WE ARE BORDERLESS - ROBIN

- 境界線を持たないライフスタイルを選択したわたしたちの生き方 -

人生に境界線はない

時代の移り変わりと共に 新しい働き方が模索され
ライフスタイルの選択肢が増え
多様な価値観が受け入れられるようになったいま

既存の枠に囚われない
ひとりひとりが自分らしくいられる
柔軟なライフスタイルが少しずつ注目されている

この連載はそんなライフスタイルを送る方たちにフォーカスし、
インタビューを通して見えてくる新しい価値観、
その出会いとストーリーを解き明かす

- 境界線を持たないライフスタイルを選択したわたしたちの生き方 -

人生に境界線はない

時代の移り変わりと共に 新しい働き方が模索され
ライフスタイルの選択肢が増え
多様な価値観が受け入れられるようになったいま

既存の枠に囚われない
ひとりひとりが自分らしくいられる
柔軟なライフスタイルが少しずつ注目されている

この連載はそんなライフスタイルを送る方たちにフォーカスし、
インタビューを通して見えてくる新しい価値観、
その出会いとストーリーを解き明かす

第11回目は、京都出身でありながらハワイ島にもルーツを持ち、クリエイター兼俳優として多方面で活躍する古屋呂敏さんにインタビュー。クリエイターを志したきっかけ、芯のある仕事観、ボーダーレスにクリエイティブシーンに携わる彼のライフスタイルを紐ときます。

第11回目は、京都出身でありながらハワイ島にもルーツを持ち、
クリエイター兼俳優として多方面で活躍する古屋呂敏さんにインタビュー。
クリエイターを志したきっかけ、芯のある仕事観、
ボーダーレスにクリエイティブシーンに携わる彼のライフスタイルを紐ときます。


名前
古屋 呂敏(Furuya Robin)

出身地:京都府

職業:モデル・俳優・フォト/ビデオグラファー

特技:ドローン、サッカー



名前
古屋 呂敏(Furuya Robin)

出身地:京都府

職業:モデル・俳優・フォト/ビデオグラファー

特技:ドローン、サッカー


writer: MAAYA SATO


writer: MAAYA SATO

Q1. モデル/俳優/フォト・ビデオグラファーとして多方面で活躍されていますが、どのようにキャリアをスタートしましたか?

コミュニケーションのきっかけはファッションでした。
父はハワイ島出身ですが、僕自身は日本に長く住んでいたので英語はネイティブではありませんでした。言語に不安がある中、大学でアメリカへ留学した時「その服カッコいいね!どこのブランド?」と話しかけられたり、服が会話のきっかけになってくれたことからファッションに興味を持ち始めました。

日本に帰国後は、ご縁があってJapan Fashion Weekでインターンをする機会があり、Nick Woosterをはじめ海外から来るVIPゲストのアテンドを通じてファッション業界に魅了され、そこからモデルとして自分が表舞台に出ることになりました。

Q2. ファッションがROBINさんの世界を広げてくれたんですね!俳優としてスタートしたきっかけは?

メインでモデルとして活動していた時に、恋愛リアリティーショー「ラストキス」に出演する機会がありました。お互い誰が来るか知らされていない初対面の芸能人の男女が、1日限定でカップルとして過ごすという企画なんですが、そこに出た時にモデルの時とは比べ物にならないくらいの反響があったんです。

番組での僕の行動に勇気づけられたというメッセージをもらったり。知り合いや友達、色々な連絡をもらえて、誰かの心に触れられたんだって気づくと同時に、映像をやりたいという想いが強くなりました。

その時までは、かっこよく映ることが良いことだと思っていたので、自分をさらけ出して色んな面を見せることで、これほどまで幅広い層へ影響を与えられる点は、ファッションモデルとは違う面白みがあると思いました。

ー モデルから撮る側へ。原点となったのは、韓国旅行

Q3.クリエイターを始めたきっかけは?

男3人で行った韓国旅行が原点かもしれません。旅行中に常に自分はカメラを回していて。旅行後に軽く動画を編集して友達に見せた時の嬉しそうな笑顔が今でも忘れられません。

思い返せば、そこから撮る側への興味も湧いたのかもしれないです。

そこからモデルの仕事を始めて、カメラの楽しさを知りました。レンズの中には自分の知らない自分がいて、フォトグラファーってこんなに人をカッコよく見せることができるんだ!と、そこに喜びと嬉しさを感じて、自分も誰かのそういう写真を撮れたらいいなって思いました。

Q4. Awwでも複数のキャリアを持つスタッフがいたり、そういったライフスタイルを発信していますが、ROBINさんにとってはどんなこと?

エクセルが得意な人、会議でみんなの意見をまとめる人、世の中には色んなタイプのお仕事が得意な方がいると思いますが、実は僕は1つのことに集中するのが向かないタイプだと思っています。

この感覚を言葉にするのは難しいのですが、2-3足のわらじを履くことでちょうどいいバランスを保っている感じ。

役者の仕事って、自分でコントロールできることもあるけど、できない要素も多くて周りに頼ってしまう部分もあるんです。

その一方で、写真や映像は自分で監督・ディレクションするので、無限にやりたいことができます。その自由さが好きですね。さらにいうと、演者と作り手としての2面は、どちらも親和性が高いと感じます。

ー 俳優だけ、もしくは撮る側だけをやっていたら見えない面や景色が見える

例えば、僕が俳優しかしてなかったら照明で人物がどう映るか、自分がどこに移動すれば一番カメラマンさんが求めている図が撮れそうなのかとか、本来なら役者は考えない方がいいことだと思いますが(笑)役者にとっても監督にとってもその知識が役立つことがあると考えています。

どの仕事にしても芯にあるのが、僕にとっては「一つの作品を作る」ことで、そこにボーダー(垣根)はないと思っています。

ー 音楽と香りは心を動かす大切な要素

Q5. 仕事やプライベートのオンオフなど、気持ちを切り替える方法は?

結構感覚的な話になってしまいますが、場所、香り、音楽の3つです。

作業をする場所やBGMを変えたり、その時の自分の役割によって香りを変えて頭のスイッチを切り替えます。例えば、写真のレタッチはカフェでEDMを聴きながらノリノリで(笑)

香りでいうと、Le Laboのフレグランスが好きなんですが、プライベートで遊びに行く時はANOTHER 13、俳優の仕事はTHÉ MATCHA 26、外で打ち合わせや編集作業の時は、LAVANDE 31と使い分けています。

最近マネージャーが同じLe Laboの香水を使ってるんですが、僕が仕事に行く時にANOTHER 13を使っていたりするので、あれ?僕遊びに行くのかなーって感覚になることもあります(笑)

Q6. 香りで切り替えるのは面白いですね!今までの仕事で印象に残っていることは?

映像クリエイターとしての初めての仕事で、いきなり海外に行ったことです。

LAのカルティエのイベントでモデルさんのロードムービーの撮影と、カナダで日本のファッションメディアとブランドさんのタイアップ動画企画を撮影させてもらったんです。

海外の現場はオープンマインドで、クリエイションをとにかく楽しんでいるのが印象的でした。記憶にあるのが、カルティエのボーイが、カメラを回している最中にシャンパンを渡してくるとか(笑)海外で働くことが楽しそうって感じたのはその瞬間でしたね。

ちなみに、カルティエのイベント会場で手を洗っていたら、右隣でミランダカーが手を洗っていて、改めて世界って広いなーって、とっても良い刺激になりました!

ー 気づいたら隣にミランダカーがいたなんて次元が違いますね(笑)

今振り返ってみると、当時の自分は知識も技術もない中、よく仕事を引き受けたなって思っています(笑)

これは僕の持論ですが、「良いタイミング」でチャンスが訪れることはないと思っていて。チャンスは、常に自分が不完全だったり準備ができていない瞬間に巡ってくるもので、そのチャンスを掴むのか、掴まないのかは自分次第だと思うんです。

「いや、僕はまだできないので大丈夫です」、と断るのか、それとも不完全だけどはったりかまして挑戦するのか。

実際にそれができたら実績になるので、僕の中ではとにかくチャレンジしようという想いが強いです。

初めて映像のお仕事をもらった時も、仮面ライダーの仕事をオファーしてもらった時もそうでしたが、自分に自信がなかった時期もあるし、もっと芝居を完璧にできる状態で引き受けたいという気持ちもありますが、結局その話が来た時がチャンス。最終的には、今やるしかないんだろうと覚悟を決めました。

Q7. 素敵なチャレンジ精神と行動力ですね!自分の道を切り拓いて来たROBINさんの言葉から重みとパワーを感じます。普段の仕事で大切にしてることは?

仕事は、時間をかければいくらでもいい作品ができると思います。でも、時間をかけられないことの方が多い。例えば、写真や映像の納期がもし1年後だったら、1年かけてクオリティーを上げて最高の状態にすることもできますが、世の中そうはいかず、短い納期の中でできるだけの成果をあげないといけません。

常に100%自信を持ってこれが俺です!って完成品を出すよりは、常に80%でも、コツコツ目に見えない努力を積み上げた自分を出せたらいいなと思っています。

ー 新しい場所で、その人たちの当たり前を感じることによって、自分のインスピレーションを蓄える「余白」を広げたい

Q8. 真摯に仕事に向き合う姿勢が伝わってきます!以前NHKの旅番組「2度目の旅」を3年間担当されていたくらい旅とのご縁が深いですが、ROBINさんにとって旅とは?

普段日常生活では、どうしてもインプットの時間が少なく、アウトプットが多くて、自分の中の「当たり前」が固まってきてしまう。なので元々新しいことには積極的に経験するスタンスをマイルールとして持っています。

新しい場所で、その人たちの当たり前を感じることによって、自分のインスピレーションを蓄える「余白」を広げたい。気持ちにもゆとりがないと、エネルギーが枯渇して燃料切れになってしまうので。

これは人としての魅力も、仕事としての経験にも言えると思います。意識的に知らないことを知ろうとすることは、自分がどんどん行動するきっかけになる気がするんです。
これが、僕が常に新しいチャレンジを続けたい理由の一つでもあり、旅が好きな理由でもあります。

ー 自分の常識を飛び越えた、知らないことを知る面白さ

Q10. おすすめの旅先を教えてください!

もう一度行くなら、ノルウェーに行きたいです。1日に2時間しか日照時間がない、極夜の時期にオーロラを見に訪れました。人生初のオーロラは言葉で表せないほど感動しました。

ー ハワイでしか味わえない、表情豊かな景色を楽しんでほしい

Q11. ROBINさんのルーツ、ハワイ島のおすすめも教えてください!

ハワイ島に関しては、ツアーガイドさんをのぞいた日本人の中で一番詳しい自信があるのでなんでも聞いてください(笑)

地球には13種類の気候があって、そのうちの11種類の気候がハワイにあると言われているくらい、色んな顔を持つ島です。

四国の4分の1のサイズで、島を1日で1周できて景色が楽しめるので、おすすめの周り方はドライブです。島を横切る真ん中のルートを使えば島の西から東まで、約1時間半。

最初は、木や植物が生い茂って濃い緑が映えるジャングルのような景色、そこからグレーの岩場、イエローの砂漠地帯、一面漆黒の溶岩大地。ハワイでしか味わえない表情豊かな景色を楽しんでほしいです。

あとは、僕の実家がある場所でもあるのですが、日本人が移民して作られた街、ヒロ(Hilo)もおすすめです。昭和にタイムスリップしたような雰囲気が残る街で、東京に住んでいると、なかなか感じることが少ない侘び寂びを思い出させてくれる場所です。

Q12. これからの目標や活動予定を教えてください。

伝えたいものがある、メッセージ性が強い作品に関わっていきたいです。
他にも海外で活動したり、海外の作品にも興味があります。

<関連記事はこちら>

We are borderless DAI

We are borderless SOESBE

Our Story

関連記事はこちら

WE ARE BORDERLESS DAI

WE ARE BORDERLESS SOESBE

Our Story