ウガンダからチョコレートで愛を伝える!Awwバレンタイン企画を記念してFarm of Africa代表の岡野あさみさんにインタビュー

もうすぐバレンタインデー。
大切なパートナーへ、友人へ、家族へ。
チョコレートを通して日頃の感謝と愛を伝えたい!

そんな想いから、Awwスタッフが旅のご縁で会った岡野あさみさんが
代表をつとめる、Farm of Africaのカカオ豆を使ったチョコレートを
バレンタイン期間限定で販売することになりました。

世界一周旅行がきっかけで初めて訪れたウガンダ。

そんなウガンダにご縁を感じて移住し、
カカオ・バニラ生産をスタートしたという、
そんな彼女の想いが詰まったストーリーとウガンダの魅力とは?

もうすぐバレンタインデー。
大切なパートナーへ、友人へ、家族へ。
チョコレートを通して日頃の感謝と愛を伝えたい!

そんな想いから、Awwスタッフが旅のご縁で会った岡野あさみさんが
代表をつとめる、Farm of Africaのカカオ豆を使ったチョコレートを
バレンタイン期間限定で販売することになりました。

世界一周旅行がきっかけで初めて訪れたウガンダ。

そんなウガンダにご縁を感じて移住し、
カカオ・バニラ生産をスタートしたという、
そんな彼女の想いが詰まったストーリーとウガンダの魅力とは?

From Uganda to us. Secret of our chocolate story
by Asami Okano (Farm of Africa)

もうすぐバレンタインデー。
大切なパートナーへ、友人へ、家族へ。
チョコレートを通して
日頃の感謝と愛を伝えたい!

そんな想いから、Awwスタッフが旅のご縁で会った岡野あさみさんが代表をつとめる、Farm of Africaのカカオ豆を使ったチョコレートを
バレンタイン期間限定で販売することになりました。

世界一周旅行がきっかけで初めて訪れたウガンダ。

そんなウガンダにご縁を感じて移住し、
カカオ・バニラ生産をスタートしたという、
そんな彼女の想いが詰まったストーリーと
ウガンダの魅力とは?

interview/writer: MAAYA SATO


ウガンダとの出会いは?

世界一周の旅がきっかけで初めてウガンダを訪れました。
ウガンダでは、当時宿泊したゲストハウスに置いてあった、旅人が自由に書き込めるノートで孤児院があることを知って、自分から連絡してボランティアに参加しました。

印象的だったことは、外国人がボランティア活動や支援をしてくれることに慣れている、いわゆる「支援慣れ」していて自立ができていない大人が多かったこと。

ウガンダでは過去に内戦があったり、支援が必要な時期が続いたこともありましたが、情勢が安定したら、そこからは努力して自立して、資本主義の社会で生活できる術を身につけないといけません

「初めから、貧しいという物差しで彼らを見るのは本質的ではないのかもしれない。自分には何ができるのか。」

そんなモヤモヤを抱えながら帰国し、IT企業で営業として働きましたが、数年後、ご縁があってウガンダに戻って孤児院で働くことになりました。

「支援慣れ」、とても耳に残る言葉ですが、
そこからFarm of Africaを始めたきっかけは?

アフリカと聞くと砂漠や貧しさをイメージされる方も多いと思いますが、イギリスの元首相が「アフリカの真珠」と表現するくらい、実は緑が多く自然が豊かな国。

そのウガンダでも、近年人口の増加とともに、家族を養うための農作物を植える畑や、建物のための木材が必要になり、森林の伐採が進んでいます。それを目の当たりにして、日本人として何かできることはないかと考え始めました。

そこで、日本でも馴染みのあるチョコレートの原料であるカカオや、バニラに注目しました。どちらもアグロフォレストリー(森林農業)と呼ばれ、日陰を必要とする作物です。栽培の過程でバナナなど日陰になる樹も一緒に育てるので、環境により優しいと感じました。

ウガンダの人たちが丁寧な加工をすることで、魅力的な農作物たちを、より心に残る商品に生まれ変わらせ世界中へ届けたい!という想いから、2016年にウガンダで日本人による初のカカオとバニラの生産を担う企業としてFarm of Africaを設立しました。

雇用の創出だけでなく、一人一人の技術や経験を伸ばし、そしてその成果によってきちんと評価され、それに見合う対価を得ることができる体制。
そして自分たちが作り出した商品が協業農家やスタッフの仕事に対する誇りにも繋がる。
会社を通じて、本当の意味でのそんな”自立”した社会を作ることを、ここアフリカのウガンダで目指しています。

今回バレンタインの季節ということでAwwで特別販売する、
Farm of Africaのカカオを使ったチョコレート「Nooks Foodsのカカオ&ダークショコラ」のこだわりを教えてください!

カカオの品質、衛生管理、安定供給にこだわっています。日本人である私たちだからこそできることを意識して生産に取り組んでいます。

例えば、チョコレートは、カカオの発酵プロセスでおいしさが決まると言われるくらい重要です。発酵は長いほどナッツっぽい香ばしさや深みが出て、短ければ短いほどベリーや柑橘系の華やかなアロマがでます。

この絶妙な調整によってカカオの品質に雲泥の差がでますが、基本的には生産国でしか第一次加工を行うことができず、物理的に日本や欧米などで発酵の加工を行うことは不可能です。
私たちのカカオは、加工業者さんにお渡しする前に、品質管理を徹底しているので安心してお届けできます。

今回の商品は、一粒一粒ウガンダの女性によって手剥きされた丸いままのカカオに、チョコレートをコーティングしたもので、チョコレート好きな女性だけではなくお酒好きな男性にも大人気の商品。旅行時の移動のお供にも持っていきたい一品です。

Valentine Special Set 1

〜 Aww × Farm of Africa × NOOKS FOODS 〜
“Recycle Polyester Stand Pouch” Set

ナッツ専門店NOOKS FOODSの「CACAO&Dark chocolate」と、Awwの「Recycle Polyester Stand Pouch」のセット

Valentine Special Set 2

~ Aww × Farm of Africa × NOOKS FOODS ~
“Cactus Vegan Leather Mini Bag” Set

ナッツ専門店NOOKS FOODSの「CACAO&Dark chocolate」と、Awwの「Cactus Vegan Leather Mini Bag」のセット

あさみさん達の努力が伝わってきます!
ウガンダでは、バレンタインはどのように過ごしますか?

ウガンダは、イギリスの植民地だったこともあり、6-7割がキリスト教徒の国です。その影響もあってバレンタインは、男性から女性へお花やギフトを送る慣習があります。ちなみになぜだかわからないですが、バレンタインデーは、黒か赤の服を着るという風習があってペアルックで出かけるカップルも多いです。

うちでは、長男がバレンタイン生まれなので毎年ケーキを焼いて食べています。

幸せそうな息子さんの笑顔にほっこりしました!
旦那様と出会われたのもウガンダですか?

はい。会社設立の準備をしていた頃、珍しく日本人旅行者と出会いました。その後、ウガンダで就職先を探して戻ってきたんです。ちょうど日本人を採用したいと思っていたので当時はラッキーと思っていましたが、その彼が今となっては夫になりました(笑)

仕事仲間から人生のパートナーに!
出会いっていつどこであるかわからないですね!
雇用といえば、カカオ生産でかなりの雇用を生んでいるのではないでしょうか?

そうですね。珍しい取り組みとして、非焙煎のカカオを作っていて、その加工の過程で、カカオの皮を剥き、選別作業は全て手作業。機械化できないので雇用を生みますし、うちにもカカオの皮を剥くスタッフだけで30人はいます。

直近では自社栽培だけでなく、生産農家を増やす取り組みも行っています。私たちがカカオ・バニラ生産で培ったノウハウを活かして、他の農家に対して栽培方法や管理方法の研修を行い、ビジネスとして成り立つところまで生産者を育てるイメージです。

競合を育てているようにも見えますが、
その辺りは心配ないですか?

むしろいい循環になると思っています。その農家から私たちもカカオを買い取って生産を拡大することもできますし、新しく農家を始めた方も自分でビジネスをすることによって自立できるので。

その見方は目から鱗でした!結果としてサステナブルな社会づくりに貢献していて素晴らしいです。
カカオ・バニラ生産を始めて一番大変だったことは?

コロナの時期が一番大変でしたね。ちょうど第二子を妊娠した時期で、日本に帰るかウガンダに残るか迷った末に留まることにしました。

その時ウガンダはロックダウンが厳しくて、エッセンシャルワーカー以外の移動や通勤が制限されていました。その状況でスタッフに働いてもらうには農園でキャンプするしかないかもしれないという状況に陥ったり(笑)当時会社に20名程のスタッフがいましたが、国からの保証が何もなかったので、想像をはるかに超える斜め上の対応を迫られてかなり大変でしたね。

それでは、一番嬉しかったエピソードは?

私たちのカカオ豆を使ったお客様のチョコレートが、世界大会で賞を受賞したことです。世界のチョコレートの祭典、「サロン・デュ・ショコラ・パリ」の品評会では、Farm of Africaのカカオ豆を使ったチョコレートに、日本の素材を合わせたボンボンチョコレートが賞を受賞。さらに、チョコレートインターナショナルアワードという世界大会では、私たちのカカオ豆に酒粕を混ぜ込んだチョコレート板が受賞しました。

普段はなかなか自分たちのカカオの最終製品を見ることができない農園のスタッフも、日々の仕事のやりがいを実感できた瞬間でした。

直近では自社栽培だけでなく、生産農家を増やす取り組みも行っています。私たちがカカオ・バニラ生産で培ったノウハウを活かして、他の農家に対して栽培方法や管理方法の研修を行い、ビジネスとして成り立つところまで生産者を育てるイメージです。

ウガンダの魅力は?

港があるケニアなどは、商売っけがある活発な人々が多い印象ですが、内陸国のウガンダは、温和な方が多いです。

また、エジプトまで続くナイル川、国境沿いに輝くビクトリアレイクなど、海はありませんが、自然豊かな大地が魅力です。ルワンダとウガンダは、世界で唯一野生のゴリラが見られる国ですので、もし訪れる場合はぜひサファリやトレッキングにも行ってみてください!

会社として、個人として
これからどんなことに挑戦していきたいですか?

現在のカカオ生産量のトップはアフリカや品質は中南米諸国で、バニラ生産はマダガスカルが有名です。私たちのミッションでもあるのですが、ウガンダ産のカカオやバニラをもっと評価していただけるように努力したいと思っています。

writer: MAAYA SATO


ウガンダとの出会いは?

世界一周の旅がきっかけで初めてウガンダを訪れました。
ウガンダでは、当時宿泊したゲストハウスに置いてあった、旅人が自由に書き込めるノートで孤児院があることを知って、自分から連絡してボランティアに参加しました。

印象的だったことは、外国人がボランティア活動や支援をしてくれることに慣れている、いわゆる「支援慣れ」していて自立ができていない大人が多かったこと。

ウガンダでは過去に内戦があったり、支援が必要な時期が続いたこともありましたが、情勢が安定したら、そこからは努力して自立して、資本主義の社会で生活できる術を身につけないといけません

「初めから、貧しいという物差しで彼らを見るのは本質的ではないのかもしれない。自分には何ができるのか。」

そんなモヤモヤを抱えながら帰国し、IT企業で営業として働きましたが、数年後、ご縁があってウガンダに戻って孤児院で働くことになりました。

「支援慣れ」、とても耳に残る言葉ですが、
そこからFarm of Africaを始めたきっかけは?

アフリカと聞くと砂漠や貧しさをイメージされる方も多いと思いますが、イギリスの元首相が「アフリカの真珠」と表現するくらい、実は緑が多く自然が豊かな国。

そのウガンダでも、近年人口の増加とともに、家族を養うための農作物を植える畑や、建物のための木材が必要になり、森林の伐採が進んでいます。それを目の当たりにして、日本人として何かできることはないかと考え始めました。

そこで、日本でも馴染みのあるチョコレートの原料であるカカオや、バニラに注目しました。どちらもアグロフォレストリー(森林農業)と呼ばれ、日陰を必要とする作物です。栽培の過程でバナナなど日陰になる樹も一緒に育てるので、環境により優しいと感じました。

ウガンダの人たちが丁寧な加工をすることで、魅力的な農作物たちを、より心に残る商品に生まれ変わらせ世界中へ届けたい!という想いから、2016年にウガンダで日本人による初のカカオとバニラの生産を担う企業としてFarm of Africaを設立しました。

雇用の創出だけでなく、一人一人の技術や経験を伸ばし、そしてその成果によってきちんと評価され、それに見合う対価を得ることができる体制。そして自分たちが作り出した商品が協業農家やスタッフの仕事に対する誇りにも繋がる。
会社を通じて、本当の意味でのそんな”自立”した社会を作ることを、ここアフリカのウガンダで目指しています。

今回バレンタインの季節ということでAwwで特別販売する、Farm of Africaのカカオを使ったチョコレート「Nooks Foodsのカカオ&ダークショコラ」のこだわりを教えてください!

カカオの品質、衛生管理、安定供給にこだわっています。日本人である私たちだからこそできることを意識して生産に取り組んでいます。

例えば、チョコレートは、カカオの発酵プロセスでおいしさが決まると言われるくらい重要です。発酵は長いほどナッツっぽい香ばしさや深みが出て、短ければ短いほどベリーや柑橘系の華やかなアロマがでます。

この絶妙な調整によってカカオの品質に雲泥の差がでますが、基本的には生産国でしか第一次加工を行うことができず、物理的に日本や欧米などで発酵の加工を行うことは不可能です。
私たちのカカオは、加工業者さんにお渡しする前に、品質管理を徹底しているので安心してお届けできます。

今回の商品は、一粒一粒ウガンダの女性によって手剥きされた丸いままのカカオに、チョコレートをコーティングしたもので、チョコレート好きな女性だけではなくお酒好きな男性にも大人気の商品。旅行時の移動のお供にも持っていきたい一品です。

Valentine Special Set 1

〜 Aww × Farm of Africa × NOOKS FOODS 〜
“Recycle Polyester Stand Pouch” Set

ナッツ専門店NOOKS FOODSの「CACAO&Dark chocolate」と、Awwの「Recycle Polyester Stand Pouch」のセット

Valentine Special Set 2

~ Aww × Farm of Africa × NOOKS FOODS ~
“Cactus Vegan Leather Mini Bag” Set

ナッツ専門店NOOKS FOODSの「CACAO&Dark chocolate」と、Awwの「Cactus Vegan Leather Mini Bag」のセット

あさみさん達の努力が伝わってきます!
ウガンダでは、バレンタインはどのように過ごしますか?

ウガンダは、イギリスの植民地だったこともあり、6-7割がキリスト教徒の国です。その影響もあってバレンタインは、男性から女性へお花やギフトを送る慣習があります。ちなみになぜだかわからないですが、バレンタインデーは、黒か赤の服を着るという風習があってペアルックで出かけるカップルも多いです。

うちでは、長男がバレンタイン生まれなので毎年ケーキを焼いて食べています。

幸せそうな息子さんの笑顔にほっこりしました!
旦那様と出会われたのもウガンダですか?

はい。会社設立の準備をしていた頃、珍しく日本人旅行者と出会いました。その後、ウガンダで就職先を探して戻ってきたんです。ちょうど日本人を採用したいと思っていたので当時はラッキーと思っていましたが、その彼が今となっては夫になりました(笑)

仕事仲間から人生のパートナーに!
出会いっていつどこであるかわからないですね!
雇用といえば、カカオ生産でかなりの雇用を生んでいるのではないでしょうか?

そうですね。珍しい取り組みとして、非焙煎のカカオを作っていて、その加工の過程で、カカオの皮を剥き、選別作業は全て手作業。機械化できないので雇用を生みますし、うちにもカカオの皮を剥くスタッフだけで30人はいます。

直近では自社栽培だけでなく、生産農家を増やす取り組みも行っています。私たちがカカオ・バニラ生産で培ったノウハウを活かして、他の農家に対して栽培方法や管理方法の研修を行い、ビジネスとして成り立つところまで生産者を育てるイメージです。

競合を育てているようにも見えますが、
その辺りは心配ないですか?

むしろいい循環になると思っています。その農家から私たちもカカオを買い取って生産を拡大することもできますし、新しく農家を始めた方も自分でビジネスをすることによって自立できるので。

その見方は目から鱗でした!
結果としてサステナブルな社会づくりに貢献していて素晴らしいです。
カカオ・バニラ生産を始めて一番大変だったことは?

コロナの時期が一番大変でしたね。ちょうど第二子を妊娠した時期で、日本に帰るかウガンダに残るか迷った末に留まることにしました。

その時ウガンダはロックダウンが厳しくて、エッセンシャルワーカー以外の移動や通勤が制限されていました。その状況でスタッフに働いてもらうには農園でキャンプするしかないかもしれないという状況に陥ったり(笑)当時会社に20名程のスタッフがいましたが、国からの保証が何もなかったので、想像をはるかに超える斜め上の対応を迫られてかなり大変でしたね。

それでは、一番嬉しかったエピソードは?

私たちのカカオ豆を使ったお客様のチョコレートが、世界大会で賞を受賞したことです。世界のチョコレートの祭典、「サロン・デュ・ショコラ・パリ」の品評会では、Farm of Africaのカカオ豆を使ったチョコレートに、日本の素材を合わせたボンボンチョコレートが賞を受賞。さらに、チョコレートインターナショナルアワードという世界大会では、私たちのカカオ豆に酒粕を混ぜ込んだチョコレート板が受賞しました。

普段はなかなか自分たちのカカオの最終製品を見ることができない農園のスタッフも、日々の仕事のやりがいを実感できた瞬間でした。

直近では自社栽培だけでなく、生産農家を増やす取り組みも行っています。私たちがカカオ・バニラ生産で培ったノウハウを活かして、他の農家に対して栽培方法や管理方法の研修を行い、ビジネスとして成り立つところまで生産者を育てるイメージです。

ウガンダの魅力は?

港があるケニアなどは、商売っけがある活発な人々が多い印象ですが、内陸国のウガンダは、温和な方が多いです。

また、エジプトまで続くナイル川、国境沿いに輝くビクトリアレイクなど、海はありませんが、自然豊かな大地が魅力です。ルワンダとウガンダは、世界で唯一野生のゴリラが見られる国ですので、もし訪れる場合はぜひサファリやトレッキングにも行ってみてください!

会社として、個人として
これからどんなことに挑戦していきたいですか?

現在のカカオ生産量のトップはアフリカや品質は中南米諸国で、バニラ生産はマダガスカルが有名です。私たちのミッションでもあるのですが、ウガンダ産のカカオやバニラをもっと評価していただけるように努力したいと思っています。

interview/writer: MAAYA SATO


ウガンダとの出会いは?

世界一周の旅がきっかけで初めてウガンダを訪れました。
ウガンダでは、当時宿泊したゲストハウスに置いてあった、旅人が自由に書き込めるノートで孤児院があることを知って、自分から連絡してボランティアに参加しました。

印象的だったことは、外国人がボランティア活動や支援をしてくれることに慣れている、いわゆる「支援慣れ」していて自立ができていない大人が多かったこと。

ウガンダでは過去に内戦があったり、支援が必要な時期が続いたこともありましたが、情勢が安定したら、そこからは努力して自立して、資本主義の社会で生活できる術を身につけないといけません

「初めから、貧しいという物差しで彼らを見るのは本質的ではないのかもしれない。自分には何ができるのか。」

そんなモヤモヤを抱えながら帰国し、IT企業で営業として働きましたが、数年後、ご縁があってウガンダに戻って孤児院で働くことになりました。

「支援慣れ」、とても耳に残る言葉ですが、
そこからFarm of Africaを始めたきっかけは?

アフリカと聞くと砂漠や貧しさをイメージされる方も多いと思いますが、イギリスの元首相が「アフリカの真珠」と表現するくらい、実は緑が多く自然が豊かな国。

そのウガンダでも、近年人口の増加とともに、家族を養うための農作物を植える畑や、建物のための木材が必要になり、森林の伐採が進んでいます。それを目の当たりにして、日本人として何かできることはないかと考え始めました。

そこで、日本でも馴染みのあるチョコレートの原料であるカカオや、バニラに注目しました。どちらもアグロフォレストリー(森林農業)と呼ばれ、日陰を必要とする作物です。栽培の過程でバナナなど日陰になる樹も一緒に育てるので、環境により優しいと感じました。

ウガンダの人たちが丁寧な加工をすることで、魅力的な農作物たちを、より心に残る商品に生まれ変わらせ世界中へ届けたい!という想いから、2016年にウガンダで日本人による初のカカオとバニラの生産を担う企業としてFarm of Africaを設立しました。

雇用の創出だけでなく、一人一人の技術や経験を伸ばし、そしてその成果によってきちんと評価され、それに見合う対価を得ることができる体制。
そして自分たちが作り出した商品が協業農家やスタッフの仕事に対する誇りにも繋がる。
会社を通じて、本当の意味でのそんな”自立”した社会を作ることを、ここアフリカのウガンダで目指しています。

今回バレンタインの季節ということでAwwで特別販売する、
Farm of Africaのカカオを使ったチョコレート「Nooks Foodsのカカオ&ダークショコラ」のこだわりを教えてください!

カカオの品質、衛生管理、安定供給にこだわっています。日本人である私たちだからこそできることを意識して生産に取り組んでいます。

例えば、チョコレートは、カカオの発酵プロセスでおいしさが決まると言われるくらい重要です。発酵は長いほどナッツっぽい香ばしさや深みが出て、短ければ短いほどベリーや柑橘系の華やかなアロマがでます。

この絶妙な調整によってカカオの品質に雲泥の差がでますが、基本的には生産国でしか第一次加工を行うことができず、物理的に日本や欧米などで発酵の加工を行うことは不可能です。
私たちのカカオは、加工業者さんにお渡しする前に、品質管理を徹底しているので安心してお届けできます。

今回の商品は、一粒一粒ウガンダの女性によって手剥きされた丸いままのカカオに、チョコレートをコーティングしたもので、チョコレート好きな女性だけではなくお酒好きな男性にも大人気の商品。旅行時の移動のお供にも持っていきたい一品です。

Valentine Special Set

〜 Aww × Farm of Africa × NOOKS FOODS 〜
“Recycle Polyester Stand Pouch” Set

渋谷区代々木上原に本店を構えるフレーバーナッツやグラノーラなどの専門店NOOKS FOODSの「CACAO&Daark chocolate」と、Awwの環境にやさしい再生ポリエステルを使用した「Recycle Polyester Stand Pouch」がSETになったValentine限定のスペシャルセット

Valentine Special Set

~ Aww × Farm of Africa × NOOKS FOODS ~
“Cactus Vegan Leather Mini Bag” Set

渋谷区代々木上原に本店を構えるフレーバーナッツやグラノーラなどの専門店NOOKS FOODSの「CACAO&Dark chocolate」と、Awwのサボテンレザーを使用した「Cactus Vegan Leather Mini Bag」がSETになったValentine限定のスペシャルセット

あさみさん達の努力が伝わってきます!
ウガンダでは、バレンタインはどのように過ごしますか?

ウガンダは、イギリスの植民地だったこともあり、6-7割がキリスト教徒の国です。その影響もあってバレンタインは、男性から女性へお花やギフトを送る慣習があります。ちなみになぜだかわからないですが、バレンタインデーは、黒か赤の服を着るという風習があってペアルックで出かけるカップルも多いです。

うちでは、長男がバレンタイン生まれなので毎年ケーキを焼いて食べています。

幸せそうな息子さんの笑顔にほっこりしました!
旦那様と出会われたのもウガンダですか?

はい。会社設立の準備をしていた頃、珍しく日本人旅行者と出会いました。その後、ウガンダで就職先を探して戻ってきたんです。ちょうど日本人を採用したいと思っていたので当時はラッキーと思っていましたが、その彼が今となっては夫になりました(笑)

仕事仲間から人生のパートナーに!
出会いっていつどこであるかわからないですね!
雇用といえば、カカオ生産でかなりの雇用を生んでいるのではないでしょうか?

そうですね。珍しい取り組みとして、非焙煎のカカオを作っていて、その加工の過程で、カカオの皮を剥き、選別作業は全て手作業。機械化できないので雇用を生みますし、うちにもカカオの皮を剥くスタッフだけで30人はいます。

直近では自社栽培だけでなく、生産農家を増やす取り組みも行っています。私たちがカカオ・バニラ生産で培ったノウハウを活かして、他の農家に対して栽培方法や管理方法の研修を行い、ビジネスとして成り立つところまで生産者を育てるイメージです。

競合を育てているようにも見えますが、
その辺りは心配ないですか?

むしろいい循環になると思っています。その農家から私たちもカカオを買い取って生産を拡大することもできますし、新しく農家を始めた方も自分でビジネスをすることによって自立できるので。

その見方は目から鱗でした!結果としてサステナブルな社会づくりに貢献していて素晴らしいです。
カカオ・バニラ生産を始めて一番大変だったことは?

コロナの時期が一番大変でしたね。ちょうど第二子を妊娠した時期で、日本に帰るかウガンダに残るか迷った末に留まることにしました。

その時ウガンダはロックダウンが厳しくて、エッセンシャルワーカー以外の移動や通勤が制限されていました。その状況でスタッフに働いてもらうには農園でキャンプするしかないかもしれないという状況に陥ったり(笑)当時会社に20名程のスタッフがいましたが、国からの保証が何もなかったので、想像をはるかに超える斜め上の対応を迫られてかなり大変でしたね。

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私たちのカカオ豆を使ったお客様のチョコレートが、世界大会で賞を受賞したことです。世界のチョコレートの祭典、「サロン・デュ・ショコラ・パリ」の品評会では、Farm of Africaのカカオ豆を使ったチョコレートに、日本の素材を合わせたボンボンチョコレートが賞を受賞。さらに、チョコレートインターナショナルアワードという世界大会では、私たちのカカオ豆に酒粕を混ぜ込んだチョコレート板が受賞しました。

普段はなかなか自分たちのカカオの最終製品を見ることができない農園のスタッフも、日々の仕事のやりがいを実感できた瞬間でした。

直近では自社栽培だけでなく、生産農家を増やす取り組みも行っています。私たちがカカオ・バニラ生産で培ったノウハウを活かして、他の農家に対して栽培方法や管理方法の研修を行い、ビジネスとして成り立つところまで生産者を育てるイメージです。

ウガンダの魅力は?

港があるケニアなどは、商売っけがある活発な人々が多い印象ですが、内陸国のウガンダは、温和な方が多いです。

また、エジプトまで続くナイル川、国境沿いに輝くビクトリアレイクなど、海はありませんが、自然豊かな大地が魅力です。ルワンダとウガンダは、世界で唯一野生のゴリラが見られる国ですので、もし訪れる場合はぜひサファリやトレッキングにも行ってみてください!

会社として、個人として
これからどんなことに挑戦していきたいですか?

現在のカカオ生産量のトップはアフリカや品質は中南米諸国で、バニラ生産はマダガスカルが有名です。私たちのミッションでもあるのですが、ウガンダ産のカカオやバニラをもっと評価していただけるように努力したいと思っています。

素敵なお話ありがとうございました!

大切なパートナーや友人、家族へ。

遠いウガンダから届いたチョコレートで日頃の感謝を伝えませんか?

ウガンダで愛を込めて作られたチョコレートを、あなたが大切な人へ贈ることで、きっとその暖かい想いが循環されていくはず。

チョコレート好きな女性だけではなくお酒好きな男性にも大人気のカカオ&ダークショコラとAwwの旅グッズの限定セットは、こちらのページからご覧ください!

Valentine Special Set 1

Aww × Farm of Africa × NOOKS FOODS
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Valentine Special Set 2

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素敵なお話ありがとうございました!

大切なパートナーや友人、家族へ。

遠いウガンダから届いたチョコレートで日頃の感謝を伝えませんか?

ウガンダで愛を込めて作られたチョコレートを、あなたが大切な人へ贈ることで、きっとその暖かい想いが循環されていくはず。

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素敵なお話ありがとうございました!

大切なパートナーや友人、家族へ。

遠いウガンダから届いたチョコレートで日頃の感謝を伝えませんか?

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