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🕊ブランドの小さな冒険のはじまり ― Awwのパリ出展レポート






AwwのMegumiです。
今年9月、半年ぶりにヨーロッパを訪れた目的は、初めての展示会。
年に2回フランス・パリで開催され、新進気鋭ブランドの登竜門と言われている国際展示会「Who’s Next 2025」にAwwが出展しました。 世界中のファッションブランドが集う会場で、Awwとして初めてブースを構えた3日間。

実は、ブランドを始めた当初からのビジョンであったグローバル展開。始まってすぐにコロナの流行があり、国内での活動が中心になったものの、その夢は今も変わることはありません。
出発前のなんとも言えない緊張と、はじめての空気を吸い込む瞬間の高揚感。
ああこの感覚は、”ブランドを始める前に感じていた感覚と同じだ...”となんだか初心に帰る経験となりました。

そう、この旅は、ブランドにとっても、ファウンダーであるわたしにとっても、間違いなく転機になるであろう冒険のはじまりなのです。





― Who’s Next パリの会場で感じたこと ―


展示会への出展が決まってから約半年間、寝る間を惜しんで準備を進めてきました。Awwのコンセプトや伝えたい信念を、どうやったら海外の人たちにも深く伝えることができるんだろう?
どこの国でも、言葉の伝え方のニュアンス次第で感じ方は全く違うもの。海外育ちのスタッフTamaraと、ブランドコンセプトの翻訳や、ブースデザイン、パンフレットの作成などを準備して挑みました。



会場となったポルト・ド・ヴェルサイユには、朝から多くのバイヤーやメディアが行き交い、ブースひとつひとつにブランドそれぞれの世界が広がっていました。Awwのブースは約4平米の小さな小さな空間。
スタッフ2人入ると足の踏み場もないくらいのスペースですが、
パネルやプロップ、厳選したアイテムたちを展示して、Awwらしい空間が出来上がりました。


少しずつ人が立ち寄り、アイテムを手に取ってくださって...「この素材は何?」「軽いのに上質ね!」
私たちの旅のコンセプト、思いやりに溢れた機能性と遊び心あるデザインに興味を持ってくださる方が想像以上に多かったのが嬉しかった。
なかでも印象的だったのは、ある来場者のひと言。
「こんなに素敵なアイテムと一緒なら、何倍も楽しい旅になるわね!まるで旅の相棒だわ!」
その言葉を聞いた瞬間、あぁ、この感覚は世界共通なんだと思いました。

国や言葉が違っても、“心地よさ”や“ときめき”を求める気持ちは同じ。小さなブースにも、Awwらしい穏やかな空気が流れていました。



もちろんまだまだ足りないことだらけ。Awwも、旅の途中です。
道のりの中で出会う風景や偶然が、少しずつ形をつくっていく。その瞬間をどう受け止め、どう表現していくか。
今回の出展を通じて、ブランドを育てることは、旅と似ているなと、改めて感じました。

ここから、世界へ。小さな一歩かもしれないけど、確かに未来に向かって。
不安もあるけど、それ以上に、今までになかった景色を見に行ける予感に胸が高鳴ってます。


― パリで見つけたヒント ―



パリの街を歩いていて、とても印象的だったこと。
それは、パリの人々が、何気ない日常も遊び心を持って楽しんでいること。

南フランスにルーツがある友人が言っていた「Art de vivre(アート・ド・ヴィーヴル)」という言葉。
日常生活の中にも自分らしい”美しさ”を大切にし、食事やインテリア、ファッションなどを通して、豊かな生活を楽しむフランス的なライフスタイルの価値観を表す言葉で、聞いた時とても心に響いたのを記憶しているのですが、パリで時間を過ごせば過ごすほど、まさにそのエッセンスを感じる毎日でした。
道ゆく人のファッションはさりげないユーモアや色づかいに個性が溢れていて、ひとりひとりのスタイルとして息づいている。
レストランも、料理だけでなくテーブルコーディネートや空間の空気感全てを含めて計算されていました。




洗練された遊び心に溢れたパリ。
そんなパリ生活の中で出会った、おすすめスポットを紹介!

行った中でも必ずリピートしたい場所を厳選します。


“Stay”|Airbnb

今回は、ホテルではなくAirbnbのアパートに滞在。ホテルももちろん大好きなのだけど、長期滞在なら断然Airbnb派。暮らすような感覚でリラックスしたいし、途中で絶対に日本食が恋しくなるので自炊は必須(笑)。今回滞在したアパートは、本当にオーナーさんの暮らしがそのまま息づく空間。壁には旅の写真、棚には本や器が並び、冷蔵庫にはピザの箱がぽんと置かれていて、思わず笑ってしまうほど“生活のリアル”に溢れていました。




“Restaurant”|Le Boissonnerie

カジュアルな雰囲気ながら、本当に美味しいフレンチを味わえるレストラン
前にCosiというパン/サンドイッチさんがあって、そこのパンを使っているとのこと。今回はランチできる場所を探していて、本当はCosiに入ろうとしたのですが行列で...そこまで空腹じゃなかったので食べれるかな?と不安に思いながら入ったのですが、どれも本当に繊細なお味でおいしかったです。
次はディナーにリベンジしたい!



69 Rue de Seine, 75006 Paris / Google map https://maps.app.goo.gl/RrzFh4rsZh2rxr6e7


“Bakery”|Mamiche Bakery

OPEN前からバリジェンヌたちが並ぶほど地元の人にも人気のベーカリー

全て天然酵母とフランス産の小麦で作られた自家製パンというからその美味しさも納得。
おすすめはやっぱりクロワッサン!
そしていつもつい頼んでしまうパンオショコラもダークチョコレートとの相性が抜群でした。



32 Rue du Château d'Eau, 75010 Paris / Google map https://maps.app.goo.gl/7Mt6Wdvoty26WYH58


“Shop”|Antoinette poisson

18世紀の印刷技術を再現し、その製法で壁紙を印刷しているこちらのブランド。繊細で美しすぎるその模様は、まさに芸術。中庭に面してあるすてきな空間には、工房も併設されていて、そこで実際にプリントもされているそう。ものづくりの真髄を感じられる本当に素敵な空間です。



12 Rue St Sabin, 75011 Paris / Google map https://maps.app.goo.gl/N5npAxpfA4rVgWpt7


このほかにも、Awwスタッフが旅先で出会ったお気に入りの場所を
「Awwのしおり🔖」に保存しています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!


― 旅はつづく ―



パリでの時間を経て、改めて感じたのは、“伝えること”の大切さでした。
素材のこと、形のこと、そこに込めた想いを、きちんと届けていくこと。
そこにはもちろんAwwらしいひとさじの遊び心を添えて。
それが、Awwの次の旅につながっていくのだと思います。
これからもAwwは、心が動く旅をつくるように、ものづくりを続けていきます。
Awwの旅はまだつづいていきます。次に向かう景色の先でも、誰かの“ときめき”にそっと立ち会えますように。


<関連記事はこちら>

フランス人の父が教えてくれた、豊かな暮らしのヒント「Art de Vivre」

【わたしが旅する理由 #findyouraww】RIKA

Our Story







AwwのMegumiです。
今年9月、半年ぶりにヨーロッパを訪れた目的は、初めての展示会。
年に2回フランス・パリで開催され、新進気鋭ブランドの登竜門と言われている国際展示会「Who’s Next 2025」にAwwが出展しました。 世界中のファッションブランドが集う会場で、Awwとして初めてブースを構えた3日間。

実は、ブランドを始めた当初からのビジョンであったグローバル展開。始まってすぐにコロナの流行があり、国内での活動が中心になったものの、その夢は今も変わることはありません。
出発前のなんとも言えない緊張と、はじめての空気を吸い込む瞬間の高揚感。
ああこの感覚は、”ブランドを始める前に感じていた感覚と同じだ...”となんだか初心に帰る経験となりました。

そう、この旅は、ブランドにとっても、ファウンダーであるわたしにとっても、間違いなく転機になるであろう冒険のはじまりなのです。


― Who’s Next パリの会場で感じたこと ―


展示会への出展が決まってから約半年間、寝る間を惜しんで準備を進めてきました。Awwのコンセプトや伝えたい信念を、どうやったら海外の人たちにも深く伝えることができるんだろう?
どこの国でも、言葉の伝え方のニュアンス次第で感じ方は全く違うもの。海外育ちのスタッフTamaraと、ブランドコンセプトの翻訳や、ブースデザイン、パンフレットの作成などを準備して挑みました。



会場となったポルト・ド・ヴェルサイユには、朝から多くのバイヤーやメディアが行き交い、ブースひとつひとつにブランドそれぞれの世界が広がっていました。Awwのブースは約4平米の小さな小さな空間。
スタッフ2人入ると足の踏み場もないくらいのスペースですが、
パネルやプロップ、厳選したアイテムたちを展示して、Awwらしい空間が出来上がりました。


少しずつ人が立ち寄り、アイテムを手に取ってくださって...「この素材は何?」「軽いのに上質ね!」
私たちの旅のコンセプト、思いやりに溢れた機能性と遊び心あるデザインに興味を持ってくださる方が想像以上に多かったのが嬉しかった。
なかでも印象的だったのは、ある来場者のひと言。
「こんなに素敵なアイテムと一緒なら、何倍も楽しい旅になるわね!まるで旅の相棒だわ!」
その言葉を聞いた瞬間、あぁ、この感覚は世界共通なんだと思いました。

国や言葉が違っても、“心地よさ”や“ときめき”を求める気持ちは同じ。小さなブースにも、Awwらしい穏やかな空気が流れていました。



もちろんまだまだ足りないことだらけ。Awwも、旅の途中です。
道のりの中で出会う風景や偶然が、少しずつ形をつくっていく。その瞬間をどう受け止め、どう表現していくか。
今回の出展を通じて、ブランドを育てることは、旅と似ているなと、改めて感じました。

ここから、世界へ。小さな一歩かもしれないけど、確かに未来に向かって。
不安もあるけど、それ以上に、今までになかった景色を見に行ける予感に胸が高鳴ってます。


― パリで見つけたヒント ―



パリの街を歩いていて、とても印象的だったこと。
それは、パリの人々が、何気ない日常も遊び心を持って楽しんでいること。

南フランスにルーツがある友人が言っていた「Art de vivre(アート・ド・ヴィーヴル)」という言葉。
日常生活の中にも自分らしい”美しさ”を大切にし、食事やインテリア、ファッションなどを通して、豊かな生活を楽しむフランス的なライフスタイルの価値観を表す言葉で、聞いた時とても心に響いたのを記憶しているのですが、パリで時間を過ごせば過ごすほど、まさにそのエッセンスを感じる毎日でした。
道ゆく人のファッションはさりげないユーモアや色づかいに個性が溢れていて、ひとりひとりのスタイルとして息づいている。
レストランも、料理だけでなくテーブルコーディネートや空間の空気感全てを含めて計算されていました。




洗練された遊び心に溢れたパリ。
そんなパリ生活の中で出会った、おすすめスポットを紹介!

行った中でも必ずリピートしたい場所を厳選します。


“Stay”|Airbnb

今回は、ホテルではなくAirbnbのアパートに滞在。ホテルももちろん大好きなのだけど、長期滞在なら断然Airbnb派。暮らすような感覚でリラックスしたいし、途中で絶対に日本食が恋しくなるので自炊は必須(笑)。今回滞在したアパートは、本当にオーナーさんの暮らしがそのまま息づく空間。壁には旅の写真、棚には本や器が並び、冷蔵庫にはピザの箱がぽんと置かれていて、思わず笑ってしまうほど“生活のリアル”に溢れていました。




“Restaurant”|Le Boissonnerie

カジュアルな雰囲気ながら、本当に美味しいフレンチを味わえるレストラン
前にCosiというパン/サンドイッチさんがあって、そこのパンを使っているとのこと。今回はランチできる場所を探していて、本当はCosiに入ろうとしたのですが行列で...そこまで空腹じゃなかったので食べれるかな?と不安に思いながら入ったのですが、どれも本当に繊細なお味でおいしかったです。
次はディナーにリベンジしたい!



69 Rue de Seine, 75006 Paris / Google map https://maps.app.goo.gl/RrzFh4rsZh2rxr6e7


“Bakery”|Mamiche Bakery

OPEN前からバリジェンヌたちが並ぶほど地元の人にも人気のベーカリー
全て天然酵母とフランス産の小麦で作られた自家製パンというからその美味しさも納得。
おすすめはやっぱりクロワッサン!
そしていつもつい頼んでしまうパンオショコラもダークチョコレートとの相性が抜群でした。



32 Rue du Château d'Eau, 75010 Paris / Google map https://maps.app.goo.gl/7Mt6Wdvoty26WYH58


“Shop”|Antoinette poisson

18世紀の印刷技術を再現し、その製法で壁紙を印刷しているこちらのブランド。繊細で美しすぎるその模様は、まさに芸術。中庭に面してあるすてきな空間には、工房も併設されていて、そこで実際にプリントもされているそう。ものづくりの真髄を感じられる本当に素敵な空間です。



12 Rue St Sabin, 75011 Paris / Google map https://maps.app.goo.gl/N5npAxpfA4rVgWpt7


このほかにも、Awwスタッフが旅先で出会ったお気に入りの場所を
「Awwのしおり🔖」に保存しています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!


― 旅はつづく ―



パリでの時間を経て、改めて感じたのは、“伝えること”の大切さでした。
素材のこと、形のこと、そこに込めた想いを、きちんと届けていくこと。
そこにはもちろんAwwらしいひとさじの遊び心を添えて。
それが、Awwの次の旅につながっていくのだと思います。
これからもAwwは、心が動く旅をつくるように、ものづくりを続けていきます。
Awwの旅はまだつづいていきます。次に向かう景色の先でも、誰かの“ときめき”にそっと立ち会えますように。


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