世界中の人々といつでも繋がれるこの時代
【わたしが旅する理由 #findyouraww】MEGUMI
「好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない
新しいライフスタイルを自分で作り上げていく。
この連載はそんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる
人となり、ライフスタイル、
そしてわたしたちが旅する理由をひも解きます。
ワクワクする非日常への一歩を
踏み出せるようになりたい
「わたし」へ向けて。
私が旅する理由
第14回目は、3月8日の*国際女性デーを記念して、Aww Founderの石田めぐみ(以下Megumi)をインタビュー!
ライターMaayaの個人的なロールモデルでもあるMegumiさん。数々の旅やブランド立ち上げを経て再確認した自分の原点、今年でブランド設立5年目を迎えたAwwの実現したい世界、そんな彼女の旅する理由を紐解きます。
* 国際女性デーは、1904年3月8日にアメリカの女性たちが参政権を求めてデモを行ったことをきっかけでスタート。1975年には「広く女性の社会参加を呼びかけるための記念日」として、国連で正式に制定され、女性の経済的、政治的、そして社会的地位においてジェンダー平等を尊重する日として世界各地でイベントが行われるようになりました。
writer/editor:
MAAYA SATO
“「旅」が私を変えてくれた”
- Awwを始めたきっかけはなんでしたか?
大学生の時に、訪れたアメリカ・サンディエゴの旅がきっかけです。
昔から「自分らしく生きる」というところに難しさを感じていて... “女性として”、”社会人として” 自分が求められる姿を意識して生活して、気づけば当たり前のように大学に入り、周りが行きたがる会社への就職を目指していました。
そんな自分にどこか違和感を感じながらも、 その時はそれ以外の選択肢を考えることもなく、他人のレールを生きていました。当然就活だって勉強だって、何もかもうまくいかなくて。それはそうですよね、だって心の底からやりたいと思っていないんだから。
そしてある時、何かが爆発したように鬱状態になり、今までの環境からとにかく逃げ出したくなったんです。 現実逃避として訪れたアメリカ・サンディエゴでしたが、そこでの生活はまさに目から鱗の連続。
いくつになっても自分の興味関心に素直に、そしてイキイキと自己表現をして生きている人たち。 そこには年齢という枠も、肩書きという枠も、そして性別や国籍という枠も何もないキラキラした世界がありました。 自分の今まで生きてきた環境とか関係なく「私」として接してくれる。
(もちろんアメリカには人種差別など社会問題がかなり深く根付いているのも現実です。私がその時触れた環境は、多国籍で柔軟性のある人たちが多く、とてもラッキーだったと思います。)
それまで狭い価値観で限られた選択肢しか見ることができず、他人の人生を生きてしまっていたように感じていた私は、この時完全に解放され、 「もっともっといろんな世界を見てみたい…!」と 思うようになりました。これが私の中での「Aww」の原点。
旅を通じて自分を見つけることを、1人でも多くの人に体験してほしいと思って、2018年に会社員を辞めて、2020年に旅ブランドを始めました。
“女性は欲ばり(笑)シームレスに使える商品を目指して”
- なぜトラベルグッズだったのですか?
スーツケースって、あまりこだわって選んでいる人がいないイメージでした。数千円の安価な商品を使い捨てるように気にせずに買うか、10万円以上もするブランドものをとりあえず買う派に分かれている気がしました。
私自身もそうですが、女性って欲ばりだと思います(笑)旅を重ねていく中で、機能性はもちろん、デザイン面においても「こういうのがあったらいいな」と思うこともたくさんあり、 そういったトラベラーならではの視点をふんだんに盛り込んでスーツケースを無性に作りたくなったんです。
機能性もデザインも、絶対に妥協したくないので、自分で実際に何回も使って納得のいく形で世の中に届けたいと思っています。
なので構想して実際に商品企画を進め、販売にこぎつけるまで延べ約1年半以上かかりました(苦笑)
ブランドを立ち上げてからは、子供を授かったこともあり、一人旅でも、家族連れでも、日常使いでも、旅先でも。シーンを限定せずにシームレスに使える商品を目指して日々作っています。
“毎日涙が止まらなかった立ち上げ期”
- 事業をスタートしてから思い出に残っているエピソードはありますか?
ブランドを初めてすぐにコロナ禍に突入し、さらに妊娠が発覚しました。結婚や出産の適齢期だし、長年付き合っているパートナーがいたので、妊娠は自然な流れでした。
だけど、一生かけてやっていきたいと思う事業をスタートし、まさにこれからというタイミング。完全に戦闘モードに入りかけていた私にとって、妊娠は急な戦力外通告にも思えてしまった。
こんなに熱い想いで「世の中の固定概念を覆し、自ら望むライフスタイルを作り出していくボーダーレスな生き方」を提唱しているにも関わらず、あっという間に、"赤ちゃんができたら仕事との両立は難しい"なんて固定概念に押しつぶされてしまいました。
つわりがひどくなると共に思考回路もどんどんネガティブに。
「こうやって始めた自分の事業も、きっと形にならず終わっていく。」
子供が生まれたら自分の時間も取れなくなり、私の人生もこうやって中途半端に終焉する。不謹慎だけどそんな思考が止まらなくなり、毎日涙が止まりませんでした。
それでも、約2ヶ月の寝たきり生活を経てつわりが明けると、マインドも少しずつ変わっていきました。一人でやろうとしていたことを、人に任せたり、頼ろうと意識が変わってきたんです。
“自分の枠を壊してくれる「Aww」”
- 意識が変わったきっかけは?
子供を産む前は、カフェとか電車で泣いたらどうしよう、色んなことができなくなってしまう、と不安でいっぱいでした。でもいざ子供を産んでみると、意外と優しい人が多いことに感動して。
無意識のうちに、全部自分でやらなければいけないとか、人に迷惑をかけちゃいけないって感じていたけど、仕事でも子育てでも自分が心を開けば、助けてくれる人がいる。思い切って旅に出たら、自分の世界が広がって人生が変わったように、見方や感じ方一つでこんなにも変わる。
そこに気づいてからは、家族や友人のサポートはもちろん、市とか区が実施しているサービスや、民間の有料サービスを調べて積極的に活用しました。うまく活用することでオンオフができました。
- その頃、ちょうど私がAwwのお仕事をお手伝いするようになったタイミングでしたね。いつ連絡しても返事が返ってくるので休めているか心配でした!
そうですね。会社員ではないので定められた「休暇」はないですが、逆に自分で仕事をする時間としない時間をコントロールできるので、子育て中の私には融通がきくこの働き方が合っていて。
無痛分娩で産んだので、分娩台でも仕事をしていたくらいです(笑)
好きなことを仕事にして、時間を自分でコントロールして、子供が病気になったら子供を優先するなど融通がきく。むしろおすすめです!
“「Aww」全部の肩書きとか鎧を脱いで、丸裸の自分に戻れるのが旅”
- どうやって仕事とプライベートのバランスをとっていますか?
素の自分に戻れる1人の時間を、月に一度でもいいので持つことを意識しています。
去年はPOP UPで世界や日本各地を飛び回ったり、新商品のローンチがたくさん合ったり、旅をする時間もなくて、とても忙しい一年でした。
そして気がつけば、丸1日空いた時に何がしたいかわからなくなるくらい「Aww」って感動もしなくなっていて。正直苦しい時もありました。
ある時、子供が病気になってしまって、夫も出張で、私も仕事でどうしても都合がつかず、一晩だけ親に預けて家で夜一人きりになったことがありました。
ウーバーで宅配して、コーヒーを飲みながら映画を見る。
何気ない時間かもしれないけれど、その時間がとても新鮮でした。
仕事をしている誰かでもなく、母でもなく、素の自分でいられる時間。
私にとって、旅もそう。
全部の肩書きとか鎧を脱いで、丸裸の自分に戻れる時間。
日々の忙しさに飲み込まれ、自分のことが後回しになって、気がつかないうちにストレスになっていたのかもしれないと気づきました。だから月に一度、夫も私も、仕事と同じように自分だけの時間を確保することを大切にしています。
“正解はない。自分に合ったライフスタイルを選べること”
- 今年の国際女性デーのテーマは、“Inspire Inclusion”
インクルーシブな社会を作るために、どんなことが必要だと感じますか?
女性活躍と聞くと、女性の就業率や、女性管理職比率を増やすことにフォーカスされることが多いと思いますが、働くも働かないも全てにおいて選択肢がある、ということが鍵になってくると思います。
私も含めてそうでしたが、同調圧力、もしくは洗脳と呼ぶべきか...「こうしないといけない」って無意識のうちに自分をがんじがらめにしてしまう。選択肢があることに気が付かない人が意外と多い気がします。
子供が生まれたら一度休んでもいい。周りに助けを求めることは悪じゃない。
「正解」を求めるのではなくて、自分に合ったライフスタイルを送れるような選択肢を知っておくといいと思います。
“働く人たちの「好き」や「やりたい」を引き出したい”
- スタッフの8割が女性ですが、女性が働きやすい会社を作るコツは?
2拠点生活、フルリモート、旅しながら、海外在住など、Awwには色んな働き方の仲間がいますが、勝ち負けや、結果にこだわることよりも、働く人たちの「好き」や、「挑戦したい」と思えることを引き出すことを意識しています。
自分ごととしてやりたいと思えることを引き出すことで、関係性的にも長続きするし、好きなことをやるので働く側のモチベーションも上がる。それが良い結果にもつながると考えています。
“世界を震わせるような、心が動く瞬間を作りたい。”
- Awwを通して実現したい世界は?
昔から固定概念をぶっ壊したい、反抗心のあるタイプでした(笑)
子供の頃からピアノやバンドなど音楽もやっていた影響もあると思います。その場所にいる人たち全員と感動を共有できる、心を動かすあの感覚。
「Aww」と感動を与える瞬間、世界を震わせるような、心が動く瞬間を作りたい。そのワクワクを一緒に作りたいというベースがあると思います。
仕事も、自分一人がクリエイターになるというよりは、共感できる仲間と一緒に感動を共有できるチームがいることが理想。今は徐々にそれができつつあって、理想に一歩近づいている。
個人的にも、家族の時間や、気ままに旅に出ること、素敵な家に住むこと、全部諦めたくない。仕事もやりたいことをカタチにしたい。全部叶えたいんです。
固定概念を覆すような、心動かすAwwな瞬間を生み出したい。
そして、その感動が自由に自分らしく生きるきっかけになって欲しい。
そんな温かくてエネルギッシュな世界を作り出してみたいとずっと思っています。
“Awwが目指すのは、旅を通じた持続可能な社会の実現”
- Awwと言えば、サステナブルな取り組みも積極的に行っていますよね!
飛行機などの移動手段をはじめ、二酸化炭素排出量が多く環境負荷が大きいと言われている旅。
でも旅に出て世界を知ること、自然の豊かさや荘厳さを体感することこそが、持続可能な社会を築き共存していくために必要な感性なんじゃないかと思っています。
「サステナブルに旅を楽しむことが、持続可能な未来を作ることに繋がる。」
Awwを通じてそんな意識の啓蒙と循環を作ることができたら...と、様々な取り組みをはじめています。
梱包素材を減らし、コットンバッグでお届けするようにしたり、スーツケースの回収プログラム、サボテンレザーやアップルレザーなどのビーガンレザーを使用した商品開発、できるところから少しずつ。環境に負荷をかけないサステナブルなモノづくりを通して、この美しい地球を次の世代にも受け継いでいけるようにしたいです。
“好きな時に、好きな場所で、好きな人と好きなことをする”
- 今後挑戦したいことはありますか?
「好きな時に、好きな場所で、好きな人と好きなことをする」
そんな非日常と日常の境目が曖昧となった理想のライフスタイルをAwwを通して実現すること。
その一環として小豆島に自分たちで運営する一棟貸しのホテルを準備中です。リラックスできるプライベートな宿泊空間以外にも、
キッチンがついているオープンスペースも作っていて、イベントスペースとしても使えるようなイメージ。
ありきたりなホテルじゃなくて、受け継がれてきたその土地の人の思いと、自分たちの感性と、そこに訪れてくれる人の感性が混じり合うようなユニークなステイ空間。
ここに来ればといつも新しい”Aww”に出会える。
そんな場所にしたいです。
イベントスペースでは、毎月誰かしらと一緒にコラボして、アートのワークショップなどイベントを開催したいですね。
DJ Mayaの小豆島ナイトなんてどう?(笑)
最終的には、世界各地にそういう場所がたくさんあって、同じ価値観の人たちと、まるで「家をシェア」するみたいに過ごせたら、とずっと思っているんです。
好きな時に好きな場所で過ごす、そんな夢のようなライフスタイルに向けて邁進中です!
- Megumiさんって、枠に囚われず次々と挑戦していて面白い!今もAwwを通じて知り合ったスペイン在住の方と、お家を交換する「ホームエクチェンジ」をしていますよね!
Awwを通じてたくさんのライフスタイルと出会い、世界各地で自分らしく生きる人たちともっと繋がっていきたい!と、Aww Communityも立ち上げました。
私が今回挑戦しているホームエクスチェンジについてや、その他ライフスタイルについて、@awwtravel_communityでも発信しているのでぜひチェックしてみてください!
- 楽しくてあっという間のお時間でした。
DJも全力で盛り上げるので、いつかコラボしましょう!
世界中の人々といつでも繋がれるこの時代
「好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない新しいライフスタイルを自分で作り上げていく。
この連載はそんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる
人となり、ライフスタイル、
そしてわたしたちが旅する理由をひも解きます。
ワクワクする非日常への一歩を踏み出せるようになりたい
「わたし」へ向けて。
私が旅する理由
第14回目は、3月8日の*国際女性デーを記念して、Aww Founderの石田めぐみ(以下Megumi)をインタビュー!
ライターMaayaの個人的なロールモデルでもあるMegumiさん。数々の旅やブランド立ち上げを経て再確認した自分の原点、今年でブランド設立5年目を迎えたAwwの実現したい世界、そんな彼女の旅する理由を紐解きます。
* 国際女性デーは、1904年3月8日にアメリカの女性たちが参政権を求めてデモを行ったことをきっかけでスタート。1975年には「広く女性の社会参加を呼びかけるための記念日」として、国連で正式に制定され、女性の経済的、政治的、そして社会的地位においてジェンダー平等を尊重する日として世界各地でイベントが行われるようになりました。
writer: MAAYA SATO
“「旅」が私を変えてくれた”
- Awwを始めたきっかけはなんでしたか?
大学生の時に、訪れたアメリカ・サンディエゴの旅がきっかけです。
昔から「自分らしく生きる」というところに難しさを感じていて... “女性として”、”社会人として” 自分が求められる姿を意識して生活して、気づけば当たり前のように大学に入り、周りが行きたがる会社への就職を目指していました。
そんな自分にどこか違和感を感じながらも、 その時はそれ以外の選択肢を考えることもなく、他人のレールを生きていました。当然就活だって勉強だって、何もかもうまくいかなくて。それはそうですよね、だって心の底からやりたいと思っていないんだから。
そしてある時、何かが爆発したように鬱状態になり、今までの環境からとにかく逃げ出したくなったんです。 現実逃避として訪れたアメリカ・サンディエゴでしたが、そこでの生活はまさに目から鱗の連続。
いくつになっても自分の興味関心に素直に、そしてイキイキと自己表現をして生きている人たち。 そこには年齢という枠も、肩書きという枠も、そして性別や国籍という枠も何もないキラキラした世界がありました。 自分の今まで生きてきた環境とか関係なく「私」として接してくれる。
(もちろんアメリカには人種差別など社会問題がかなり深く根付いているのも現実です。私がその時触れた環境は、多国籍で柔軟性のある人たちが多く、とてもラッキーだったと思います。)
それまで狭い価値観で限られた選択肢しか見ることができず、他人の人生を生きてしまっていたように感じていた私は、この時完全に解放され、 「もっともっといろんな世界を見てみたい…!」と 思うようになりました。これが私の中での「Aww」の原点。
旅を通じて自分を見つけることを、1人でも多くの人に体験してほしいと思って、2018年に会社員を辞めて、2020年に旅ブランドを始めました。
“女性は欲ばり(笑)シームレスに使える商品を目指して”
- なぜトラベルグッズだったのですか?
スーツケースって、あまりこだわって選んでいる人がいないイメージでした。数千円の安価な商品を使い捨てるように気にせずに買うか、10万円以上もするブランドものをとりあえず買う派に分かれている気がしました。
私自身もそうですが、女性って欲ばりだと思います(笑)旅を重ねていく中で、機能性はもちろん、デザイン面においても「こういうのがあったらいいな」と思うこともたくさんあり、 そういったトラベラーならではの視点をふんだんに盛り込んでスーツケースを無性に作りたくなったんです。
機能性もデザインも、絶対に妥協したくないので、自分で実際に何回も使って納得のいく形で世の中に届けたいと思っています。
なので構想して実際に商品企画を進め、販売にこぎつけるまで延べ約1年半以上かかりました(苦笑)
ブランドを立ち上げてからは、子供を授かったこともあり、一人旅でも、家族連れでも、日常使いでも、旅先でも。シーンを限定せずにシームレスに使える商品を目指して日々作っています。
“毎日涙が止まらなかった立ち上げ期”
- 事業をスタートしてから思い出に残っているエピソードはありますか?
ブランドを初めてすぐにコロナ禍に突入し、さらに妊娠が発覚しました。結婚や出産の適齢期だし、長年付き合っているパートナーがいたので、妊娠は自然な流れでした。
だけど、一生かけてやっていきたいと思う事業をスタートし、まさにこれからというタイミング。完全に戦闘モードに入りかけていた私にとって、妊娠は急な戦力外通告にも思えてしまった。
こんなに熱い想いで「世の中の固定概念を覆し、自ら望むライフスタイルを作り出していくボーダーレスな生き方」を提唱しているにも関わらず、あっという間に、"赤ちゃんができたら仕事との両立は難しい"なんて固定概念に押しつぶされてしまいました。
つわりがひどくなると共に思考回路もどんどんネガティブに。
こうやって始めた自分の事業も、きっと形にならず終わっていく。」
子供が生まれたら自分の時間も取れなくなり、私の人生もこうやって中途半端に終焉する。不謹慎だけどそんな思考が止まらなくなり、毎日涙が止まりませんでした。
それでも、約2ヶ月の寝たきり生活を経てつわりが明けると、マインドも少しずつ変わっていきました。一人でやろうとしていたことを、人に任せたり、頼ろうと意識が変わってきたんです。
“自分の枠を壊してくれる「Aww」”
- 意識が変わったきっかけは?
子供を産む前は、カフェとか電車で泣いたらどうしよう、色んなことができなくなってしまう、と不安でいっぱいでした。でもいざ子供を産んでみると、意外と優しい人が多いことに感動して。
無意識のうちに、全部自分でやらなければいけないとか、人に迷惑をかけちゃいけないって感じていたけど、仕事でも子育てでも自分が心を開けば、助けてくれる人がいる。思い切って旅に出たら、自分の世界が広がって人生が変わったように、見方や感じ方一つでこんなにも変わる。
そこに気づいてからは、家族や友人のサポートはもちろん、市とか区が実施しているサービスや、民間の有料サービスを調べて積極的に活用しました。うまく活用することでオンオフができました。
- その頃、ちょうど私がAwwのお仕事をお手伝いするようになったタイミングでしたね。いつ連絡しても返事が返ってくるので休めているか心配でした!
そうですね。会社員ではないので定められた「休暇」はないですが、逆に自分で仕事をする時間としない時間をコントロールできるので、子育て中の私には融通がきくこの働き方が合っていて。
無痛分娩で産んだので、分娩台でも仕事をしていたくらいです(笑)
好きなことを仕事にして、時間を自分でコントロールして、子供が病気になったら子供を優先するなど融通がきく。むしろおすすめです!
“「Aww」全部の肩書きとか鎧を脱いで、丸裸の自分に戻れるのが旅”
- どうやって仕事とプライベートのバランスをとっていますか?
素の自分に戻れる1人の時間を、月に一度でもいいので持つことを意識しています。
去年はPOP UPで世界や日本各地を飛び回ったり、新商品のローンチがたくさん合ったり、旅をする時間もなくて、とても忙しい一年でした。
そして気がつけば、丸1日空いた時に何がしたいかわからなくなるくらい「Aww」って感動もしなくなっていて。正直苦しい時もありました。
ある時、子供が病気になってしまって、夫も出張で、私も仕事でどうしても都合がつかず、一晩だけ親に預けて家で夜一人きりになったことがありました。
ウーバーで宅配して、コーヒーを飲みながら映画を見る。
何気ない時間かもしれないけれど、その時間がとても新鮮でした。
仕事をしている誰かでもなく、母でもなく、素の自分でいられる時間。
私にとって、旅もそう。
全部の肩書きとか鎧を脱いで、丸裸の自分に戻れる時間。
日々の忙しさに飲み込まれ、自分のことが後回しになって、気がつかないうちにストレスになっていたのかもしれないと気づきました。だから月に一度、夫も私も、仕事と同じように自分だけの時間を確保することを大切にしています。
“正解はない。自分に合ったライフスタイルを選べること”
- 今年の国際女性デーのテーマは、“Inspire Inclusion”
インクルーシブな社会を作るために、どんなことが必要だと感じますか?
女性活躍と聞くと、女性の就業率や、女性管理職比率を増やすことにフォーカスされることが多いと思いますが、働くも働かないも全てにおいて選択肢がある、ということが鍵になってくると思います。
私も含めてそうでしたが、同調圧力、もしくは洗脳と呼ぶべきか...「こうしないといけない」って無意識のうちに自分をがんじがらめにしてしまう。選択肢があることに気が付かない人が意外と多い気がします。
子供が生まれたら一度休んでもいい。周りに助けを求めることは悪じゃない。
「正解」を求めるのではなくて、自分に合ったライフスタイルを送れるような選択肢を知っておくといいと思います。
“働く人たちの「好き」や「やりたい」を引き出したい”
- スタッフの8割が女性ですが、女性が働きやすい会社を作るコツは?
2拠点生活、フルリモート、旅しながら、海外在住など、Awwには色んな働き方の仲間がいますが、勝ち負けや、結果にこだわることよりも、働く人たちの「好き」や、「挑戦したい」と思えることを引き出すことを意識しています。
自分ごととしてやりたいと思えることを引き出すことで、関係性的にも長続きするし、好きなことをやるので働く側のモチベーションも上がる。それが良い結果にもつながると考えています。
“世界を震わせるような、心が動く瞬間を作りたい。”
- Awwを通して実現したい世界は?
昔から固定概念をぶっ壊したい、反抗心のあるタイプでした(笑)
子供の頃からピアノやバンドなど音楽もやっていた影響もあると思います。その場所にいる人たち全員と感動を共有できる、心を動かすあの感覚。
「Aww」と感動を与える瞬間、世界を震わせるような、心が動く瞬間を作りたい。そのワクワクを一緒に作りたいというベースがあると思います。
仕事も、自分一人がクリエイターになるというよりは、共感できる仲間と一緒に感動を共有できるチームがいることが理想。今は徐々にそれができつつあって、理想に一歩近づいている。
個人的にも、家族の時間や、気ままに旅に出ること、素敵な家に住むこと、全部諦めたくない。仕事もやりたいことをカタチにしたい。全部叶えたいんです。
固定概念を覆すような、心動かすAwwな瞬間を生み出したい。
そして、その感動が自由に自分らしく生きるきっかけになって欲しい。
そんな温かくてエネルギッシュな世界を作り出してみたいとずっと思っています。
“Awwが目指すのは、旅を通じた持続可能な社会の実現”
- Awwと言えば、サステナブルな取り組みも積極的に行っていますよね!
飛行機などの移動手段をはじめ、二酸化炭素排出量が多く環境負荷が大きいと言われている旅。
でも旅に出て世界を知ること、自然の豊かさや荘厳さを体感することこそが、持続可能な社会を築き共存していくために必要な感性なんじゃないかと思っています。
「サステナブルに旅を楽しむことが、持続可能な未来を作ることに繋がる。」
Awwを通じてそんな意識の啓蒙と循環を作ることができたら...と、様々な取り組みをはじめています。
梱包素材を減らし、コットンバッグでお届けするようにしたり、スーツケースの回収プログラム、サボテンレザーやアップルレザーなどのビーガンレザーを使用した商品開発、できるところから少しずつ。環境に負荷をかけないサステナブルなモノづくりを通して、この美しい地球を次の世代にも受け継いでいけるようにしたいです。
“好きな時に、好きな場所で、好きな人と好きなことをする”
- 今後挑戦したいことはありますか?
「好きな時に、好きな場所で、好きな人と好きなことをする」
そんな非日常と日常の境目が曖昧となった理想のライフスタイルをAwwを通して実現すること。
その一環として小豆島に自分たちで運営する一棟貸しのホテルを準備中です。リラックスできるプライベートな宿泊空間以外にも、
キッチンがついているオープンスペースも作っていて、イベントスペースとしても使えるようなイメージ。
ありきたりなホテルじゃなくて、受け継がれてきたその土地の人の思いと、自分たちの感性と、そこに訪れてくれる人の感性が混じり合うようなユニークなステイ空間。
ここに来ればといつも新しい”Aww”に出会える。
そんな場所にしたいです。
イベントスペースでは、毎月誰かしらと一緒にコラボして、アートのワークショップなどイベントを開催したいですね。
DJ Mayaの小豆島ナイトなんてどう?(笑)
最終的には、世界各地にそういう場所がたくさんあって、同じ価値観の人たちと、まるで「家をシェア」するみたいに過ごせたら、とずっと思っているんです。
好きな時に好きな場所で過ごす、そんな夢のようなライフスタイルに向けて邁進中です!
- Megumiさんって、枠に囚われず次々と挑戦していて面白い!今もAwwを通じて知り合ったスペイン在住の方と、お家を交換する「ホームエクチェンジ」をしていますよね!
Awwを通じてたくさんのライフスタイルと出会い、世界各地で自分らしく生きる人たちともっと繋がっていきたい!と、Aww Communityも立ち上げました。
私が今回挑戦しているホームエクスチェンジについてや、その他ライフスタイルについて、@awwtravel_communityでも発信しているのでぜひチェックしてみてください!
- 楽しくてあっという間のお時間でした。
DJも全力で盛り上げるので、いつかコラボしましょう(笑)
世界中の人々といつでも繋がれるこの時代
「好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない新しいライフスタイルを自分で作り上げていく。
この連載はそんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる
人となり、ライフスタイル、
そしてわたしたちが旅する理由をひも解きます。
ワクワクする非日常への一歩を踏み出せるようになりたい
「わたし」へ向けて。
私が旅する理由
第14回目は、3月8日の*国際女性デーを記念して、Aww Founderの石田めぐみ(以下Megumi)をインタビュー!
ライターMaayaの個人的なロールモデルでもあるMegumiさん。数々の旅やブランド立ち上げを経て再確認した自分の原点、今年でブランド設立5年目を迎えたAwwの実現したい世界、そんな彼女の旅する理由を紐解きます。
* 国際女性デーは、1904年3月8日にアメリカの女性たちが参政権を求めてデモを行ったことをきっかけでスタート。1975年には「広く女性の社会参加を呼びかけるための記念日」として、国連で正式に制定され、女性の経済的、政治的、そして社会的地位においてジェンダー平等を尊重する日として世界各地でイベントが行われるようになりました。
writer: MAAYA SATO
“「旅」が私を変えてくれた”
- Awwを始めたきっかけはなんでしたか?
大学生の時に、訪れたアメリカ・サンディエゴの旅がきっかけです。
昔から「自分らしく生きる」というところに難しさを感じていて... “女性として”、”社会人として” 自分が求められる姿を意識して生活して、気づけば当たり前のように大学に入り、周りが行きたがる会社への就職を目指していました。
そんな自分にどこか違和感を感じながらも、 その時はそれ以外の選択肢を考えることもなく、他人のレールを生きていました。当然就活だって勉強だって、何もかもうまくいかなくて。それはそうですよね、だって心の底からやりたいと思っていないんだから。
そしてある時、何かが爆発したように鬱状態になり、今までの環境からとにかく逃げ出したくなったんです。 現実逃避として訪れたアメリカ・サンディエゴでしたが、そこでの生活はまさに目から鱗の連続。
いくつになっても自分の興味関心に素直に、そしてイキイキと自己表現をして生きている人たち。 そこには年齢という枠も、肩書きという枠も、そして性別や国籍という枠も何もないキラキラした世界がありました。 自分の今まで生きてきた環境とか関係なく「私」として接してくれる。
(もちろんアメリカには人種差別など社会問題がかなり深く根付いているのも現実です。私がその時触れた環境は、多国籍で柔軟性のある人たちが多く、とてもラッキーだったと思います。)
それまで狭い価値観で限られた選択肢しか見ることができず、他人の人生を生きてしまっていたように感じていた私は、この時完全に解放され、 「もっともっといろんな世界を見てみたい…!」と 思うようになりました。これが私の中での「Aww」の原点。
旅を通じて自分を見つけることを、1人でも多くの人に体験してほしいと思って、2018年に会社員を辞めて、2020年に旅ブランドを始めました。
“女性は欲ばり(笑)シームレスに使える商品を目指して”
- なぜトラベルグッズだったのですか?
スーツケースって、あまりこだわって選んでいる人がいないイメージでした。数千円の安価な商品を使い捨てるように気にせずに買うか、10万円以上もするブランドものをとりあえず買う派に分かれている気がしました。
私自身もそうですが、女性って欲ばりだと思います(笑)旅を重ねていく中で、機能性はもちろん、デザイン面においても「こういうのがあったらいいな」と思うこともたくさんあり、 そういったトラベラーならではの視点をふんだんに盛り込んでスーツケースを無性に作りたくなったんです。
機能性もデザインも、絶対に妥協したくないので、自分で実際に何回も使って納得のいく形で世の中に届けたいと思っています。
なので構想して実際に商品企画を進め、販売にこぎつけるまで延べ約1年半以上かかりました(苦笑)
ブランドを立ち上げてからは、子供を授かったこともあり、一人旅でも、家族連れでも、日常使いでも、旅先でも。シーンを限定せずにシームレスに使える商品を目指して日々作っています。
“毎日涙が止まらなかった立ち上げ期”
- 事業をスタートしてから思い出に残っているエピソードはありますか?
ブランドを初めてすぐにコロナ禍に突入し、さらに妊娠が発覚しました。結婚や出産の適齢期だし、長年付き合っているパートナーがいたので、妊娠は自然な流れでした。
だけど、一生かけてやっていきたいと思う事業をスタートし、まさにこれからというタイミング。完全に戦闘モードに入りかけていた私にとって、妊娠は急な戦力外通告にも思えてしまった。
こんなに熱い想いで「世の中の固定概念を覆し、自ら望むライフスタイルを作り出していくボーダーレスな生き方」を提唱しているにも関わらず、あっという間に、"赤ちゃんができたら仕事との両立は難しい"なんて固定概念に押しつぶされてしまいました。
つわりがひどくなると共に思考回路もどんどんネガティブに。
「こうやって始めた自分の事業も、きっと形にならず終わっていく。」
子供が生まれたら自分の時間も取れなくなり、私の人生もこうやって中途半端に終焉する。不謹慎だけどそんな思考が止まらなくなり、毎日涙が止まりませんでした。
それでも、約2ヶ月の寝たきり生活を経てつわりが明けると、マインドも少しずつ変わっていきました。一人でやろうとしていたことを、人に任せたり、頼ろうと意識が変わってきたんです。
“自分の枠を壊してくれる「Aww」”
- 意識が変わったきっかけは?
子供を産む前は、カフェとか電車で泣いたらどうしよう、色んなことができなくなってしまう、と不安でいっぱいでした。でもいざ子供を産んでみると、意外と優しい人が多いことに感動して。
無意識のうちに、全部自分でやらなければいけないとか、人に迷惑をかけちゃいけないって感じていたけど、仕事でも子育てでも自分が心を開けば、助けてくれる人がいる。思い切って旅に出たら、自分の世界が広がって人生が変わったように、見方や感じ方一つでこんなにも変わる。
そこに気づいてからは、家族や友人のサポートはもちろん、市とか区が実施しているサービスや、民間の有料サービスを調べて積極的に活用しました。うまく活用することでオンオフができました。
- その頃、ちょうど私がAwwのお仕事をお手伝いするようになったタイミングでしたね。いつ連絡しても返事が返ってくるので休めているか心配でした!
そうですね。会社員ではないので定められた「休暇」はないですが、逆に自分で仕事をする時間としない時間をコントロールできるので、子育て中の私には融通がきくこの働き方が合っていて。
無痛分娩で産んだので、分娩台でも仕事をしていたくらいです(笑)
好きなことを仕事にして、時間を自分でコントロールして、子供が病気になったら子供を優先するなど融通がきく。むしろおすすめです!
“「Aww」全部の肩書きとか鎧を脱いで、丸裸の自分に戻れるのが旅”
- どうやって仕事とプライベートのバランスをとっていますか?
素の自分に戻れる1人の時間を、月に一度でもいいので持つことを意識しています。
去年はPOP UPで世界や日本各地を飛び回ったり、新商品のローンチがたくさん合ったり、旅をする時間もなくて、とても忙しい一年でした。
そして気がつけば、丸1日空いた時に何がしたいかわからなくなるくらい「Aww」って感動もしなくなっていて。正直苦しい時もありました。
ある時、子供が病気になってしまって、夫も出張で、私も仕事でどうしても都合がつかず、一晩だけ親に預けて家で夜一人きりになったことがありました。
ウーバーで宅配して、コーヒーを飲みながら映画を見る。
何気ない時間かもしれないけれど、その時間がとても新鮮でした。
仕事をしている誰かでもなく、母でもなく、素の自分でいられる時間。
私にとって、旅もそう。
全部の肩書きとか鎧を脱いで、丸裸の自分に戻れる時間。
日々の忙しさに飲み込まれ、自分のことが後回しになって、気がつかないうちにストレスになっていたのかもしれないと気づきました。だから月に一度、夫も私も、仕事と同じように自分だけの時間を確保することを大切にしています。
“正解はない。自分に合ったライフスタイルを選べること”
- 今年の国際女性デーのテーマは、“Inspire Inclusion”
インクルーシブな社会を作るために、どんなことが必要だと感じますか?
女性活躍と聞くと、女性の就業率や、女性管理職比率を増やすことにフォーカスされることが多いと思いますが、働くも働かないも全てにおいて選択肢がある、ということが鍵になってくると思います。
私も含めてそうでしたが、同調圧力、もしくは洗脳と呼ぶべきか...「こうしないといけない」って無意識のうちに自分をがんじがらめにしてしまう。選択肢があることに気が付かない人が意外と多い気がします。
子供が生まれたら一度休んでもいい。周りに助けを求めることは悪じゃない。
「正解」を求めるのではなくて、自分に合ったライフスタイルを送れるような選択肢を知っておくといいと思います。
“働く人たちの「好き」や「やりたい」を引き出したい”
- スタッフの8割が女性ですが、女性が働きやすい会社を作るコツは?
2拠点生活、フルリモート、旅しながら、海外在住など、Awwには色んな働き方の仲間がいますが、勝ち負けや、結果にこだわることよりも、働く人たちの「好き」や、「挑戦したい」と思えることを引き出すことを意識しています。
自分ごととしてやりたいと思えることを引き出すことで、関係性的にも長続きするし、好きなことをやるので働く側のモチベーションも上がる。それが良い結果にもつながると考えています。
“世界を震わせるような、心が動く瞬間を作りたい。”
- Awwを通して実現したい世界は?
昔から固定概念をぶっ壊したい、反抗心のあるタイプでした(笑)
子供の頃からピアノやバンドなど音楽もやっていた影響もあると思います。その場所にいる人たち全員と感動を共有できる、心を動かすあの感覚。
「Aww」と感動を与える瞬間、世界を震わせるような、心が動く瞬間を作りたい。そのワクワクを一緒に作りたいというベースがあると思います。
仕事も、自分一人がクリエイターになるというよりは、共感できる仲間と一緒に感動を共有できるチームがいることが理想。今は徐々にそれができつつあって、理想に一歩近づいている。
個人的にも、家族の時間や、気ままに旅に出ること、素敵な家に住むこと、全部諦めたくない。仕事もやりたいことをカタチにしたい。全部叶えたいんです。
固定概念を覆すような、心動かすAwwな瞬間を生み出したい。
そして、その感動が自由に自分らしく生きるきっかけになって欲しい。
そんな温かくてエネルギッシュな世界を作り出してみたいとずっと思っています。
“Awwが目指すのは、旅を通じた持続可能な社会の実現”
- Awwと言えば、サステナブルな取り組みも積極的に行っていますよね!
飛行機などの移動手段をはじめ、二酸化炭素排出量が多く環境負荷が大きいと言われている旅。
でも旅に出て世界を知ること、自然の豊かさや荘厳さを体感することこそが、持続可能な社会を築き共存していくために必要な感性なんじゃないかと思っています。
「サステナブルに旅を楽しむことが、持続可能な未来を作ることに繋がる。」
Awwを通じてそんな意識の啓蒙と循環を作ることができたら...と、様々な取り組みをはじめています。
梱包素材を減らし、コットンバッグでお届けするようにしたり、スーツケースの回収プログラム、サボテンレザーやアップルレザーなどのビーガンレザーを使用した商品開発、できるところから少しずつ。環境に負荷をかけないサステナブルなモノづくりを通して、この美しい地球を次の世代にも受け継いでいけるようにしたいです。
“好きな時に、好きな場所で、好きな人と好きなことをする”
- 今後挑戦したいことはありますか?
「好きな時に、好きな場所で、好きな人と好きなことをする」
そんな非日常と日常の境目が曖昧となった理想のライフスタイルをAwwを通して実現すること。
その一環として小豆島に自分たちで運営する一棟貸しのホテルを準備中です。リラックスできるプライベートな宿泊空間以外にも、
キッチンがついているオープンスペースも作っていて、イベントスペースとしても使えるようなイメージ。
ありきたりなホテルじゃなくて、受け継がれてきたその土地の人の思いと、自分たちの感性と、そこに訪れてくれる人の感性が混じり合うようなユニークなステイ空間。
ここに来ればといつも新しい”Aww”に出会える。
そんな場所にしたいです。
イベントスペースでは、毎月誰かしらと一緒にコラボして、アートのワークショップなどイベントを開催したいですね。
DJ Mayaの小豆島ナイトなんてどう?(笑)
最終的には、世界各地にそういう場所がたくさんあって、同じ価値観の人たちと、まるで「家をシェア」するみたいに過ごせたら、とずっと思っているんです。
好きな時に好きな場所で過ごす、そんな夢のようなライフスタイルに向けて邁進中です!
- Megumiさんって、枠に囚われず次々と挑戦していて面白い!今もAwwを通じて知り合ったスペイン在住の方と、お家を交換する「ホームエクチェンジ」をしていますよね!
Awwを通じてたくさんのライフスタイルと出会い、世界各地で自分らしく生きる人たちともっと繋がっていきたい!と、Aww Communityも立ち上げました。
私が今回挑戦しているホームエクスチェンジについてや、その他ライフスタイルについて、@awwtravel_communityでも発信しているのでぜひチェックしてみてください!
- 楽しくてあっという間のお時間でした。
DJも全力で盛り上げるので、いつかコラボしましょう(笑)
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