【WHY WE TRAVEL #findyouraww】SARASA

Find Your "Aww"

世界中の人々といつでも繋がれるこの時代

好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない新しいライフスタイルを
自分で作り上げていく。

この連載は そんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる

人となり、ライフスタイル、
そしてわたしたちが旅する理由をひも解きます。

ワクワクする非日常への一歩を踏み出せるように
なりたい
「わたし」へ向けて。

私が旅する理由

第11回目となる本連載では、DJ、飲食店経営など多岐にわたって活躍するDJ SARASAさんが旅する理由をインタビュー。旅先のメキシコでタコスの味に衝撃を受け、貯金をはたいて自らタコス屋さんを始めたというSARASAさん。
そんなパワフルな彼女のインスピレーションの源、旅する理由を紐解きます。

Traveller

DJ SARASA @djsarasa

お住まい東京

職業DJ、アーティスト、飲食経営

趣味
古着、バー巡り、レストラン巡り、カルトナージュ、
メキシコごっこ、アンティーク家具、釣り

好きな国
メキシコ、インド、日本

好きな食べ物タコス、コロッケ、ポテトチップス

座右の銘
なるようにしかならなくて、なった事が一番良い

Find Your "Aww"

世界中の人々といつでも繋がれるこの時代

好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない新しいライフスタイルを
自分で作り上げていく。

この連載は そんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる

人となり、ライフスタイル、そしてわたしたちが
旅する理由をひも解きます。

ワクワクする非日常への一歩を踏み出せるように
なりたい
「わたし」へ向けて。

私が旅する理由

第11回目となる本連載では、DJ、飲食店経営など多岐にわたって活躍するDJ SARASAさんが旅する理由をインタビュー。旅先のメキシコでタコスの味に衝撃を受け、貯金をはたいて自らタコス屋さんを始めたというSARASAさん。
そんなパワフルな彼女のインスピレーションの源、旅する理由を紐解きます。

Find Your "Aww"

世界中の人々といつでも繋がれるこの時代

好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
そんな既存の枠に囚われない新しいライフスタイルを
自分で作り上げていく。

この連載は そんな輝く「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる

人となり、ライフスタイル、そしてわたしたちが
旅する理由をひも解きます。

ワクワクする非日常への一歩を踏み出せるように
なりたい
「わたし」へ向けて。

私が旅する理由

第11回目となる本連載では、DJ、飲食店経営など多岐にわたって活躍するDJ SARASAさんが旅する理由をインタビュー。旅先のメキシコでタコスの味に衝撃を受け、貯金をはたいて自らタコス屋さんを始めたというSARASAさん。
そんなパワフルな彼女のインスピレーションの源、旅する理由を紐解きます。

Traveller

DJ SARASA @djsarasa

お住まい東京

職業DJ、アーティスト、飲食経営

趣味
古着、バー巡り、レストラン巡り、カルトナージュ、
メキシコごっこ、アンティーク家具、釣り

好きな国
メキシコ、インド、日本

好きな食べ物タコス、コロッケ、ポテトチップス

座右の銘
なるようにしかならなくて、なった事が一番良い

Traveller

DJ SARASA @djsarasa

お住まい東京

職業DJ、アーティスト、飲食経営

趣味
古着、バー巡り、レストラン巡り、カルトナージュ、
メキシコごっこ、アンティーク家具、釣り

好きな国
メキシコ、インド、日本

好きな食べ物タコス、コロッケ、ポテトチップス

座右の銘
なるようにしかならなくて、なった事が一番良い

Q1. はじめての旅はいつでしたか?

旅に入るかはわかりませんが、16歳の時にカナダのオンタリオ州に10ヶ月間留学しました。

Q2. どうしてそこに行くことにしたのですか?きっかけはありましたか?

小学生の時に家族でニューヨークに住んでいたことがあり、英語はある程度話せていましたが、小学生レベルで止まっていたためもう少しきちんと勉強したいと思い、留学にいくことを決意しました。

カナダ人はとても優しく、文化の違いを尊重する風潮もあり留学中は楽しかったです。ヒップホップのダンス友達もできて、その友達の影響で、何事に対しても物事の本質に興味を持つようになったと思います。

Q3. 普段どういう時に旅に出たくなりますか?

食べ物と音楽のインスピレーションを求めている時です。

スペイン語は英語の次に世界で話者が多い言語なので、色んな人と会話ができるといいなという想いがあり、中学高校でも6年間勉強していました。その後もっと本格的に習いたくなり、両親に頼んでスペインに短期留学させてもらいました。

各国で素敵な音楽や食べ物への出会いがありますが、楽しかったのはメキシコに行った時に連れて行ってもらった”ソニデロ”と呼ばれる、路上のダンスパーティー。元々下町で生まれたパーティーで、クンビアやサルサ、メレンゲといったトロピカル音楽に合わせてみんなで踊ります。誰でも気軽にフラッと参加できるのでローカルの方がほとんどです。そうやって旅先で聞いた音楽は、次にDJする時にMIXしたり、アーティスト活動のインスピレーションになることも多いです。

Q4. どんな旅が好きですか?理想の旅はありますか?

現地の人に案内してもらう、ローカルに溶け込むような旅が好きです。

というのも、事前情報は特に調べずに現地で直接情報収集して行動するタイプなので、いつも旅に出る時は、日本で終わらせないといけない仕事をバタバタと全部終わらせて、倒れ込むように飛行機に乗って現地に向かいます(笑)

わたし、旅先で必ず特別な友達ができるんですよね。知らない人に声をかけて仲良くなるというよりは、現地の友達に紹介してもらってどんどん友達の輪が広がっていくイメージ。

DJのお仕事でメキシコに渡航した時に出会ったDJ Tropicaza(トロピカサ)は、音楽つながりの知人に紹介してもらった方で今でも交流があります。初対面にも関わらずとっても気さくで、お家に招待していただき、彼のレコードを聴きながら、色んな音楽について教えてもらったり、人生初のメスカル*を飲ませてもらいました。現地の方から直接音楽や食文化を学び、ガイドブックやネットの情報だけじゃ得られない経験をするという、旅の新たな醍醐味を教えてもらいました。

*メスカル = テキーラと同じく、多肉植物であるアガベを原料に造られるメキシコ産の蒸留酒。

Megumi’s comment

現地の方との交流を通してその国文化を学ぶという経験。誰とでも仲良くなれる、Sarasaさんのオープンな人柄が伝わってきます!

Q5. 旅の必需品やパッキングへのこだわりはありますか?

旅の必需品は、使い捨てのスリッパ。飛行機の中やホテルでも重宝しています。旅をしすぎて、昔音楽雑誌のブログでパッキングリストを作って公開したことがあります。(笑)

Q6. いままでに思い出に残っている旅はありますか?

インドネシアでバイクを借りて、野宿しながらバリ島を一周する旅。友達と友達の婚約者のロシア人との家族旅行に混ぜてもらったんですが、色んな意味で衝撃的な旅でした。

フラッと気分でバイクを降りて、景色をみたり、ご飯を食べたりする、自由気ままでヒッピーのような旅。みんな行き先も食べるものにも寝るところにも特にこだわりがないので、寝るところも自由で、学校など屋根があるところに寝袋を敷いて寝ていました。朝、猿に起こされたこともありましたね(笑)

Q7. 野宿や猿に起こされるなんてしょっぱなから衝撃すぎる旅!印象に残っている出来事は?この旅に出る前と後で変わった価値観はありますか?

旅中に印象に残っているシーンは色々あります。ある日は移動中に、音が聞こえてきて、音のする方を辿ったらお寺で、宗教の儀式のような踊りを見たこともありました。人が順番に長い刀のようなものを自分に突きつけてバタッと倒れるような舞を繰り返していて、今まで見たことがないくらいエネルギーが凄かった。生命力を感じました。

忘れられない景色は、旅の途中で突然出会った、海と空の境目がない青の絶景。どこまでも浅い海が続いていて、真っ青な空が海に映っていて、地平線、空、海の境目がない。

あとは、友達がデング熱にかかってしまい高熱で生死をさまよったり、野宿続きの旅で、どこで何やっても生きていけると感じたと同時に、”本当の豊かさ”について考えた旅になりましたね。

ラグジュアリーホテルに宿泊するなど、わかりやすい金銭的な豊かさだけが豊かさではないのかなと。本当の豊かさとは、野宿もしたかったらできるし、高級ホテルにも泊まれる。そういう選択肢があることかもしれないと、選択肢があることの大切さを改めて実感しました。

Megumi’s comment

旅って人や景色、体験、挙げればキリがないほど本当に色々な出会いの連続。そういったいろんな形の旅や出会いを通して気づいた新たな価値観。その後のSarasaさんのライフスタイルにも影響を与えてそう!

Q8. Sarasaさんの中でインドの旅も思い出に残る旅だそうですが、どんなことが印象的でしたか?

インドの旅も自分の中での意識が変わるきっかけになりました。

Hip hopの異文化交流イベントで行ったんですが、着いた瞬間から、カラフルで眩しい、うるさい、辛い、くさい、暑い!視覚から聴覚まで五感を通じて入ってくるものすべてがトゥーマッチで一気に五感が開く感覚(笑)

印象に残っているのは、ダンサーの友達に連れて行ってもらったスラム街。いわゆる最低のカーストで生活している、階級社会のリアルと究極の貧困を初めて目の当たりにして、衝撃を受けました。

印象に残っているのは、ダンサーの友達に連れて行ってもらったスラム街。いわゆる最低のカーストで生活している、階級社会のリアルと究極の貧困を初めて目の当たりにして、衝撃を受けました。

Q9. 実際に自分の目で見て、経験するからこそ自分の中での気付きが得られることもありますよね。SarasaさんといえばDJ、飲食店経営など多岐に渡って活躍されていますが、タコス屋さんを始めたきっかけは?

初めて食べたタコスは、通称カルニタスと呼ばれる豚肉のタコスだったと思います。一度食べて、その美味しさに衝撃を受けて、タコス中毒になりました(笑)日本に帰ってきてあの味が食べたくて、ゾンビのように東京の街を彷徨い歩いてタコスを食べ歩きました。当時はタコス屋さん自体があんまりなかったので、メキシコの味にはありつけず、探すのはすぐ諦めて家で作り始めました。メキシコからハバネロなどの唐辛子や色んな種類のサルサを持って帰ってきて、メキシコのアミーゴたちに教えてもらったレシピでタコスを作り、ホームパーティーを開いて友達をもてなすこともありました

それからタコス屋さんをはじめようと思い、物件を探しました。運よくちょうどいい物件がすぐに見つかったこともあり、半年以内にお店 “Casa de Sarasa” をオープンしました。

当時はタコス=タコベルの時代。当時のコンサルタントの方に、タコスは1000円でお腹いっぱいになると思われてしまうから、メキシカンバルとしてオープンすることをオススメされたこともあり、タコス屋さんというよりは、バルとしてオープン。当時の貯金をほぼ使って人生をかけてお店をオープンしました。

Megumi’s comment

メキシコ旅行から帰国後、タコス屋さんを半年でオープンとは、物凄い行動力とスピード感!
Sarasaさんのパワフルさが伝わってきます。

Q10. そんなCasa de Sarasaも今年で5周年という節目。お店をオープンする上で一番大変だったこと、思い出に残っていることは?

今振り返ると、スタッフを確保するのが一番大変でしたね。

コロナ前は、ありがたいことにアーティストとして少しずつ注目してもらえるようになっていたので、依頼される仕事はほとんど全部引き受けていたので常に仕事をしている状態で、自分の時間が全くとれませんでした。やりたいことを全て実現したい一心で仕事に全力でした。結果的に当時の自分の人生のほとんどを仕事に費やすようになり、自分のライフスタイルを見直したいと思うようになりました。

Kazuさん、Kentaroさんとわたしの3人で5年前にお店をオープンした時は、お客さんが来なくて、寒い雪が降る夜に一つのタコスを4等分して「誰か食べませんか?」って外に出て配っていた時期もありました。その状態からスタートしたお店が今では兵庫県にオープンし、従業員も倍以上に増えてこんなに大きくなった。いま思い出すとウルっときますね。

そして、わたしにとって忘れられない思い出が、RUBIA/TAHONAをオープンするきっかけにもなったエドとの出会い。

Casa de Sarasaのオープン工事で必要だった釘を買いに、東急ハンズに行ったんです。そこで買い物をしていたところ、隣で店員に英語で質問している人がいたので通訳をしてあげたのです。。それが、エドでした。どこの国の人?と聞いたら「メキシコだよ」と教えてくれ、「私、メキシコ料理店をオープンするんだけど!」と行ったら「僕もレストラン経営をしているんだ」と教えてくれ、名刺交換だけしました。

びっくりしたのは、3年後になんと家のマンションのエレベーター前で彼と再会!たまたまそのマンションに短期滞在していたらしく、お互いに、3年前に東急ハンズで会った人だ!と、久しぶりの再会で盛り上がりました。その後お店に来てくれて、そこから一気に仲良くなりました。

コロナ禍に入り、渋谷のスペイン坂の物件を見つけた時に、自分一人でやるには大きすぎると思ったので、エドに話を持ちかけました。彼も日本でお店を持つことが夢だったので、すぐに話が動き出しましたね。そこからメキシコに招待してくれて、1週間メキシコで一番評価が高い、PUJOL(プジョル)のキッチンで修行させてもらいました。まるで軍隊のように厳しい研修でした。メキシコ人の勤勉さ、完璧さ、本気を出したメキシコ人の底力を垣間見た気がします。そこから帰国し、メキシコ人シェフを呼び寄せて本格的なメキシコ料理やお酒を提供することをコンセプトにオープンしました。

偶然の出会いから、お店の共同創業者になるなんて、思いもしませんでした。人生を変える出会いっていつどこであるかわからないから面白いですね(笑)

Megumi’s comment

初めて行ったメキシコ旅行でタコスと出会い、それがライフワークのひとつとなったSarasaさん。さらなる偶然によってまた道が開けていく。Sarasaさんのお話を聞いていると本当にワクワクします!

Q11. お仕事以外の時間は何をしていますか?

自分とのミーティングをして向き合うようにしてます。人間として成長したい部分に時間を使ってます。パッと思いつくところだと料理、語学、刺激のある友人と過ごすなどです。

Q12. 今まで行った旅先でもう一度行きたいところはありますか?

ブラジルにまた行ってみたいです。ファヴェーラと呼ばれる、ブラジルのスラム街で行われているパーティーに参加してみたいです。治安も気をつけないといけないので面白半分で行ってはいけないですが、現地での友達に案内してもらって行ってみたいと思っています。

Q13. タコス協会を立ち上げるほどメキシコ文化やタコスがお好きだと思いますが、Sarasaさんにとってタコスとは?これからやりたいことはありますか?

タコスは、古い歴史がありながら将来の可能性を秘めている素晴らしい食べ物。これからタコスフェスを開催したいです。タコスが死ぬほど食べられるようなイベントにしたいですね(笑)それから、このまま自分ができること、音楽や食を通して世界を広げる活動を続けていきたいです。

Q14. 最後に、Sarasaさんにとって「旅」とはなんですか?

インスピレーションを生む為の燃料

Q1. はじめての旅はいつでしたか?

旅に入るかはわかりませんが、16歳の時にカナダのオンタリオ州に10ヶ月間留学しました。

Q2. どうしてそこに行くことにしたのですか?きっかけはありましたか?

小学生の時に家族でニューヨークに住んでいたことがあり、英語はある程度話せていましたが、小学生レベルで止まっていたためもう少しきちんと勉強したいと思い、留学にいくことを決意しました。

カナダ人はとても優しく、文化の違いを尊重する風潮もあり留学中は楽しかったです。ヒップホップのダンス友達もできて、その友達の影響で、何事に対しても物事の本質に興味を持つようになったと思います。

Q3. 普段どういう時に旅に出たくなりますか?

食べ物と音楽のインスピレーションを求めている時です。

各国で素敵な音楽や食べ物への出会いがありますが、楽しかったのはメキシコに行った時に連れて行ってもらった”ソニデロ”と呼ばれる、路上のダンスパーティー。元々下町で生まれたパーティーで、クンビアやサルサ、メレンゲといったトロピカル音楽に合わせてみんなで踊ります。誰でも気軽にフラッと参加できるのでローカルの方がほとんどです。そうやって旅先で聞いた音楽は、次にDJする時にMIXしたり、アーティスト活動のインスピレーションになることも多いです。

Q4. どんな旅が好きですか?理想の旅はありますか?

現地の人に案内してもらう、ローカルに溶け込むような旅が好きです。

というのも、事前情報は特に調べずに現地で直接情報収集して行動するタイプなので、いつも旅に出る時は、日本で終わらせないといけない仕事をバタバタと全部終わらせて、倒れ込むように飛行機に乗って現地に向かいます(笑)

わたし、旅先で必ず特別な友達ができるんですよね。知らない人に声をかけて仲良くなるというよりは、現地の友達に紹介してもらってどんどん友達の輪が広がっていくイメージ。

DJのお仕事でメキシコに渡航した時に出会ったDJ Tropicaza(トロピカサ)は、音楽つながりの知人に紹介してもらった方で今でも交流があります。初対面にも関わらずとっても気さくで、お家に招待していただき、彼のレコードを聴きながら、色んな音楽について教えてもらったり、人生初のメスカル*を飲ませてもらいました。現地の方から直接音楽や食文化を学び、ガイドブックやネットの情報だけじゃ得られない経験をするという、旅の新たな醍醐味を教えてもらいました。

*メスカル = テキーラと同じく、多肉植物であるアガベを原料に造られるメキシコ産の蒸留酒。

Megumi’s comment

現地の方との交流を通してその国文化を学ぶという経験。
誰とでも仲良くなれる、Sarasaさんのオープンな人柄が伝わってきます!

Q5. 旅の必需品やパッキングへのこだわりはありますか?

旅の必需品は、使い捨てのスリッパ。飛行機の中やホテルでも重宝しています。旅をしすぎて、昔音楽雑誌のブログでパッキングリストを作って公開したことがあります。(笑)

Q6. いままでに思い出に残っている旅はありますか?

インドネシアでバイクを借りて、野宿しながらバリ島を一周する旅。友達と友達の婚約者のロシア人との家族旅行に混ぜてもらったんですが、色んな意味で衝撃的な旅でした。

フラッと気分でバイクを降りて、景色をみたり、ご飯を食べたりする、自由気ままでヒッピーのような旅。みんな行き先も食べるものにも寝るところにも特にこだわりがないので、寝るところも自由で、学校など屋根があるところに寝袋を敷いて寝ていました。朝、猿に起こされたこともありましたね(笑)

Q7. 野宿や猿に起こされるなんてしょっぱなから衝撃すぎる旅!印象に残っている出来事は?この旅に出る前と後で変わった価値観はありますか?

旅中に印象に残っているシーンは色々あります。ある日は移動中に、音が聞こえてきて、音のする方を辿ったらお寺で、宗教の儀式のような踊りを見たこともありました。人が順番に長い刀のようなものを自分に突きつけてバタッと倒れるような舞を繰り返していて、今まで見たことがないくらいエネルギーが凄かった。生命力を感じました。

忘れられない景色は、旅の途中で突然出会った、海と空の境目がない青の絶景。どこまでも浅い海が続いていて、真っ青な空が海に映っていて、地平線、空、海の境目がない。

あとは、友達がデング熱にかかってしまい高熱で生死をさまよったり、野宿続きの旅で、どこで何やっても生きていけると感じたと同時に、”本当の豊かさ”について考えた旅になりましたね。

ラグジュアリーホテルに宿泊するなど、わかりやすい金銭的な豊かさだけが豊かさではないのかなと。本当の豊かさとは、野宿もしたかったらできるし、高級ホテルにも泊まれる。そういう選択肢があることかもしれないと、選択肢があることの大切さを改めて実感しました。

Megumi’s comment

旅って人や景色、体験、挙げればキリがないほど本当に色々な出会いの連続。そういったいろんな形の旅や出会いを通して気づいた新たな価値観。その後のSarasaさんのライフスタイルにも影響を与えてそう!

Q8. Sarasaさんの中でインドの旅も思い出に残る旅だそうですが、どんなことが印象的でしたか?

インドの旅も自分の中での意識が変わるきっかけになりました。

Hip hopの異文化交流イベントで行ったんですが、着いた瞬間から、カラフルで眩しい、うるさい、辛い、くさい、暑い!視覚から聴覚まで五感を通じて入ってくるものすべてがトゥーマッチで一気に五感が開く感覚(笑)

印象に残っているのは、ダンサーの友達に連れて行ってもらったスラム街。いわゆる最低のカーストで生活している、階級社会のリアルと究極の貧困を初めて目の当たりにして、衝撃を受けました。

印象に残っているのは、ダンサーの友達に連れて行ってもらったスラム街。いわゆる最低のカーストで生活している、階級社会のリアルと究極の貧困を初めて目の当たりにして、衝撃を受けました。

Q9. 実際に自分の目で見て、経験するからこそ自分の中での気付きが得られることもありますよね。SarasaさんといえばDJ、飲食店経営など多岐に渡って活躍されていますが、タコス屋さんを始めたきっかけは?

初めて食べたタコスは、通称カルニタスと呼ばれる豚肉のタコスだったと思います。一度食べて、その美味しさに衝撃を受けて、タコス中毒になりました(笑)日本に帰ってきてあの味が食べたくて、ゾンビのように東京の街を彷徨い歩いてタコスを食べ歩きました。当時はタコス屋さん自体があんまりなかったので、メキシコの味にはありつけず、探すのはすぐ諦めて家で作り始めました。メキシコからハバネロなどの唐辛子や色んな種類のサルサを持って帰ってきて、メキシコのアミーゴたちに教えてもらったレシピでタコスを作り、ホームパーティーを開いて友達をもてなすこともありました

それからタコス屋さんをはじめようと思い、物件を探しました。運よくちょうどいい物件がすぐに見つかったこともあり、半年以内にお店 “Casa de Sarasa” をオープンしました。

当時はタコス=タコベルの時代。当時のコンサルタントの方に、タコスは1000円でお腹いっぱいになると思われてしまうから、メキシカンバルとしてオープンすることをオススメされたこともあり、タコス屋さんというよりは、バルとしてオープン。当時の貯金をほぼ使って人生をかけてお店をオープンしました。

Megumi’s comment

メキシコ旅行から帰国後、タコス屋さんを半年でオープンとは、物凄い行動力とスピード感!
Sarasaさんのパワフルさが伝わってきます。

Q10. そんなCasa de Sarasaも今年で5周年という節目。お店をオープンする上で一番大変だったこと、思い出に残っていることは?

今振り返ると、スタッフを確保するのが一番大変でしたね。

コロナ前は、ありがたいことにアーティストとして少しずつ注目してもらえるようになっていたので、依頼される仕事はほとんど全部引き受けていたので常に仕事をしている状態で、自分の時間が全くとれませんでした。やりたいことを全て実現したい一心で仕事に全力でした。結果的に当時の自分の人生のほとんどを仕事に費やすようになり、自分のライフスタイルを見直したいと思うようになりました。

Kazuさん、Kentaroさんとわたしの3人で5年前にお店をオープンした時は、お客さんが来なくて、寒い雪が降る夜に一つのタコスを4等分して「誰か食べませんか?」って外に出て配っていた時期もありました。その状態からスタートしたお店が今では兵庫県にオープンし、従業員も倍以上に増えてこんなに大きくなった。いま思い出すとウルっときますね。

そして、わたしにとって忘れられない思い出が、RUBIA/TAHONAをオープンするきっかけにもなったエドとの出会い。

Casa de Sarasaのオープン工事で必要だった釘を買いに、東急ハンズに行ったんです。そこで買い物をしていたところ、隣で店員に英語で質問している人がいたので通訳をしてあげたのです。。それが、エドでした。どこの国の人?と聞いたら「メキシコだよ」と教えてくれ、「私、メキシコ料理店をオープンするんだけど!」と行ったら「僕もレストラン経営をしているんだ」と教えてくれ、名刺交換だけしました。

びっくりしたのは、3年後になんと家のマンションのエレベーター前で彼と再会!たまたまそのマンションに短期滞在していたらしく、お互いに、3年前に東急ハンズで会った人だ!と、久しぶりの再会で盛り上がりました。その後お店に来てくれて、そこから一気に仲良くなりました。

コロナ禍に入り、渋谷のスペイン坂の物件を見つけた時に、自分一人でやるには大きすぎると思ったので、エドに話を持ちかけました。彼も日本でお店を持つことが夢だったので、すぐに話が動き出しましたね。そこからメキシコに招待してくれて、1週間メキシコで一番評価が高い、PUJOL(プジョル)のキッチンで修行させてもらいました。まるで軍隊のように厳しい研修でした。メキシコ人の勤勉さ、完璧さ、本気を出したメキシコ人の底力を垣間見た気がします。そこから帰国し、メキシコ人シェフを呼び寄せて本格的なメキシコ料理やお酒を提供することをコンセプトにオープンしました。

偶然の出会いから、お店の共同創業者になるなんて、思いもしませんでした。人生を変える出会いっていつどこであるかわからないから面白いですね(笑)

Megumi’s comment

初めて行ったメキシコ旅行でタコスと出会い、それがライフワークのひとつとなったSarasaさん。さらなる偶然によってまた道が開けていく。Sarasaさんのお話を聞いていると本当にワクワクします!

Q11. お仕事以外の時間は何をしていますか?

自分とのミーティングをして向き合うようにしてます。人間として成長したい部分に時間を使ってます。パッと思いつくところだと料理、語学、刺激のある友人と過ごすなどです。

Q12. 今まで行った旅先でもう一度行きたいところはありますか?

ブラジルにまた行ってみたいです。ファヴェーラと呼ばれる、ブラジルのスラム街で行われているパーティーに参加してみたいです。治安も気をつけないといけないので面白半分で行ってはいけないですが、現地での友達に案内してもらって行ってみたいと思っています。

Q13. タコス協会を立ち上げるほどメキシコ文化やタコスがお好きだと思いますが、Sarasaさんにとってタコスとは?これからやりたいことはありますか?

タコスは、古い歴史がありながら将来の可能性を秘めている素晴らしい食べ物。これからタコスフェスを開催したいです。タコスが死ぬほど食べられるようなイベントにしたいですね(笑)それから、このまま自分ができること、音楽や食を通して世界を広げる活動を続けていきたいです。

Q14. 最後に、Sarasaさんにとって「旅」とはなんですか?

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Q1. はじめての旅はいつでしたか?

旅に入るかはわかりませんが、16歳の時にカナダのオンタリオ州に10ヶ月間留学しました。

Q2. どうしてそこに行くことにしたのですか?きっかけはありましたか?

小学生の時に家族でニューヨークに住んでいたことがあり、英語はある程度話せていましたが、小学生レベルで止まっていたためもう少しきちんと勉強したいと思い、留学にいくことを決意しました。

カナダ人はとても優しく、文化の違いを尊重する風潮もあり留学中は楽しかったです。ヒップホップのダンス友達もできて、その友達の影響で、何事に対しても物事の本質に興味を持つようになったと思います。

Q3. 普段どういう時に旅に出たくなりますか?

食べ物と音楽のインスピレーションを求めている時です。

各国で素敵な音楽や食べ物への出会いがありますが、楽しかったのはメキシコに行った時に連れて行ってもらった”ソニデロ”と呼ばれる、路上のダンスパーティー。元々下町で生まれたパーティーで、クンビアやサルサ、メレンゲといったトロピカル音楽に合わせてみんなで踊ります。誰でも気軽にフラッと参加できるのでローカルの方がほとんどです。そうやって旅先で聞いた音楽は、次にDJする時にMIXしたり、アーティスト活動のインスピレーションになることも多いです。

Q4. どんな旅が好きですか?理想の旅はありますか?

現地の人に案内してもらう、ローカルに溶け込むような旅が好きです。

というのも、事前情報は特に調べずに現地で直接情報収集して行動するタイプなので、いつも旅に出る時は、日本で終わらせないといけない仕事をバタバタと全部終わらせて、倒れ込むように飛行機に乗って現地に向かいます(笑)

わたし、旅先で必ず特別な友達ができるんですよね。知らない人に声をかけて仲良くなるというよりは、現地の友達に紹介してもらってどんどん友達の輪が広がっていくイメージ。

Megumi’s comment

現地の方との交流を通してその国文化を学ぶという経験。誰とでも仲良くなれる、Sarasaさんのオープンな人柄が伝わってきます!

Q5. 旅の必需品やパッキングへのこだわりはありますか?

旅の必需品は、使い捨てのスリッパ。飛行機の中やホテルでも重宝しています。旅をしすぎて、昔音楽雑誌のブログでパッキングリストを作って公開したことがあります。(笑)

Q6. いままでに思い出に残っている旅はありますか?

インドネシアでバイクを借りて、野宿しながらバリ島を一周する旅。友達と友達の婚約者のロシア人との家族旅行に混ぜてもらったんですが、色んな意味で衝撃的な旅でした。

フラッと気分でバイクを降りて、景色をみたり、ご飯を食べたりする、自由気ままでヒッピーのような旅。みんな行き先も食べるものにも寝るところにも特にこだわりがないので、寝るところも自由で、学校など屋根があるところに寝袋を敷いて寝ていました。朝、猿に起こされたこともありましたね(笑)

Q7. 野宿や猿に起こされるなんてしょっぱなから衝撃すぎる旅!印象に残っている出来事は?この旅に出る前と後で変わった価値観はありますか?

旅中に印象に残っているシーンは色々あります。ある日は移動中に、音が聞こえてきて、音のする方を辿ったらお寺で、宗教の儀式のような踊りを見たこともありました。人が順番に長い刀のようなものを自分に突きつけてバタッと倒れるような舞を繰り返していて、今まで見たことがないくらいエネルギーが凄かった。生命力を感じました。

忘れられない景色は、旅の途中で突然出会った、海と空の境目がない青の絶景。どこまでも浅い海が続いていて、真っ青な空が海に映っていて、地平線、空、海の境目がない。

あとは、友達がデング熱にかかってしまい高熱で生死をさまよったり、野宿続きの旅で、どこで何やっても生きていけると感じたと同時に、”本当の豊かさ”について考えた旅になりましたね。

ラグジュアリーホテルに宿泊するなど、わかりやすい金銭的な豊かさだけが豊かさではないのかなと。本当の豊かさとは、野宿もしたかったらできるし、高級ホテルにも泊まれる。そういう選択肢があることかもしれないと、選択肢があることの大切さを改めて実感しました。

Megumi’s comment

旅って人や景色、体験、挙げればキリがないほど本当に色々な出会いの連続。そういったいろんな形の旅や出会いを通して気づいた新たな価値観。その後のSarasaさんのライフスタイルにも影響を与えてそう!

Q8. Sarasaさんの中でインドの旅も思い出に残る旅だそうですが、どんなことが印象的でしたか?

インドの旅も自分の中での意識が変わるきっかけになりました。

Hip hopの異文化交流イベントで行ったんですが、着いた瞬間から、カラフルで眩しい、うるさい、辛い、くさい、暑い!視覚から聴覚まで五感を通じて入ってくるものすべてがトゥーマッチで一気に五感が開く感覚(笑)

印象に残っているのは、ダンサーの友達に連れて行ってもらったスラム街。いわゆる最低のカーストで生活している、階級社会のリアルと究極の貧困を初めて目の当たりにして、衝撃を受けました。

Q9. 実際に自分の目で見て、経験するからこそ自分の中での気付きが得られることもありますよね。SarasaさんといえばDJ、飲食店経営など多岐に渡って活躍されていますが、タコス屋さんを始めたきっかけは?

初めて食べたタコスは、通称カルニタスと呼ばれる豚肉のタコスだったと思います。一度食べて、その美味しさに衝撃を受けて、タコス中毒になりました(笑)日本に帰ってきてあの味が食べたくて、ゾンビのように東京の街を彷徨い歩いてタコスを食べ歩きました。当時はタコス屋さん自体があんまりなかったので、メキシコの味にはありつけず、探すのはすぐ諦めて家で作り始めました。メキシコからハバネロなどの唐辛子や色んな種類のサルサを持って帰ってきて、メキシコのアミーゴたちに教えてもらったレシピでタコスを作り、ホームパーティーを開いて友達をもてなすこともありました

それからタコス屋さんをはじめようと思い、物件を探しました。運よくちょうどいい物件がすぐに見つかったこともあり、半年以内にお店 “Casa de Sarasa” をオープンしました。

当時はタコス=タコベルの時代。当時のコンサルタントの方に、タコスは1000円でお腹いっぱいになると思われてしまうから、メキシカンバルとしてオープンすることをオススメされたこともあり、タコス屋さんというよりは、バルとしてオープン。当時の貯金をほぼ使って人生をかけてお店をオープンしました。

Megumi’s comment

メキシコ旅行から帰国後、タコス屋さんを半年でオープンとは、物凄い行動力とスピード感!
Sarasaさんのパワフルさが伝わってきます。

Q10. そんなCasa de Sarasaも今年で5周年という節目。お店をオープンする上で一番大変だったこと、思い出に残っていることは?

今振り返ると、スタッフを確保するのが一番大変でしたね。

コロナ前は、ありがたいことにアーティストとして少しずつ注目してもらえるようになっていたので、依頼される仕事はほとんど全部引き受けていたので常に仕事をしている状態で、自分の時間が全くとれませんでした。やりたいことを全て実現したい一心で仕事に全力でした。結果的に当時の自分の人生のほとんどを仕事に費やすようになり、自分のライフスタイルを見直したいと思うようになりました。

Kazuさん、Kentaroさんとわたしの3人で5年前にお店をオープンした時は、お客さんが来なくて、寒い雪が降る夜に一つのタコスを4等分して「誰か食べませんか?」って外に出て配っていた時期もありました。その状態からスタートしたお店が今では兵庫県にオープンし、従業員も倍以上に増えてこんなに大きくなった。いま思い出すとウルっときますね。

そして、わたしにとって忘れられない思い出が、RUBIA/TAHONAをオープンするきっかけにもなったエドとの出会い。

Casa de Sarasaのオープン工事で必要だった釘を買いに、東急ハンズに行ったんです。そこで買い物をしていたところ、隣で店員に英語で質問している人がいたので通訳をしてあげたのです。。それが、エドでした。どこの国の人?と聞いたら「メキシコだよ」と教えてくれ、「私、メキシコ料理店をオープンするんだけど!」と行ったら「僕もレストラン経営をしているんだ」と教えてくれ、名刺交換だけしました。

びっくりしたのは、3年後になんと家のマンションのエレベーター前で彼と再会!たまたまそのマンションに短期滞在していたらしく、お互いに、3年前に東急ハンズで会った人だ!と、久しぶりの再会で盛り上がりました。その後お店に来てくれて、そこから一気に仲良くなりました。

偶然の出会いから、お店の共同創業者になるなんて、思いもしませんでした。人生を変える出会いっていつどこであるかわからないから面白いですね(笑)

Megumi’s comment

初めて行ったメキシコ旅行でタコスと出会い、
それがライフワークのひとつとなったSarasaさん。さらなる偶然によってまた道が開けていく。Sarasaさんのお話を聞いていると本当にワクワクします!

Q11. お仕事以外の時間は何をしていますか?

自分とのミーティングをして向き合うようにしてます。人間として成長したい部分に時間を使ってます。パッと思いつくところだと料理、語学、刺激のある友人と過ごすなどです。

Q12. 今まで行った旅先でもう一度行きたいところはありますか?

ブラジルにまた行ってみたいです。ファヴェーラと呼ばれる、ブラジルのスラム街で行われているパーティーに参加してみたいです。治安も気をつけないといけないので面白半分で行ってはいけないですが、現地での友達に案内してもらって行ってみたいと思っています。

Q13. タコス協会を立ち上げるほどメキシコ文化やタコスがお好きだと思いますが、Sarasaさんにとってタコスとは?これからやりたいことはありますか?

タコスは、古い歴史がありながら将来の可能性を秘めている素晴らしい食べ物。これからタコスフェスを開催したいです。タコスが死ぬほど食べられるようなイベントにしたいですね(笑)それから、このまま自分ができること、音楽や食を通して世界を広げる活動を続けていきたいです。

Q14. 最後に、Sarasaさんにとって「旅」とはなんですか?

インスピレーションを生む為の燃料

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