Aww x Sustainability vol.1 Learning from Eco Traveler Seri! Eco travel and living

サステナブルな世界を実現するために、Awwでは日々わたしたちにできることを考えています。
とはいえまだまだ情報量が少ないのが現実。
そこで、Awwはエコを心がける暮らしをする方と、
インスタライブにてお話しできるセッションを作りました。

初回は、最近何かと話題になることが多い
「エコな旅や暮らし」をテーマに、

エコトラベラーとして活躍するSeriさんをお招きし、
AwwのMegumiとインスタライブにて
トークセッションを開催。

事前に届いたフォロワーさんの質問について
お答えしていただきました。

Aww x Sustainability 対談 vol.1

- エコトラベラーSeriさんに学ぶ!エコな旅と暮らし -

名前:Seri 

職業:エコトラベラー/フォトグラファー

趣味:旅行

好きな国:オーストラリア

トークセッションの様子はAww公式インスタグラムのアーカイブからも見られますのでぜひご覧ください!

Megumi: こんにちは!よろしくお願いします。早速ですが、エコトラベラーとして活躍されているSeriさんに、 ざっくばらんにエコに関して聞いてみたいと思います。まずは簡単に自己紹介お願いします。

Seri:
こんにちは、Seriって呼んでください。
田舎で育ったこともあり、自然が好きです。
それもあってエコツーリズムを勉強しようと、オーストラリアに留学をしました。
現地で勉強したことでエコに対しての理解が深まり、地球と共存できるような生活をしていこうと意識するきっかけになりました。

Megumi:「エコツーリズム」とか「エコトラベル」ってまだまだ日本だと馴染みがない言葉だと思うのですが、最近やっと日本でもエコバッグの使用をはじめ、雑誌とかメディアでも取り上げられるようになってきましたよね。オーストラリアでの生活はいかがでしたか?どんなことを学ばれましたか?

Seri:
留学は10年前だったのですが、海に行った時に現地の中学生に「観光で来たのですか?この地を守るためにどんなことをしていますか?」と聞かれたことにとてもビックリしました。
日本ではまず聞かれることのない質問だったので、
そもそもエコに対する教育から全く違うんだということを実感しました。

印象に残っているのは、エアーズロックに行った時のことです。一時期、エアーズロックを訪問した印としてみんなが落書きをしたり、ポイ捨ても増えたりと、問題になった時期がありました。
そのことについて、「どうやったら守っていける?」、「それが自分の庭だったらどう思う?」そういったことを、当時のクラスメートとディスカッションしていました。

Megumi: 自然の中で育ったSeriさんですが、環境保護に対する意識は昔からあったのですか?

Seri: その当時はありませんでしたが、最近は実家に帰った時に、綺麗な自然の中にゴミが捨ててあったりするのを見ると疑問が湧いてくるようになりました。
有名な観光地ではないので昔はあまりそういうことはなかったので尚更気になるんですよね。

Megumi: そういう変化を目にすると意識するようになりますよね。私も、ハワイに行った時によく行くローカルなビーチが、昔は人がいなくて綺麗なビーチだったのに、だんだん観光地化してしまって汚くなっていく。行くたびにそんな変化を目にして、自分にできることはないのか?ということを意識するようになりました。

(視聴者からの質問を確認)「エコに旅行をすることに興味がありますが、そもそもエコトラベルってなんですか?すぐ実践できることを教えてください!」と来ています。 --Seriさんいかがでしょうか。

Seri: まず、エコに旅行したいって意識がある時点でエコだと思います!(笑)
エコトラベルとは、シンプルに言うと、「その地域の自然を大事にしたり、昔からある人々やコミュニティーを発展させるような旅行の仕方」のことです。GO TOトラベルもそうですが、その地域にお金を落とすことで、その地域の方達が豊かになり、巡り巡って地域全体がどんどん発展しますよね。
例えば、海外の貧しい地域を訪問した際に、現地で物を買ったり消費すると、そのお金が現地の方の教育に回ったりして地域貢献ができます。他にも、その土地の食材を食べたり、エコなホテルに泊まったり、エコグッズを持ち歩いて使ったり、それで十分です。

あとは、ゴミが出るようなアクティビティーではなく、自然と共存できるアクティビティーが大事で、自然と一緒に楽しめる遊び方もいいですね。
自然を感じて、共存しているんだということが意識できるような。

Megumi: その土地の物を食べることって、旅の醍醐味ですよね。地産地消は、輸送距離が短いって意味で地球環境にも良いですし、純粋に新鮮な素材だったり本場の味を自分も味わって楽しむことができるのでとっても良いですね!

Seri: はい、そうですね!
あとは興味を持って調べたり、色々なことを知ることも大事だと思っています。その地域にはどういう歴史があって、どういう人がいて、といったような知識を得ることが一番大事ですね。

Megumi: 私もそう思います。それを考えると今までのマスツーリズムは、観光名所に行くことが目的になってるような旅が多かったかもしれないですね。大量に人を連れて歩いて、観光名所だけ周ってすぐ帰る。そういう旅が多かったように感じます。

Seri:
おっしゃる通りですね。 今の言葉でピンと来たんですが、実は、エコトラベルって体力使うんですよ(笑)
エコでない旅行は基本的に、連れて行ってもらえるので快適です。その点、エコトラベルって自分で調べて自分で行動するのでやっぱり体力使うんですよね。

Megumi: 確かに。「エコ」って不便なイメージがありますが、どうやったら日常的に取り入れられるマインドになりますか?

Seri: 私はよく、「地球で自分が生きられなくなったら?」と考えるようにしています。
人間って1週間にクレジットカード1枚分のプラスチックを摂取していると言われているんです。
海にいる魚がマイクロプラスチックを食べる。そしてその魚を人間が食べる。そんな風に、周りに回って自分に返ってくるって思えば意識が変わるのではないかなと思います。

Megumi: 私も、全ての行動はつながっていると考えていますが、その視点を持つだけでエコに対する意識も変わりそうですね!

Seri: 本当にそうで、ちょっとでも意識するだけで変わります。
まず、意識を向けることが大事で、「エコツーリズム、エコトラベル、サステナブルってなんだろう?」と興味を持つことだけで十分だと思っています。

Megumi: 自然と遊ぶのも良いとおっしゃっていましたが、
オススメの場所はありますか?

Seri:
オーストラリアは自然がたくさんあるのでオススメですね。海外は、比較的どこでも自然があるので良いかもしれません。ただ、自然が美しい秘境って行きづらい場所にあるんですよね(笑)国内だと、最近キャンプにハマっているのですが、キャンプ場は自然がたくさんあるのでオススメです。

Megumi: 自分も自然の一部なんだなと感じることができるので、久しぶりに自然に行くと落ち着きますよね! 定期的に旅行して自然と過ごすことが大事なんだなって再確認できます。

Seri: そうですよね!遠くに行くのが難しくても、公園に行って小鳥のさえずりを聞いたりするのも良いですよね。

Megumi: はい。あと、「サステナブルホテル」や「エコホテル」というホテルに関しても、よく耳にするようになってきたのですが、そういうことを調べるのも楽しいですよね。
ヨーロッパには「ビオホテル協会(Die BIO HOTELS)」というのがあって、食事や飲み物、ベッドリネンや施設の内装材、再生エネルギーの使用など様々な観点でエコな取り組みをしているホテルを「BIO HOTEL」として認証しているんですが、最近日本でも認証されたホテルが出てきたと聞いて今度泊まりに行こうと思っています!

Seri: そうですね。それこそ最近インスタ映えするところも多くなってきてますよね! 森や林のなかにポツンと佇んでいたり。

Megumi: あと旅行と言えば、最近アメニティーは自分のお気に入りを持って行くようになりましたね。 昔は、アメニティーは無料だから!とホテルのものを使うことも多かったのですが、自分のお気に入りを見つけたらそれを長く使いたいと思うようになってきました。少し視点を変えて、Seriさんは、「普段の生活」で最近取り入れている「エコ」はありますか?

Seri: まず、エコラップを使うようになりました。オーストラリアに住んだ時に初めて手に取り、日本に持って帰ってきて使い始めましたのですが、こういった製品を使うようになって、エコとはクリエイティビティから生まれるものなんだと気づいて色々調べ始めました。
当時日本のウェブサイト上では情報量が少なかったので英語のウェブサイトで検索したりしていました。

最近でいうと、自分で育てたお花をアルコールにつけてハーブチンキというものを作り、 ナチュラルな入浴剤を作りました。


*ハーブチンキとは

ドライハーブをアルコール度数の高いウォッカやホワイトリカーなどに漬けて有効成分を抽出した濃縮液のこと。ハーブティだと水溶性の成分しか取り入れることができませんが、アルコールに浸すことで、脂溶性の成分も抽出することができ、料理はもちろん、化粧水や入浴剤、虫除けスプレーなど色々なものに活用できる。


Megumi: オーストラリアって確かに、自然のものをクリエイティブにプロデュースしているイメージがありますね! 海外の旅行や滞在を通して学んだことを日本に帰って活かしたりというのも共感します。

Seri: 自然のものを活かすこともそうですし、日常生活の中で意識するだけでできることって意外とするできることが多いんですよ。例えば、洋服を古着屋さんで買うことは、サステナブルですし、エコカップも持ち歩くだけでゴミも減って、エコな生活になります。エコ生活って難しく考えられることも多いですが、簡単にできることから始めることが、エコな生活への第一歩だなって思っています。

Megumi: そうですね!私も、コロナ禍でおうち時間が増えて、ゴミがどれだけ出るかが可視化されたことがきっかけで、エコ生活にもっと興味が出てきました。さらに最近、今までと違うゴミの分別方法がある地域に引っ越したのですが、ほとんどがプラスチックゴミだったことに衝撃を受けました。
今までは当たり前のようにサランラップを使っていたり、袋ももらってたりしましたが、結局ゴミになってしまうことが多いですし、いらないのでは?と改めて考えるきっかけにもなりましたね。ゴミを減らす努力をすることで、地球環境にももちろん良いですが、自分の生活も良くなった気がします。日常生活でエコを意識するようになりました。

Seri:
そうですね、最近私もエコな生活を色々試しているのですが、素朴な疑問があって。
スーパーのビニール袋が廃止されて、エコバッグを持ち歩くようになったのに、野菜を入れたりする小さいビニール袋は無料ですよね。純粋に、それっておかしいなって(笑) なので私は、コットンでできているイソップの包装の袋を持参してそれに野菜を入れたりしています。

Megumi: イソップの袋可愛いですよね!コスメポーチにしてる人は見るけど、そういう使い方は知りませんでした。 早速私も真似させていただきます(笑)

Seri: あとは、食器洗う時のスポンジの代わりに、びわ湖布巾を使っています。 柄が特殊で、水に濡らすだけで汚れがかなり落ちますし、吸水性もあって土に返るからとってもエコです。

Megumi: 素敵ですね!あと、私も少し前からサランラップは使わない生活を始めたのですが、エコラップってそもそも知らないって人が多いのではないのでしょうか。
ちなみに、エコラップとミツロウラップの違いはなんでしょうか。

Seri:
ミツロウラップは、エコラップの一部ですね。実は、ここにあります!(広げて見せてくれる) とっても使い込んでいてしわくちゃですが(笑)

Megumi: 柄も可愛いのが多いですね!なんで日本ではあまり普及しないんだろうと思っています。あとは、シリコンバッグも最近使い始めたのですが、便利ですよね!

Seri: そうですね、私も使っています!旅行行く時に、ポーチ代わりにお金などを入れたり、 色々な使い方があって便利ですよね!

Megumi: 私も最近外に出かける時のおやつにナッツとかフルーツを入れて持ち歩いています! 液体でももれないから本当に良いですよね。
あとは、シリコンバッグも最近使い始めたのですが、便利ですよね!

Seri:
まさにそれで、キャンプで洗い物をする際に洗剤がそのまま下に落ちることが多いから、 マジックソープを移し替えて持っていったりしてます。

Megumi: マジックソープは天然由来成分100%で自然に還ることができるからキャンプにぴったりですね!洗剤も環境に影響しますし、キャンプっていかにゴミを減らすか知恵を絞りますよね(笑)私はあと最近マイストロー始めました。

Seri: コンパクトでペンみたいな感じで可愛いですね!

Megumi: ストローもかなりゴミになりますが、それを減らせるのでオススメです。 エコストローに合わせて、ストージョのエコカップも使っています。

Seri:
すごいですね! そういえば、最近オーガニック石鹸生活をしています。 ボディソープとシャンプーの代わりに、全部石鹸を使っています! コンディショナーやトリートメントとして、 アップルサイダーヴィネガーに はちみつを混ぜたりして使っています。 でペンみたいな感じで可愛いですね!

Megumi: 肌とか髪の毛にも良さそうですがいかがですか?

Seri: 特に不便は感じないですね。髪の毛には合う・合わないあるかもしれないですが、石鹸を液体にして使うこともできるので、実験みたいに色々試したりする、その過程も楽しんでいます。

Megumi: 自分に合うものを調合するのって楽しいですよね(笑)
私もコロナで時間が増えてから、不便だとしても自分でクリエイティブに楽しめることの方が好きになったし 選ぶようになりました。

Seri: そうなんです。 結局、サステナブルな生活って不便ですし時間がかかりますが、それを楽しむのが理想ですね。 地球にも自分自身にも良いことしていると思うと、ハッピーな気分になりますし。

Megumi: その通りですね!・・・お、ストローどこで買いましたか?って質問が来ています。

Seri: やっぱり(笑)私も気になります!

Megumi: ZOKUって書いてあります。 東急ハンズで買いました!そういえば、Seriさんは、エコグッズってどこで買っていますか?オススメのお店はありますか?

Seri: 基本的にはインスタグラムから探していますね。 実店舗でエコグッズが集まっているお店は日本にはまだなかなか無いですね。

Megumi: オーストラリアにはありましたか?

Seri: ありました。 洋服もエシカルファッションが多くて、購入金額の1%を寄付しているお店とかが多かったです。

Megumi: そうなんですね!仕事でモノづくりをするようになって、大量に消費されては捨てられて行く現実を目の当たりにしてから、私もできるだけエシカルなものを選んで購入するようになりました。

Seri: そうですね。私も洋服は、ヴィンテージショップ(古着屋さん)で買うようにしています。 まだまだ使えるものが多いですし、なんといっても使えるものを安く手に入れられるのですごくエコだと思います。あとは、新品を買うなら作り手が見えるものを買います。 今日つけているジュエリーも、現地の人が作っているのを見て直接その人から購入しました。

こういったことを大切にしたいとつくづく思いますね。例えば、ファッション好きな人だったらファッションからエコ生活を心掛けてみたり、自分の興味あることからまずは入るのはありですね。

Megumi: 本当にそうですね。今日Seriさんとお話をしていて、日常生活の中で一つずつ深く知ろうとすることが、エコなアクションに繋がる第一歩ではないかと気付きました。

Seri: そうですね。意識をすることがエコな考え方への第一歩ですね。 今、世界でも「もったいない」という言葉が広がっていますが、この言葉に尽きますね。

Seri & Megumi: ありがとうございました!

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Awwでは日々わたしたちにできることを考えています。

とはいえまだまだ情報量が少ないのが現実。
そこで、Awwはエコを心がける暮らしをする方と、
インスタライブにてお話しできるセッションを作りました。

初回は、最近何かと話題になることが多い
「エコな旅や暮らし」をテーマに、

エコトラベラーとして活躍するSeriさんをお招きし、
AwwのMegumiとインスタライブを開催。
事前に届いたフォロワーさんの質問について
お答えしていただきました。

Aww x Sustainability 対談 vol.1

- エコトラベラーSeriさんに学ぶ!エコな旅と暮らし -


お名前:Seri

職業:エコトラベラー/フォトグラファー

趣味:旅行

好きな国:オーストラリア


トークセッションの様子はAww公式インスタグラムのアーカイブからも見られますのでぜひご覧ください!

Megumi: こんにちは!よろしくお願いします。早速ですが、エコトラベラーとして活躍されているSeriさんに、 ざっくばらんにエコに関して聞いてみたいと思います。まずは簡単に自己紹介お願いします。

Seri:こんにちは、Seriって呼んでください。
田舎で育ったこともあり、自然が好きです。それもあってエコツーリズムを勉強しようと、オーストラリアに留学をしました。
現地で勉強したことでエコに対しての理解が深まり、地球と共存できるような生活をしていこうと意識するきっかけになりました。

Megumi:「エコツーリズム」とか「エコトラベル」ってまだまだ日本だと馴染みがない言葉だと思うのですが、最近やっと日本でもエコバッグの使用をはじめ、雑誌とかメディアでも取り上げられるようになってきましたよね。オーストラリアでの生活はいかがでしたか?どんなことを学ばれましたか?

Seri:留学は10年前だったのですが、海に行った時に現地の中学生に「観光で来たのですか?この地を守るためにどんなことをしていますか?」と聞かれたことにとてもビックリしました。
日本ではまず聞かれることのない質問だったので、
そもそもエコに対する教育から全く違うんだということを実感しました。

印象に残っているのは、エアーズロックに行った時のことです。一時期、エアーズロックを訪問した印としてみんなが落書きをしたり、ポイ捨ても増えたりと、問題になった時期がありました。
そのことについて、「どうやったら守っていける?」、「それが自分の庭だったらどう思う?」そういったことを、当時のクラスメートとディスカッションしていました。

Megumi: 自然の中で育ったSeriさんですが、環境保護に対する意識は昔からあったのですか?

Seri: その当時はありませんでしたが、最近は実家に帰った時に、綺麗な自然の中にゴミが捨ててあったりするのを見ると疑問が湧いてくるようになりました。
有名な観光地ではないので昔はあまりそういうことはなかったので尚更気になるんですよね。

Megumi: 自然の中で育ったSeriさんですが、環境保護に対する意識は昔からあったのですか?

Seri: その当時はありませんでしたが、最近は実家に帰った時に、綺麗な自然の中にゴミが捨ててあったりするのを見ると疑問が湧いてくるようになりました。
有名な観光地ではないので昔はあまりそういうことはなかったので尚更気になるんですよね。

Megumi: そういう変化を目にすると意識するようになりますよね。
私も、ハワイに行った時によく行くローカルなビーチが、昔は人がいなくて綺麗なビーチだったのに、だんだん観光地化してしまって汚くなっていく。行くたびにそんな変化を目にして、自分にできることはないのか?ということを意識するようになりました。

(視聴者からの質問を確認)
「エコに旅行をすることに興味がありますが、そもそもエコトラベルってなんですか?すぐ実践できることを教えてください!」と来ています。
--Seriさんいかがでしょうか。

Seri: まず、エコに旅行したいって意識がある時点でエコだと思います!(笑)エコトラベルとは、シンプルに言うと、「その地域の自然を大事にしたり、昔からある人々やコミュニティーを発展させるような旅行の仕方」のことです。GO TOトラベルもそうですが、その地域にお金を落とすことで、その地域の方達が豊かになり、巡り巡って地域全体がどんどん発展しますよね。例えば、海外の貧しい地域を訪問した際に、現地で物を買ったり消費すると、そのお金が現地の方の教育に回ったりして地域貢献ができます。他にも、その土地の食材を食べたり、エコなホテルに泊まったり、エコグッズを持ち歩いて使ったり、それで十分です。

あとは、ゴミが出るようなアクティビティーではなく、自然と共存できるアクティビティーが大事で、自然と一緒に楽しめる遊び方もいいですね。
自然を感じて、共存しているんだということが意識できるような。

Megumi: その土地の物を食べることって、旅の醍醐味ですよね。
地産地消は、輸送距離が短かいって意味で地球環境にも良いですし、純粋に新鮮な素材だったり本場の味を自分も味わって楽しむことができるのでとっても良いですね!

Seri: はい、そうですね!
あとは興味を持って調べたり、色々なことを知ることも大事だと思っています。その地域にはどういう歴史があって、どういう人がいて、といったような知識を得ることが一番大事ですね。

Megumi: 私もそう思います。
それを考えると今までのマスツーリズムは、観光名所に行くことが目的になってるような旅が多かったかもしれないですね。
大量に人を連れて歩いて、観光名所だけ周ってすぐ帰る。そういう旅が多かったように感じます。

Seri: おっしゃる通りですね。 今の言葉でピンと来たんですが、実は、エコトラベルって体力使うんですよ(笑)
エコでない旅行は基本的に、連れて行ってもらえるので快適です。
その点、エコトラベルって自分で調べて自分で行動するのでやっぱり体力使うんですよね。

Megumi: 確かに。「エコ」って不便なイメージがありますが、
どうやったら日常的に取り入れられるマインドになりますか?

Seri: 私はよく、「地球で自分が生きられなくなったら?」と考えるようにしています。人間って1週間にクレジットカード1枚分のプラスチックを摂取していると言われているんです。
海にいる魚がマイクロプラスチックを食べる。そしてその魚を人間が食べる。そんな風に、周りに回って自分に返ってくるって思えば意識が変わるのではないかなと思います。

Megumi: 私も、全ての行動はつながっていると考えていますが、その視点を持つだけでエコに対する意識も変わりそうですね!

Seri: 本当にそうで、ちょっとでも意識するだけで変わります。まず、意識を向けることが大事で、「エコツーリズム、エコトラベル、サステナブルってなんだろう?」と興味を持つことだけで十分だと思っています。

Megumi: 自然と遊ぶのも良いとおっしゃっていましたが、
オススメの場所はありますか?

Seri: おっしゃる通りですね。
今の言葉でピンと来たんですが、実は、エコトラベルって体力使うんですよ(笑)エコでない旅行は基本的に、連れて行ってもらえるので快適です。
その点、エコトラベルって自分で調べて自分で行動するのでやっぱり体力使うんですよね。

Megumi: 自分も自然の一部なんだなと感じることができるので、久しぶりに自然に行くと落ち着きますよね! 定期的に旅行して自然と過ごすことが大事なんだなって再確認できます。

Seri: そうですよね!遠くに行くのが難しくても、公園に行って小鳥のさえずりを聞いたりするのも良いですよね。

Megumi: はい。あと、「サステナブルホテル」や「エコホテル」というホテルに関しても、よく耳にするようになってきたのですが、そういうことを調べるのも楽しいですよね。
ヨーロッパには「ビオホテル協会(Die BIO HOTELS)」というのがあって、食事や飲み物、ベッドリネンや施設の内装材、再生エネルギーの使用など様々な観点でエコな取り組みをしているホテルを「BIO HOTEL」として認証しているんですが、最近日本でも認証されたホテルが出てきたと聞いて今度泊まりに行こうと思っています!

Seri: そうですね。それこそ最近インスタ映えするところも多くなってきてますよね! 森や林のなかにポツンと佇んでいたり。

Megumi: あと旅行と言えば、最近アメニティーは自分のお気に入りを持って行くようになりましたね。 昔は、アメニティーは無料だから!とホテルのものを使うことも多かったのですが、自分のお気に入りを見つけたらそれを長く使いたいと思うようになってきました。
少し視点を変えて、Seriさんは、「普段の生活」で最近取り入れている「エコ」はありますか?

Seri: まず、エコラップを使うようになりました。オーストラリアに住んだ時に初めて手に取り、日本に持って帰ってきて使い始めましたのですが、こういった製品を使うようになって、エコとはクリエイティビティから生まれるものなんだと気づいて色々調べ始めました。
当時日本のウェブサイト上では情報量が少なかったので英語のウェブサイトで検索したりしていました。

最近でいうと、自分で育てたお花をアルコールにつけてハーブチンキというものを作り、 ナチュラルな入浴剤を作りました。

*ハーブチンキとは

ドライハーブをアルコール度数の高いウォッカやホワイトリカーなどに漬けて有効成分を抽出した濃縮液のこと。ハーブティだと水溶性の成分しか取り入れることができませんが、アルコールに浸すことで、脂溶性の成分も抽出することができ、料理はもちろん、化粧水や入浴剤、虫除けスプレーなど色々なものに活用できる。

Megumi: オーストラリアって確かに、自然のものをクリエイティブにプロデュースしているイメージがありますね! 海外の旅行や滞在を通して学んだことを日本に帰って活かしたりというのも共感します。

Seri: 自然のものを活かすこともそうですし、日常生活の中で意識するだけでできることって意外とするできることが多いんですよ。例えば、洋服を古着屋さんで買うことは、サステナブルですし、エコカップも持ち歩くだけでゴミも減って、エコな生活になります。エコ生活って難しく考えられることも多いですが、簡単にできることから始めることが、エコな生活への第一歩だなって思っています。

Megumi: そうですね!私も、コロナ禍でおうち時間が増えて、ゴミがどれだけ出るかが可視化されたことがきっかけで、エコ生活にもっと興味が出てきました。さらに最近、今までと違うゴミの分別方法がある地域に引っ越したのですが、ほとんどがプラスチックゴミだったことに衝撃を受けました。
今までは当たり前のようにサランラップを使っていたり、袋ももらってたりしましたが、結局ゴミになってしまうことが多いですし、いらないのでは?と改めて考えるきっかけにもなりましたね。ゴミを減らす努力をすることで、地球環境にももちろん良いですが、自分の生活も良くなった気がします。日常生活でエコを意識するようになりました。

Seri: そうですね、最近私もエコな生活を色々試しているのですが、素朴な疑問があって。スーパーのビニール袋が廃止されて、エコバッグを持ち歩くようになったのに、野菜を入れたりする小さいビニール袋は無料ですよね。純粋に、それっておかしいなって(笑) なので私は、コットンでできているイソップの包装の袋を持参してそれに野菜を入れたりしています。

Megumi: イソップの袋可愛いですよね!コスメポーチにしてる人は見るけど、そういう使い方は知りませんでした。
早速私も真似させていただきます(笑)

Seri: あとは、食器洗う時のスポンジの代わりに、びわ湖布巾を使っています。 柄が特殊で、水に濡らすだけで汚れがかなり落ちますし、吸水性もあって土に返るからとってもエコです。

Megumi: 素敵ですね!あと、私も少し前からサランラップは使わない生活を始めたのですが、エコラップってそもそも知らないって人が多いのではないのでしょうか。
ちなみに、エコラップとミツロウラップの違いはなんでしょうか。

Seri: ミツロウラップは、エコラップの一部ですね。
実は、ここにあります!(広げて見せてくれる) とっても使い込んでいてしわくちゃですが(笑)

Megumi: 柄も可愛いのが多いですね!なんで日本ではあまり普及しないんだろうと思っています。あとは、シリコンバッグも最近使い始めたのですが、便利ですよね!

Seri: そうですね、私も使っています!旅行行く時に、ポーチ代わりにお金などを入れたり、 色々な使い方があって便利ですよね!

Megumi: 私も最近外に出かける時のおやつにナッツとかフルーツを入れて持ち歩いています! 液体でももれないから本当に良いですよね。
あとは、シリコンバッグも最近使い始めたのですが、便利ですよね!

Seri: まさにそれで、キャンプで洗い物をする際に洗剤がそのまま下に落ちることが多いから、 マジックソープを移し替えて持っていったりしてます。

Megumi: マジックソープは天然由来成分100%で自然に還ることができるからキャンプにぴったりですね!洗剤も環境に影響しますし、キャンプっていかにゴミを減らすか知恵を絞りますよね(笑)私はあと最近マイストロー始めました。

Seri: コンパクトでペンみたいな感じで可愛いですね!

Megumi: ストローもかなりゴミになりますが、それを減らせるのでオススメです。 エコストローに合わせて、ストージョのエコカップも使っています。

Seri: すごいですね! そういえば、最近オーガニック石鹸生活をしています。 ボディソープとシャンプーの代わりに、全部石鹸を使っています! コンディショナーやトリートメントとして、 アップルサイダーヴィネガーに はちみつを混ぜたりして使っています。 でペンみたいな感じで可愛いですね!

Megumi: 肌とか髪の毛にも良さそうですがいかがですか?

Seri: 特に不便は感じないですね。髪の毛には合う・合わないあるかもしれないですが、石鹸を液体にして使うこともできるので、実験みたいに色々試したりする、その過程も楽しんでいます。

Megumi: 自分に合うものを調合するのって楽しいですよね(笑)
私もコロナで時間が増えてから、不便だとしても自分でクリエイティブに楽しめることの方が好きになったし 選ぶようになりました。

Seri: そうなんです。 結局、サステナブルな生活って不便ですし時間がかかりますが、それを楽しむのが理想ですね。 地球にも自分自身にも良いことしていると思うと、ハッピーな気分になりますし。

Megumi: その通りですね!・・・お、ストローどこで買いましたか?って質問が来ています。

Seri: やっぱり(笑)私も気になります!

Megumi: ZOKUって書いてあります。 東急ハンズで買いました!そういえば、Seriさんは、エコグッズってどこで買っていますか?オススメのお店はありますか?

Seri: 基本的にはインスタグラムから探していますね。 実店舗でエコグッズが集まっているお店は日本にはまだなかなか無いですね。

Megumi: オーストラリアにはありましたか?

Seri: オーストラリアはありました。 洋服もエシカルファッションが多くて、購入金額の1%を寄付しているお店とかが多かったです。

Megumi: そうなんですね!仕事でモノづくりをするようになって、大量に消費されては捨てられて行く現実を目の当たりにしてから、私もできるだけエシカルなものを選んで購入するようになりました。

Seri: そうですね。私も洋服は、ヴィンテージショップ(古着屋さん)で買うようにしています。 まだまだ使えるものが多いですし、なんといっても使えるものを安く手に入れられるのですごくエコだと思います。あとは、新品を買うなら作り手が見えるものを買います。 今日つけているジュエリーも、現地の人が作っているのを見て直接その人から購入しました。

こういったことを大切にしたいとつくづく思いますね。例えば、ファッション好きな人だったらファッションからエコ生活を心掛けてみたり、自分の興味あることからまずは入るのはありですね。

Megumi: 本当にそうですね。今日Seriさんとお話をしていて、日常生活の中で一つずつ深く知ろうとすることが、エコなアクションに繋がる第一歩ではないかと気付きました。

Seri: そうですね。意識をすることがエコな考え方への第一歩ですね。 今、世界でも「もったいない」という言葉が広がっていますが、この言葉に尽きますね。

Seri & Megumi: ありがとうございました!

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