【Untold Japan by Kristina】 -vol.1 Izu Oshima-

日本人も知らないような日本各地の魅力を発信している
ロシア出身のクリスティーナさん。

「Google mapで穴場スポットを見つけ、
グルメ情報はローカルに直接聞き、自分の第六感を信じて散策する」
今までにないユニークな旅スタイルの持ち主。

そんな彼女が教えてくれる
まだ見ぬ日本再発見の旅
「Untold Japan」

今回の舞台は東京から高速ジェット船で約1時間45分の伊豆大島。
大自然がローカルの暮らしに溶け込む
東京のもう一つの顔「伊豆大島」の魅力とは?

日本人も知らないような日本各地の魅力を発信している
ロシア出身のクリスティーナさん。

「Google mapで穴場スポットを見つけ、
グルメ情報はローカルに直接聞き、
自分の第六感を信じて散策する」
今までにないユニークな旅スタイルの持ち主。

そんな彼女が教えてくれる
まだ見ぬ日本再発見の旅「Untold Japan」

今回の舞台は東京から高速ジェット船で
約1時間45分の伊豆大島。
大自然がローカルの暮らしに溶け込む
東京のもう一つの顔「伊豆大島」の魅力とは?

- THE OTHER SIDE OF TOKYO

「人や車が多く慌ただしい街」

東京と聞くと、真っ先に思い浮かぶのがそんなイメージではないでしょうか。私も東京に住み始めた頃は、自然やリラックスできる所が少ない、人生のペースが早く感じる場所という印象しかありませんでした。

しかし、この東京にもゆっくり時間を過ごせる天国のような場所がまだあります。本当なら自分だけの秘密基地にしておきたいような、誰にも教えたくない東京の持つもう一つの顔。
それが、東京湾の南側にある伊豆諸島と小笠原諸島です。

伊豆諸島の9島と小笠原諸島の2島を合わせた計11島が"東京の島"と呼ばれており、大都会の東京からは想像できないような豊かな大自然が魅力的な場所。
今回は、東京から一番近くてアクセスも便利な「伊豆大島」の旅をご紹介します。

- THE OTHER SIDE OF TOKYO

「人や車が多く慌ただしい街」

東京と聞くと、真っ先に思い浮かぶのがそんなイメージではないでしょうか。私も東京に住み始めた頃は、自然やリラックスできる所が少ない、人生のペースが早く感じる場所という印象しかありませんでした。

しかし、この東京にもゆっくり時間を過ごせる天国のような場所がまだあります。本当なら自分だけの秘密基地にしておきたいような、誰にも教えたくない東京の持つもう一つの顔。
それが、東京湾の南側にある伊豆諸島と小笠原諸島です。

伊豆諸島の9島と小笠原諸島の2島を合わせた計11島が"東京の島"と呼ばれており、大都会の東京からは想像できないような豊かな大自然が魅力的な場所。
今回は、東京から一番近くてアクセスも便利な「伊豆大島」の旅をご紹介します。

- Place

まばゆく輝くターコイズ色の海に囲まれ、
東京とは思えない南国のような風景が一面に広がる伊豆大島。

人口8,000人程度の小さな島で、東京の竹芝港から高速ジェット船に乗れば最短1時間45分で到着するのでアクセスの良さも魅力。
日帰り旅行でも十分楽しめますが、一泊してのんびり島の魅力を堪能するのがオススメです。

見所が多いので島内の移動はレンタカーが便利ですが、免許証を持ってない方や体を動かすのが好きな人には自転車がオススメ。

私も元町港の近所のお店で自転車を借りて、ゆっくり島を巡ることにしました。
島は坂も多くアップダウンが続くので、電動自転車にすると楽です。

- Place

まばゆく輝くターコイズ色の海に囲まれ、
東京とは思えない南国のような風景が一面に広がる伊豆大島。

人口8,000人程度の小さな島で、東京の竹芝港から高速ジェット船に乗れば最短1時間45分で到着するのでアクセスの良さも魅力。
日帰り旅行でも十分楽しめますが、一泊してのんびり島の魅力を堪能するのがオススメです。

見所が多いので島内の移動はレンタカーが便利ですが、免許証を持ってない方や体を動かすのが好きな人には自転車がオススメ。

私も元町港の近所のお店で自転車を借りて、ゆっくり島を巡ることにしました。
島は坂も多くアップダウンが続くので、電動自転車にすると楽です。

- Swim, hike, eat like a local

伊豆大島と言えば、透き通った海が有名。海を満喫できる定番の場所もありますが、海以外にも、自然が作り出した絶景やローカルに愛されるグルメスポットがたくさんあります。

「泳いで、歩いて、ローカルのように食べる。」
そんなテーマで私が過ごした伊豆大島の1日をご紹介します。

- Swim, hike, eat like a local

伊豆大島と言えば、透き通った海が有名。海を満喫できる定番の場所もありますが、海以外にも、自然が作り出した絶景やローカルに愛されるグルメスポットがたくさんあります。

「泳いで、歩いて、ローカルのように食べる。」
そんなテーマで私が過ごした伊豆大島の1日をご紹介します。

まずは元町港から自転車で40分で行ける「秋ノ浜遊泳場」
駐車場の横にシャワーもあるので便利。

岩場が多く、海に飛び込めるので海を満喫したい方にはピッタリ。
海の中にはレモンブダイ、チョウチョウウオ、クマノミなどなど様々な魚が生息していて、運が良ければアオウミガメが見られることも。
海が深く暗いところも多々あったので、シュノーケリングよりダイビングの方が楽しいかもしれません。

まずは元町港から自転車で40分で行ける「秋ノ浜遊泳場」
駐車場の横にシャワーもあるので便利。

岩場が多く、海に飛び込めるので海を満喫したい方にはピッタリ。
海の中にはレモンブダイ、チョウチョウウオ、クマノミなどなど様々な魚が生息していて、運が良ければアオウミガメが見られることも。
海が深く暗いところも多々あったので、シュノーケリングよりダイビングの方が楽しいかもしれません。

もう一つのオススメスポットは、伊豆大島最南端の場所にある「トウシキ海岸」

玄武岩の溶岩に囲まれ、波がなく穏やかなことから地元の人からは”自然のプール”と呼ばれることも。透明度が高いのでシュノーケリングマスクを持っていけばたくさんカラフルな魚を観察できます。

ただ、周囲は岩場なので裸足で歩くと怪我をする可能性もあるので、
マリンシューズの用意があるとベストです。

もう一つのオススメスポットは、伊豆大島最南端の場所にある「トウシキ海岸」

玄武岩の溶岩に囲まれ、波がなく穏やかなことから地元の人からは”自然のプール”と呼ばれることも。透明度が高いのでシュノーケリングマスクを持っていけばたくさんカラフルな魚を観察できます。

ただ、周囲は岩場なので裸足で歩くと怪我をする可能性もあるので、マリンシューズの用意があるとベスト。

思いっきり海で遊んだあとは、日本で唯一の砂漠へ足を運んでみて。

「え、鳥取砂丘は砂漠じゃないの?」と驚く方もいるかもしれないですが、
実は正式な地名で砂漠としてマップに載っているのは
東京都にある伊豆大島の「裏砂漠」だけです。

砂漠なのに何で黒色?と不思議に思う方もいるかもしれません。

裏砂漠は実は活火山三原山にあるので、スコリアと呼ばれる粒状の溶岩でできています。
火山ガスなどの影響で、植物が育たない裏砂漠はまるで月面のよう。

私が行った時は霧もあって、宮崎駿が大好きなソビエト連邦の短編映画「霧につつまれたハリネズミ」のワンシーンのようでした。

三原山からの眺めも絶景ですが、1泊2日の旅行なら、三原山に登るよりも裏砂漠をオススメ。私にとっては伊豆大島で一番の絶景でした。

思いっきり海で遊んだあとは、日本で唯一の砂漠へ足を運んでみて。

「え、鳥取砂丘は砂漠じゃないの?」と驚く方もいるかもしれないですが、実は正式な地名で砂漠としてマップに載っているのは東京都にある伊豆大島の「裏砂漠」だけです。

砂漠なのに何で黒色?と不思議に思う方もいるかもしれません。

裏砂漠は実は活火山三原山にあるので、スコリアと呼ばれる粒状の溶岩でできています。火山ガスなどの影響で、植物が育たない裏砂漠はまるで月面のよう。

私が行った時は霧もあって、宮崎駿が大好きなソビエト連邦の短編映画「霧につつまれたハリネズミ」のワンシーンのようでした。

三原山からの眺めも絶景ですが、1泊2日の旅行なら、三原山に登るよりも裏砂漠をオススメ。私にとっては伊豆大島で一番の絶景でした。

次の見落とし厳禁の絶景スポットは、島の南西側にある「地層大切断面」です。

片方にはターコイズブルーに輝く海、反対側は波のような地層大切断面を見ながらのサイクリングはとっても気持ちいい。

バームクーヘンのような縞模様は数万年前から噴火を繰り返し、スコリア火山灰が積み重なってできたものだと言われています。層を数えてみたら100層ぐらいあって、伊豆大島の長い歴史を感じることができました。

次の見落とし厳禁の絶景スポットは、島の南西側にある「地層大切断面」です。

バームクーヘンのような縞模様は数万年前から噴火を繰り返し、スコリア火山灰が積み重なってできたものだと言われています。層を数えてみたら100層ぐらいあって、伊豆大島の長い歴史を感じることができました。

片方にはターコイズブルーに輝く海、反対側は波のような地層大切断面を見ながらのサイクリングはとっても気持ちいい。

少し疲れてきたら、地元に愛されているお店で休憩。

あまり時間がない方は元町港の近所あるレストランでサクッと済ませるのもいいですが、
ローカルのように島の雰囲気を味わってみたいという方は、島の南部のレトロな「波浮港」がオススメ。

波浮港は噴火によってできた天然の港であり、豊かな自然に囲まれた静かな場所。
明治~昭和時代の古い家並みが残っているので、ノスタルジックな雰囲気を味わうことができます。
川端康成の短編小説「伊豆の踊り子」にも登場したスポットです。

昔は観光客に溢れていた波浮港も、最近は空き家が目立つ場所になりつつあります。

しかし最近は都会から移住した人達がこの場所を再興させるために空き家をリノベーションし、カフェや宿として再活用しています。

少し疲れてきたら、地元に愛されているお店で休憩。

あまり時間がない方は元町港の近所あるレストランでサクッと済ませるのもいいですが、ローカルのように島の雰囲気を味わってみたいという方は、島の南部のレトロな「波浮港」がオススメ。

波浮港は噴火によってできた天然の港であり、豊かな自然に囲まれた静かな場所。明治~昭和時代の古い家並みが残っているので、ノスタルジックな雰囲気を味わうことができます。
川端康成の短編小説「伊豆の踊り子」にも登場したスポットです。

昔は観光客に溢れていた波浮港も、最近は空き家が目立つ場所になりつつあります。しかし最近は都会から移住した人達がこの場所を再興させるために空き家をリノベーションし、カフェや宿として再活用しています。

まずは、今年オープンした「Hav Cafe(ハブカフェ)」という古民家カフェ。

このお店のオーナーは、100ヵ国以上を旅したジャーナリストの寺田直子さん。伊豆大島の魅力に引き込まれて古民家をリノベーションし、小さな喫茶店をオープン。

まずは、今年オープンした「Hav Cafe(ハブカフェ)」という古民家カフェ。

このお店のオーナーは、100ヵ国以上を旅したジャーナリストの寺田直子さん。伊豆大島の魅力に引き込まれて古民家をリノベーションし、小さな喫茶店をオープン。

島で作られたパンを使った”ピザトースト”や大島バターが塗られたサクサクのレーズンパン、マフィンなど、何を食べてもとても美味しくて、作る人の愛情が感じられます。

コーヒーへのこだわりも強く、丁寧に選んでブレンドされたコーヒー豆も絶品です。

島で作られたパンを使った”ピザトースト”や大島バターが塗られたサクサクのレーズンパン、マフィンなど、何を食べてもとても美味しくて、作る人の愛情が感じられます。

コーヒーへのこだわりも強く、丁寧に選んでブレンドされたコーヒー豆も絶品です。

世界周遊の際に仕入れたアンティークなお皿やコップを始め、写真やピン、カバンなどレトロでおしゃれなものが沢山置かれています。気に入ったものは、お土産として購入することもできるのでちょっとした海外旅行気分も味わえてオススメです。

世界周遊の際に仕入れたアンティークなお皿やコップを始め、写真やピン、カバンなどレトロでおしゃれなものが沢山置かれています。気に入ったものは、お土産として購入することもできるので、ちょっとした海外旅行気分も味わえてオススメです。

Hav Cafeから少し歩くと、地元民から観光客まで愛されている
「鵜飼商店」
というコロッケ屋さんがあります。

ヒレカツやロースカツ、串カツ、ハムカツ、メンチカツなど様々な種類の揚げたてコロッケが食べられます。

私も熱々の定番コロッケを注文し、海を見ながら頂きました。

あぁぁ、幸せってシンプル。

Hav Cafeから少し歩くと、地元民から観光客まで愛されている「鵜飼商店」というコロッケ屋さんがあります。

ヒレカツやロースカツ、串カツ、ハムカツ、メンチカツなど様々な種類の揚げたてコロッケが食べられます。
私も熱々の定番コロッケを注文し、海を見ながら頂きました。

あぁぁ、幸せってシンプル。

- Time to get some rest...

受付やロビーなどが整っている「一般的なホテル」はもちろん悪くないですが、せっかく島に来たら、小さな宿でしか味わえないローカルの雰囲気や心のこもったおもてなしなど、ローカルの暮らしを体験できる民宿がオススメ。

今回は、大正ロマンの時代を感じられる「露伴」という宿にお邪魔しました。
このホテルも「Hav Cafe」と同じく、空き家を活用されできた場所です。

宿のオーナーさん自らがデザインからリノベーションまで全て自分で手掛けたそう。

和洋が入り混じったリビングルームには島の方々から寄せられた昔の写真、本、家具でびっしり。

ステンドグラス、チェリー色のベルベットの家具の装飾やシャンデリア。

ちょっと懐かしいおしゃれな雰囲気で、まるでタイムスリップしたかのような気分に。

- Time to get some rest...

受付やロビーなどが整っている「一般的なホテル」はもちろん悪くないですが、せっかく島に来たら、小さな宿でしか味わえないローカルの雰囲気や心のこもったおもてなしなど、ローカルの暮らしを体験できる民宿がオススメ。

今回は、大正ロマンの時代を感じられる「露伴」という宿にお邪魔しました。このホテルも「Hav Cafe」と同じく、空き家を活用されできた場所です。

宿のオーナーさん自らがデザインからリノベーションまで全て自分で手掛けたそう。

和洋が入り混じったリビングルームには島の方々から寄せられた昔の写真、本、家具でびっしり。ステンドグラス、チェリー色のベルベットの家具の装飾やシャンデリア。

ちょっと懐かしいおしゃれな雰囲気で、まるでタイムスリップしたかのような気分に。

知られざる東京のもう一つの顔、伊豆大島。

ふと、大都会の喧騒に疲れたと思った時。
ふらりとフェリーに乗って、伊豆大島で気持ちをリセットしてみてください。

東京も悪くないな、なんてポジティブな気持ちで明日を迎えられますよ。


知られざる東京のもう一つの顔、伊豆大島。

ふと、大都会の喧騒に疲れたと思った時。
ふらりとフェリーに乗って、
伊豆大島で気持ちをリセットしてみてください。

東京も悪くないな、
なんてポジティブな気持ちで明日を迎えられますよ。


Kristina
クリスティーナ

Instagram : @sugalenin

日本に一目惚れしたロシア人。高校生時代に日本の映画に出会い、日本語の魅力にすっかりはまる。大学卒業後、日本語を話せるようになりたいという夢をどうしても諦めきれず、2016年に来日。現在は東京在住。いつか国内旅行に関する本を出版するのが夢。

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