世界中の人々といつでも繋がれるこの時代
【旅する理由 #findyouraww】BEN
「好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない新しいライフスタイルを自分で作り上げていく。
この連載はそんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる
人となり、ライフスタイル、
そしてわたしたちが旅する理由をひも解きます。
ワクワクする非日常への一歩を踏み出せるようになりたい
「わたし」へ向けて。
私が旅する理由
writer: MAAYA SATO
第15回目は、田原町の一角にある、街に愛されるピザ屋さん「Maple Pizza」の店主BENさんこと、高橋政智さんにインタビュー。
前職のアパレル時代に行ったアメリカ・ロサンゼルスへの旅行がきっかけで、ピザ職人を志したBENさん。彼がピザ職人を志すことになった理由、幼少期に遡る原点、大好きなピザを通して伝えたい想いや、実現したい夢、彼の旅する理由を紐解きます。
Profile
高橋 政智(BEN)
職業: Maple Pizza・ピザ屋店主
趣味: 筋トレ・たまにスケートボード
好きな国: アメリカ 最近は韓国
好きな食べ物: 蕎麦・ 寿司・ピザ
座右の銘: 初一念
“「うちに寄ってピザ食べてく?」原点は実家のピザ屋さん”
Q1. BENさんとピザの出会いは?
ピザ職人を志すようになったのは、アパレル時代のアメリカ旅行がきっかけでしたが、実は子供の頃から、ピザと密接なライフスタイルを送っていました。
千葉に実家があるんですが、小学校2年生くらいの時に、突然おばあちゃんがケーキ屋さんから電気オーブンをもらってきたんです。その電気オーブンを使って、「ピザ屋さんでもやったら?」って父に言ったことがきっかけで、サラリーマンを辞めてピザ屋を始めました。ちょうど家の前に土地があったことも後押しになったと思います。
学校帰りに友達と「うちに寄ってピザ食べてく?」なんて会話をしたり、今となって振り返ると、日本っぽくない環境で育ちました(笑)
母がラザニアを作ったり、私もピザ生地を伸ばしたり、家族でお手伝いしながらワイワイと楽しい日々を過ごしました。
Q2. 子供の頃から、いつかはピザ屋さんを始めたいと思っていた?
今となってこそピザと関わりの深い人生ですが、ピザ屋になること自体は、子供の頃からの夢ではなかったです。私自身はファッションに興味があったので、ファッション関連の専門学校に行って、卒業後はストリート系ブランドの販売員をしていました。
2度目のピザとの出会いは、アパレル時代に行ったアメリカ旅行がきっかけでした。
当時アパレルで働いている先輩たちは、30歳前後でお店を辞めて別の道に進んだり、独立する人が多かったので、アメリカ行きを決めたのは、自分も進む道を改めて考えてみたいと思っていたタイミングでした。
お休みを2週間いただいて、趣味のスケートボードを思う存分楽しむために、アメリカのロサンゼルスとサンフランシスコを周ることにしました。
Q3. 旅先のアメリカで、ピザ屋さんを志すことになるピザ屋さんとの出会いがあったそうですが、どんなご縁でそこに辿り着きましたか?
当時通っていたスケートショップが、働いていたお店の隣にあったんですが、そのお店の方にアメリカ旅行のことを話したら、スケーターがやってるピザ屋さん「PIZZANISTA」をおすすめしてもらったので軽い気持ちで行くことにしたんです。
実際、行ってみたら衝撃を受けました。
ピザ屋さんの概念を覆されるようなおしゃれな店内に、オリジナルTシャツやステッカーが飾ってあって、それがカッコよかったんで、ステッカーを買おうと思って店員さんに話しかけたら、「それは売物じゃないよ、早く注文してくれって」って返されて(笑)
日本の丁寧で笑顔の接客とは対照的な、気だるそうな愛想がない接客、日本にはないカジュアルなスライス売りのピザ、それが相まって独特の雰囲気を醸し出していて、カッコいいなって思ったんです。直感的に、次の道はこれだ!って感じました。
Q4. 直感的にいいと思える、旅先でのピザとの出会い!帰国後に、ピザ職人になるための修行されたそうですが、数あるピザ屋さんの中でPIZZA SLICEに決めた理由は?
アメリカから帰ってきてすぐアパレルの仕事を辞めて、スライスピザのお店で修行するためにお店を探しました。当時はまだスライスピザの知名度が低くて、東京にお店が2件しかありませんでした。どちらのお店も足を運んだのですが、個人的に働いてみたいと思ったのがPIZZA SLICEでした。
ご縁があったんだと思います。お店を見に行った日に履歴書を持っていったんですが、PIZZA SLICEはオーナーもいてすぐ面接してもらえて、働くことになりました。
当時PIZZA SLICEで働いていたメンバーは、ユニークな人ばかりで、どこかアメリカで感じた感覚と似ていました(笑)
普通の会社っぽくない、自由な人が集まっていて居心地も良い。働く時間は長かったですが、それを苦痛と思わないくらい毎日楽しかったです。
Q5. 旅先のご縁から、念願のピザ職人の道へ!独立はどのタイミングで決断しましたか?
最終的には自分でお店をやることが夢だったので、PIZZA SLICEで働いた合計8年間、独立のことはいつも頭の片隅にはありました。
3年おきくらいに独立したいって思うタイミングがあって、最初に独立しようと思った時は地元の千葉でお店を開くつもりでした。しかし、兄が銀行員でしっかりもので、「ちゃんと計画してるの?」って突っ込まれてしまい... 案の定、資金面でも知識でもまだ準備ができなかったので止められました(笑)
それからまた3年くらいして、勤め先の社長からのアドバイスもあって都内に引っ越しました。そしてやっと東京の生活に慣れた頃に、コロナ禍に突入、そして結婚という、ダブルで人生に変化があったタイミングでした。
コロナ禍初期はニュースで亡くなる人も日々報道されていた中で、自分も明日死ぬかもしれないという危機感の中、やりたいことをやってみたい、夢を諦めずに挑戦したいと再認識しました。お世話になった社長に独立することを話したら喜んで応援してくれました。
Q6. いよいよ独立へ向けて出発!お店の場所を田原町に決めた理由は?
都内に引っ越したとき、中央区の三越前に住んでいたこと、妻の出身が浅草、蔵前だったこともあって、お店を出すならそのエリアにしようと決めていました。
物件を探すのに1年間かかりましたが、どういうお店にしたいかといったアイディアは、PIZZA SLICE時代の8年間の中でストックしていたので比較的スムーズでした。
Q7. 念願の「Maple Pizza」の誕生!開店してから一番嬉しかったことはなんですか?
昔から自分でお店を持つことが夢だったので、その夢を叶えたことがまず嬉しかったです。8年間頑張って良かったと心から思いました。
お店のことで言うと、幅広い年齢層の方に喜んでもらえることが嬉しいですね。
PIZZA SLICEのお客さんは比較的若年層が多かったですが、田原町は地元のおじちゃんおばちゃんも来ます。ピザといえば喫茶店でおしゃれに食べるハイカラなものだったのが、カット売りで手軽に買えるという点が刺さっているみたいです。
“目指すのは、長く街で愛されるピザ屋さん”
Q8. これから目指すのはどんなお店ですか?やってみたいことはありますか?
長く街で愛されるピザ屋さんを目指したいです。多店舗展開を目指すというよりは、一店舗で地元に根付くお店を何年も続けたいです。
自分自身が一つのことを極めることが得意で、ピザを作ることが好きということもありますが、ピザを通してコミュニケーションをとったり、カルチャーを発信することが自分にとっての面白さでもあるので、長く皆さまに楽しんでいただけるお店を作っていきたいですね。
これからやってみたいことで言うと、PIZZA SLICE時代から台湾や、インドネシアなど世界各国でピザ屋さんをやっている方達が遊びに来てくれたので、いつかその方たちのお店に行ってみたいです。
その人たちの作るピザを見ていると、ルーツ的にはPIZZA SLICEのような、スライスピザにインスピレーションを受けているのかなと感じる部分もあって、日本の文化が好きな人たちに、アメリカのカルチャーが日本を通して伝わっているんだろうなと感じました。
それを改めて自分の目で見て、感じてみたいと思っています。11月はまず、韓国にいく予定です。
Q9. BENさんのピザ愛が伝わってきます!私も旅先で見つける好きなお店は、長く地元に愛されていて、個人の愛が伝わるお店が多いです。旅行がお店やピザづくりのインスピレーションになったりもしますか?
新婚旅行でアメリカとメキシコに行ったんですが、とてもいい刺激がありました。
元々観光にフォーカスするよりは、美味しいものをたくさん食べる旅が好きなので、メキシコではメキシコシティやグアナファトで本場のタコスを食べたり、NYスタイルのピザが本場のニューヨークでは、1日8件ほどピザ屋さんを回ったりしましたね(笑)
ピザの味ももちろんですが、流行っているお店に立ち寄って、『なぜこの場所で、このお店が流行っているのか』など、お客さんが来る理由を自分なりに分析してお店に持ち帰ることもあります。
お店を構えている浅草エリアは、土地柄旅人も多いので、喜んでもらえるような工夫を旅の経験から得ることもあります。
Q10. とても研究熱心ですね!今更ながら、どうしても気になっていたんですが... BENさんのニックネームの由来は?
アパレル時代につけてもらったあだ名です。当時”Masa”が3人くらい職場にいて、区別するためにニックネームが必要で、その場のノリで思いついたのがBENでした(笑)
BENって、僕の濃い顔と相まって意外と覚えてもらいやすくて、そのおかげでアパレル時代からつながっているメディア関連の仕事をしている人たちに覚えてもらえて取材など声をかけてもらえたり、本当にこのニックネームがあって良かったなと思います。
Q11. 最後に、BENさんにとって「旅」とはなんですか?
新しいこと、モノとの出会いです。
生活が単調になった時、刺激が少ないなって感じた時に旅に出たくなるんですが、実は移動時間も好きです。
同じことを繰り返していると、徐々に考えが凝り固まってくるような気持ちになることってあると思うんですが、自分にとって移動時間や旅は、それをほぐしてリフレッシュできたり、思考を整理できる時間でもあります。
ピザを通してお客さんに喜びを届けたり、カルチャーを発信していきたいので、常に柔軟な思考でいることが大切なんです。
最後までピザばっかりですみません(笑)
世界中の人々といつでも繋がれるこの時代
「好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない新しいライフスタイルを
自分で作り上げていく。
この連載はそんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる
人となり、ライフスタイル、
そしてわたしたちが旅する理由をひも解きます。
ワクワクする非日常への一歩を踏み出せるようになりたい
「わたし」へ向けて。
私が旅する理由
第15回目は、田原町の一角にある、街に愛されるピザ屋さん「Maple Pizza」の店主BENさんこと、高橋政智さんにインタビュー。
前職のアパレル時代に行ったアメリカ・ロサンゼルスへの旅行がきっかけで、ピザ職人を志したBENさん。彼がピザ職人を志すことになった理由、幼少期に遡る原点、大好きなピザを通して伝えたい想いや、実現したい夢、彼の旅する理由を紐解きます。
Profile
高橋 政智(BEN)
職業: Maple Pizza・ピザ屋店主
趣味: 筋トレ・たまにスケートボード
好きな国: アメリカ 最近は韓国
好きな食べ物: 蕎麦・ 寿司・ピザ
座右の銘: 初一念
“「うちに寄ってピザ食べてく?」原点は実家のピザ屋さん”
Q1. BENさんとピザの出会いは?
ピザ職人を志すようになったのは、アパレル時代のアメリカ旅行がきっかけでしたが、実は子供の頃から、ピザと密接なライフスタイルを送っていました。
千葉に実家があるんですが、小学校2年生くらいの時に、突然おばあちゃんがケーキ屋さんから電気オーブンをもらってきたんです。その電気オーブンを使って、「ピザ屋さんでもやったら?」って父に言ったことがきっかけで、サラリーマンを辞めてピザ屋を始めました。ちょうど家の前に土地があったことも後押しになったと思います。
学校帰りに友達と「うちに寄ってピザ食べてく?」なんて会話をしたり、今となって振り返ると、日本っぽくない環境で育ちました(笑)
母がラザニアを作ったり、私もピザ生地を伸ばしたり、家族でお手伝いしながらワイワイと楽しい日々を過ごしました。
Q2. 子供の頃から、いつかはピザ屋さんを始めたいと思っていた?
今となってこそピザと関わりの深い人生ですが、ピザ屋になること自体は、子供の頃からの夢ではなかったです。私自身はファッションに興味があったので、ファッション関連の専門学校に行って、卒業後はストリート系ブランドの販売員をしていました。
2度目のピザとの出会いは、アパレル時代に行ったアメリカ旅行がきっかけでした。
当時アパレルで働いている先輩たちは、30歳前後でお店を辞めて別の道に進んだり、独立する人が多かったので、アメリカ行きを決めたのは、自分も進む道を改めて考えてみたいと思っていたタイミングでした。
お休みを2週間いただいて、趣味のスケートボードを思う存分楽しむために、アメリカのロサンゼルスとサンフランシスコを周ることにしました。
Q3. 子供の頃から、いつかはピザ屋さんを始めたいと思っていた?そうですが、どんなご縁でそこに辿り着きましたか?
当時通っていたスケートショップが、働いていたお店の隣にあったんですが、そのお店の方にアメリカ旅行のことを話したら、スケーターがやってるピザ屋さん「PIZZANISTA」をおすすめしてもらったので軽い気持ちで行くことにしたんです。
実際、行ってみたら衝撃を受けました。
ピザ屋さんの概念を覆されるようなおしゃれな店内に、オリジナルTシャツやステッカーが飾ってあって、それがカッコよかったんで、ステッカーを買おうと思って店員さんに話しかけたら、「それは売物じゃないよ、早く注文してくれって」って返されて(笑)
日本の丁寧で笑顔の接客とは対照的な、気だるそうな愛想がない接客、日本にはないカジュアルなスライス売りのピザ、それが相まって独特の雰囲気を醸し出していて、カッコいいなって思ったんです。直感的に、次の道はこれだ!って感じました。
Q4. 直感的にいいと思える、旅先でのピザとの出会い!帰国後に、ピザ職人になるための修行されたそうですが、数あるピザ屋さんの中でPIZZA SLICEに決めた理由は?
アメリカから帰ってきてすぐアパレルの仕事を辞めて、スライスピザのお店で修行するためにお店を探しました。当時はまだスライスピザの知名度が低くて、東京にお店が2件しかありませんでした。どちらのお店も足を運んだのですが、個人的に働いてみたいと思ったのがPIZZA SLICEでした。
ご縁があったんだと思います。お店を見に行った日に履歴書を持っていったんですが、PIZZA SLICEはオーナーもいてすぐ面接してもらえて、働くことになりました。
当時PIZZA SLICEで働いていたメンバーは、ユニークな人ばかりで、どこかアメリカで感じた感覚と似ていました(笑)
普通の会社っぽくない、自由な人が集まっていて居心地も良い。働く時間は長かったですが、それを苦痛と思わないくらい毎日楽しかったです。
Q5. 旅先のご縁から、念願のピザ職人の道へ!独立はどのタイミングで決断しましたか?
最終的には自分でお店をやることが夢だったので、PIZZA SLICEで働いた合計8年間、独立のことはいつも頭の片隅にはありました。
3年おきくらいに独立したいって思うタイミングがあって、最初に独立しようと思った時は地元の千葉でお店を開くつもりでした。しかし、兄が銀行員でしっかりもので、「ちゃんと計画してるの?」って突っ込まれてしまい... 案の定、資金面でも知識でもまだ準備ができなかったので止められました(笑)
それからまた3年くらいして、勤め先の社長からのアドバイスもあって都内に引っ越しました。そしてやっと東京の生活に慣れた頃に、コロナ禍に突入、そして結婚という、ダブルで人生に変化があったタイミングでした。
コロナ禍初期はニュースで亡くなる人も日々報道されていた中で、自分も明日死ぬかもしれないという危機感の中、やりたいことをやってみたい、夢を諦めずに挑戦したいと再認識しました。お世話になった社長に独立することを話したら喜んで応援してくれました。
Q6. いよいよ独立へ向けて出発!お店の場所を田原町に決めた理由は?
都内に引っ越したとき、中央区の三越前に住んでいたこと、妻の出身が浅草、蔵前だったこともあって、お店を出すならそのエリアにしようと決めていました。
物件を探すのに1年間かかりましたが、どういうお店にしたいかといったアイディアは、PIZZA SLICE時代の8年間の中でストックしていたので比較的スムーズでした。
Q7. 念願の「Maple Pizza」の誕生!開店してから一番嬉しかったことはなんですか?
昔から自分でお店を持つことが夢だったので、その夢を叶えたことがまず嬉しかったです。8年間頑張って良かったと心から思いました。
お店のことで言うと、幅広い年齢層の方に喜んでもらえることが嬉しいですね。
PIZZA SLICEのお客さんは比較的若年層が多かったですが、田原町は地元のおじちゃんおばちゃんも来ます。ピザといえば喫茶店でおしゃれに食べるハイカラなものだったのが、カット売りで手軽に買えるという点が刺さっているみたいです。
“目指すのは、長く街で愛されるピザ屋さん”
Q8. これから目指すのはどんなお店ですか?やってみたいことはありますか?
長く街で愛されるピザ屋さんを目指したいです。多店舗展開を目指すというよりは、一店舗で地元に根付くお店を何年も続けたいです。
自分自身が一つのことを極めることが得意で、ピザを作ることが好きということもありますが、ピザを通してコミュニケーションをとったり、カルチャーを発信することが自分にとっての面白さでもあるので、長く皆さまに楽しんでいただけるお店を作っていきたいですね。
これからやってみたいことで言うと、PIZZA SLICE時代から台湾や、インドネシアなど世界各国でピザ屋さんをやっている方達が遊びに来てくれたので、いつかその方たちのお店に行ってみたいです。
その人たちの作るピザを見ていると、ルーツ的にはPIZZA SLICEのような、スライスピザにインスピレーションを受けているのかなと感じる部分もあって、日本の文化が好きな人たちに、アメリカのカルチャーが日本を通して伝わっているんだろうなと感じました。
それを改めて自分の目で見て、感じてみたいと思っています。11月はまず、韓国にいく予定です。
Q9. BENさんのピザ愛が伝わってきます!私も旅先で見つける好きなお店は、長く地元に愛されていて、個人の愛が伝わるお店が多いです。旅行がお店やピザづくりのインスピレーションになったりもしますか?
新婚旅行でアメリカとメキシコに行ったんですが、とてもいい刺激がありました。
元々観光にフォーカスするよりは、美味しいものをたくさん食べる旅が好きなので、メキシコではメキシコシティやグアナファトで本場のタコスを食べたり、NYスタイルのピザが本場のニューヨークでは、1日8件ほどピザ屋さんを回ったりしましたね(笑)
ピザの味ももちろんですが、流行っているお店に立ち寄って、『なぜこの場所で、このお店が流行っているのか』など、お客さんが来る理由を自分なりに分析してお店に持ち帰ることもあります。
お店を構えている浅草エリアは、土地柄旅人も多いので、喜んでもらえるような工夫を旅の経験から得ることもあります。
Q10. とても研究熱心ですね!今更ながら、どうしても気になっていたんですが... BENさんのニックネームの由来は?
アパレル時代につけてもらったあだ名です。当時”Masa”が3人くらい職場にいて、区別するためにニックネームが必要で、その場のノリで思いついたのがBENでした(笑)
BENって、僕の濃い顔と相まって意外と覚えてもらいやすくて、そのおかげでアパレル時代からつながっているメディア関連の仕事をしている人たちに覚えてもらえて取材など声をかけてもらえたり、本当にこのニックネームがあって良かったなと思います。
Q11. 最後に、BENさんにとって「旅」とはなんですか?
新しいこと、モノとの出会いです。
生活が単調になった時、刺激が少ないなって感じた時に旅に出たくなるんですが、実は移動時間も好きです。
同じことを繰り返していると、徐々に考えが凝り固まってくるような気持ちになることってあると思うんですが、自分にとって移動時間や旅は、それをほぐしてリフレッシュできたり、思考を整理できる時間でもあります。
ピザを通してお客さんに喜びを届けたり、カルチャーを発信していきたいので、常に柔軟な思考でいることが大切なんです。
最後までピザばっかりですみません(笑)
🍕 BENさんの溢れんばかりのピザ愛を感じさせてもらった今回のインタビュー
“美味しいピザを届けたい”っていう純粋な気持ちはもちろんだけど、ピザを通して日本から世界へカルチャーを発信していきたい!というBENさんなりの新しいコミュニケーションがとても興味深かったです。こんな風に旅を通して自分の”好き”に出会えたって本当に幸せなことですよね!
私も改めて旅に出て、自分の好きを見つめ直したくなりました!
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