しい国際協力の事業を立ち上げられないかとご相談をいただいたのが始まりでした。
「香りを作る」と言っても、まだ行ったことのない国で何もわからない状態でのスタートだったので、まずは現地を訪れようと思い、視察で1ヶ月間ドミニカ共和国に行ってあちこちを見てきました。
現地では日系人の方がアロマの原料となる植物を育てていたり、ドミニカ人も1日に3回お風呂に入るほど香りに興味のある国なのですが、現地にはアロマを作るラボがないために、オーガニックのアロマが海外からの輸入に頼っているという現状を知ることができました。
「こんなにも生命力豊かな植物がそこら中にあるのに、活かされていない...!」
居ても立ってもいられなくなり、現地でもアロマ制作ができるように、私が日本からドミニカ共和国へ蒸留機を輸出しました。農園にも現地の人と足を運び、材料を採取するところから一緒に学びました。
現地の人が農家さんへのリスペクトを持てるように、
また香りが生まれるプロセスを学ぶことで、それに見合った値段設定もできるようになど、
いい循環が生まれるカリキュラムを作っていきました。
結果として、香り×国際協力という新しい形が出来上がりました。その時に、せっかくならとドミニカ共和国を象徴する香りを作ったのですが、タイミングよく今年の大阪万博でも、「この香りを演出してもらえないか」と大使館の方から依頼がありました。
Q.もともと国際協力には興味があったんですか?
ありましたね。ずっと「世界平和になる活動がしたい」という思いはあり、就職活動も国際協力関係で考えた時期もありました。
ただ、それを仕事にして生きていくには現実的に厳しいと壁にぶち当たり、一度はその夢を諦めていました。それが巡り巡って”香り”を通して夢だった国際協力ができることが凄く嬉しかったです。
Q.海外生活や旅を通じて得た経験が今の国際協力の活動に繋がっているんですね。旅が仕事のインスピレーションになっていますか?
なっていますね。
私にとって旅は五感をフル活用する時間。香りは記憶と連動すると言われていますが、自分がお仕事で香りを作るとなった時に、過去の旅が私の引き出しを増やしてくれて、表現の幅が広がっているなとよく感じます。
Q.旅は五感をフル活用する時間!とても共感します。
お気に入りの旅の過ごし方はありますか?
まず、現地に売っている香りアイテムのチェックは必ずします。あとはローカルのご飯を食べたり、海外だとローカルのビールの味が日本の味と違うのか、など食を楽しむことも好きです。
でも、あえて何もしない時間が一番好きですね。
Q.あえて何もしない場所でおすすめがあれば教えてください。
断然、奄美大島がおすすめです!ただ、波の音に耳を澄ませて、海にぷかぷか浮く。東京でごちゃごちゃした頭の中を整理する時間を持てる場所です。
パソコンで言うとゴミ箱に入れる作業ですね(笑)
溜まっていた黒いものをまっさらにリセットする感覚
香りの仕事は、自分のコンディションが香りに影響しちゃうので、定期的にリセットしてコンディションを保ち、良い状態の自分で香りを作れるような”余白”を常に意識しています。
なので旅で自然に触れる時間は、私にとって必要不可欠(笑)
ヨガ・瞑想でリセットする時間も大切にしています。
Q.FounderのMegumiも奄美大島が大好きなのですが、同じことを言っていました(笑)今後、旅と香りを掛け合わせた新しい挑戦や夢はありますか?
ご縁のある地域や、お仕事で関わってくださっている方々に還元をしていきたいです。例えば、石川県だと地震の被害にあわれた方々に、そのエリアで採れるアロマの原料で香りを作り、売り上げの一部を現地の復興支援として寄付する流れを作れたらなと考えています。
Q.最後に、HARUNAさんにとって旅とはなんですか?
わたしにとって旅はエッセンス。
五感をフル活用して体験する旅は、感覚の引き出しを増やしてくれる時間です。香りは記憶と強く結びついていて、そのときの空気や風景、人との会話さえも、一緒に香りとして残っていく気がします。
だから、香りを作るときにふと、「あの旅先で感じた空気感だ」と思い出すことがあるんです。
心を動かされた体験の一つ一つがエッセンスとなって、時を超えて香りの仕事に息づいていく。今すぐにはかたちにならなくても、いつか必ず、香りのどこかに溶け込んでくれる存在です。
旅はエッセンス、本当に素敵な言葉です!
いつか、AwwHOUSEでも
"自分だけのオリジナル香りを作る"
イベントをしたいです。
色々お話しお聞かせいただき、ありがとうございました!
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