【WHY WE TRAVEL #findyouraww】MAHA

世界中の人々といつでも繋がれるこの時代
「好きなときに好きな場所で好きな人と過ごす」
既存の枠に囚われず新しいライフスタイルを
自分で作り上げていく。

この連載はそんな輝く
「わたしたち」にフォーカスし
インタビューを通して見えてくる
人となり、ライフスタイル、旅への思い
そしてわたしたちが旅する理由をひも解きます。

ワクワクする非日常への一歩を
踏み出せるようになりたい
「わたし」へ向けて。

私が旅する理由

第4回となる本連載、
今回はAww FounderのMegumiがアイルランドと東京に拠点を持ち、
幅広く活躍するMAHAさんにインタビューしました。

第4回となる本連載、
今回はAww FounderのMegumiがアイルランドと東京に拠点を持ち、幅広く活躍するMAHAさんにインタビューしました。

Q1 アイルランドのダブリンと東京都に住居があるんですね〜！ 2拠点生活をされているのですか？

Q2 日本を離れてアイルランドに拠点をもち、2拠点の生活をすることに抵抗はありませんでしたか？

高校はカリフォルニア州サンタバーバラ、大学はマイアミや南米に留学もしていましたし、父からヨーロッパの良さを聞いて住んでみたいという気持ちもあったので抵抗はありませんでした。
それにもともと行動する前にあまり考えすぎず、「まあやってみるか」というフットワークが軽いマインドなので迷いはありませんでした。仕事が好きなので、仕事さえできればどこにいても大丈夫だという自信があります。

Megumi’s Comment

なるほど。小さい頃から日本以外の色々な場所に住んだ経験があると、他の国に住むことのハードルも下がるし、自然と自分が住んだことのない国に対しても興味が湧いてきますね！

Q3 はじめて旅をしたのはいつですか？

幼少期から家族と旅をしていて、ケニア、タンザニア、エジプトなど普段なかなか行く機会の無い場所にも連れて行ってもらったことは印象に残っています。

Q4 幼少期から普通の旅行だとなかなか行かないような場所に連れて行ってもらうと 旅行に対する価値観もかなり変わりそう！小さい時に行った旅行と今で「旅行」に対しての感じ方や考え方が変わりましたか？

昔のわたしにとって「旅行」とはただ単に美味しいものを食べ、美しい景色を見て楽しいな、で終わりだったのが、本当に最近、今年くらいから国の歴史や文化をもっと深堀りしたいという欲求が出てきました。
特に歴史のあるヨーロッパに住んだことがきっかけとなり、未来のことを考えるには過去のことも知る必要があるなと思うようになりました。日本や自分が世界とどう関わっているのか、もっと深く知ることができるなと。
考え方で言うと、昔から多様性に触れる機会が多かったので、違いをリスペクトできる性格になったと思います。

Q5 前の質問にもつながりますが、旅に出たくなるのは
歴史や文化をもっと知りたいと思う時が多い？

そうですね。新しい感覚や物事を学びたい時に旅に出たいと感じます。基本的に自分は無知だと思っているので、「学べることは無限にある、知らないことをもっともっと知りたい」と考えています。起業家として、どういう企業、社会、未来を作っていくべきかと考えるのですが、様々な国にいくことによってその国がある問題に対してどういう解決策をとっているのか、多様な視点や知識を学んでいます。

最近はコロナウイルス問題で旅行に行きにくいですが、先日ヨーロッパでアイルランドから観光を受け入れている数少ない国の一つであるラトビアに行きました。ここも行く前は知識ゼロの状態で行ったのですが、美術館や歴史博物館に訪れるうちに、ソ連やナチスに征服されたラトビアの過去が現在のラトビアにどう影響を与えているかを知り、今の社会の在り方は自分の後の世代に大きく影響することを感じ、今自分が社会に対して与えられる良い影響について再度考える良い機会になりました。

Megumi’s Comment

知的好奇心が旺盛ですね！
文化も言語も異なる国に旅行することで、 その土地の歴史や物事を学んでそれをお仕事にも取り入れているのですね。

Q6 色々な国に旅行されていますが、もう一度行きたいところはありますか？

自分たちで作っている、沖縄ヤンバルの森の中に立つツリーハウスは私にとって宝物であり、自然に囲まれ心地よい眠りにつけるので、何度行っても癒されます。

Q7 MAHAさんのことを語る上でツリーハウスのことは外せないと思いますが、このプロジェクトを立ち上げた背景を聞かせてください。

もともと自然が好きな家族の元で育ったのもありますが、父の夢がツリーハウスを作ることだったのもあります。父が小さい頃に「おおきなきがほしい」という絵本を読んだことがきっかけでした。
自分も小さい頃から毎週のように自然に触れていたので、「自然に恩返しがしたい」と思うようになりました。

2013年にアイデアが生まれ、手付かずの自然が残る沖縄に、大きな木を父と一緒に見つけに行くのを繰り返して、実際に自分たちの手で作り始めました。今お話していると簡単に聞こえますが、実際はとても大変でした（笑）
東京で仕事をしている時から、週末は沖縄に行ってツリーハウスを作る生活をしていました。

Q8 2013年から現在まで長い間情熱を注いで作っているツリーハウスですが、こだわりはありますか？

Megumi’s Comment

小さい頃から自然に触れて育ったMAHAさんならではの想いが詰まっていて素敵ですね。
ツリーハウスは2021年春にオープン予定だそうで楽しみ！

Q9 今まで行った旅行先の中で1番思い出に残っているエピソードはありますか？

大学時代にガラパゴス諸島に留学していた際、ホームステイしていたホストファミリーの家族がホストシスターに誕生日プレゼントとしてあげたものは、なんと生きたニワトリ一匹だったこと。そのニワトリが産んだ卵からひよこが生まれるのもこの目で見ました。生まれる場所によって人が欲しいものは全然違うんだな、とビックリしました。それで私も誕生日にニワトリが欲しくなりました！
ガラパゴスでは、イグアナの研究をしたり、フレンドリーなオットセイと泳いだり、とにかく自然に触れながら生態系や環境について勉強をする生活をしていました。

Megumi’s Comment

誕生日にニワトリが欲しい！（笑）
自然が大好きなMAHAさんのお人柄が出る
エピソードでほっこりしました。

Q10 どんな旅が好きですか？

長期間の旅も好きですが、住んでいる場所で仕事に集中するのも好きなので、数日から一週間ほどの短い旅でパパッとインスピレーションを受けて帰国するスタイルが好きです。

旅って現実逃避になりがちですが、そうしなくても現実が楽しいのが1番いいと思っています。わたしにとって旅とは、現実を楽しく輝かせるため、スパイスとなるものなんです。なので長く行くよりも、学びたいことがあるとか目的を持って行って充実させるスタイルが好きです。

現地では、自然がある場所に行ったり、歴史博物館に行ったり、ファーマーズマーケットに行ったり。行く時はGoogleで調べて行きたいところを保存して、無駄のないように動くようにしています。

Megumi’s Comment

お仕事とのメリハリを大切に、かつ旅先でのインスピレーションを仕事でも 活かす。そんなライフスタイルが垣間見える！
今までとは違う「旅」の意見が聞けてとっても新鮮！

Q11 理想の旅はありますか？

自然がある場所で、現地の人との交流を通して自分の視線ではなく地元の人目線で文化や営みを学べる旅も好きです。

大学の時に生態系科学を学んでいて、ペルーの田舎にある農家にホームステイし生態系や生活を学びに行ったことがあるのですが、高山病にならないためにホストマザーがコカの葉をくれたり、モルモットがランチに出たりと、沢山の驚きがあり学びの多い旅でした。

Q12 旅行者目線だけじゃなくて現地の方の目線で学べる旅が好きとのこと、 旅好き人間としてとっても共感します！MAHAさんは世界中に友達が多そうですが どうやって仲良くなるのですか？

ありがとうございます。自分が行ったことない、全く知らない国に行くことが多いので、知り合いも全くいないことが多く、友達が既にいるかと言ったらそうとも限らないです（笑）
ただ、現地で買い物している時に列に並んでいる人にいきなり話しかけたり、この間仲良くなった人はバーで隣にいた女性でした。たまに変な目で見られることもありますが（笑）それでも喋り返してくれた人とは自然と仲良くなって、そこから現地のことを教えてもらったりすることもあります。

Megumi’s Comment

自然と現地の人ともすぐに仲良くなれるのって素敵！
誰にでも話しかけることにあまり抵抗が無いようでそんなMAHAさんのフレンドリーさが伝わってきました。

Q13 少し戻りますが、大学時代はなぜペルーに行かれたのですか？

やはり小さい頃から自然にお世話になっていたということもあって、いつしか「自然に恩返ししたい」という1番大きい人生の目的ができていました。それもあって大学では生態系科学を学んだのですが、その勉強の一貫でペルーに行きました。インカ帝国の時代から伝わるユニークな営み方のある地域なので、そこで実際に農作体験が出来、学び多き旅でした。「食べているものは全て誰かが作ってくれているものなんだ」と再確認できた経験でもありました。その影響でいつかは自分もそういった自給自足生活を実現してみたいという思いもあります。

Q14 旅の必需品やパッキングへのこだわりはありますか？

とにかく小さく、なるべく物は持たない。パッキングは10分で終わります。必需品は、海外電源変圧器アダプター、パーティー用ドレス1着、自然の中や街でも使える靴、お気に入りのヘアコンディショナーとメイク落とし。これらは、現地で簡単に安く調達出来ないものです。

Q15 パッキング10分は早い！いつかそのパッキング術披露してほしいです！（笑）話変わってwithコロナ時代の旅。自由に旅することが難しいですが、求めるもの、重視していることはありますか？

社会全体的に、以前に比べクリエイティブに考え自分で幸せを作り出さなければいけないようになりました。旅行に行くも行かないも、そこでの楽しみを自分で作り出せば、遠出が難しい今でも楽しめるはず。「全ては自分次第」でそれはコロナがあってもなくても変わらないと思っています。

わたしもコロナの最初の時期は落ち込みましたし辛かったですが、わたしの好きな言葉「If you don't like something, change it. If you can't change it, change your attitude. by Maya Angelou」 (気に入らない物事があったら、それを変えなさい。変えられないなら、自分の態度を変えなさい。） とあるように、ランニングをしたり、料理に挑戦したり・・・なんとか自分が今いる環境でハッピーになれるように考え方を変えようと思い実践しました。

Megumi’s Comment

何かあっても環境や周りの人のせいにせず、自分の意識を変えることで 乗り越える。頭でわかっていてもなかなかできないことを実践されてる MAHAさん素晴らしい！ポジティブなエネルギーに満ちていました。

Q16 これから行ってみたいところはありますか？

ツリーハウスを世界で初めて家として作ったのはパプアニューギニアのコロワイ族なので、そのツリーハウスの原点を自分の目で確かめ、学ぶために行ってみたいと思っています。この間旅行でイタリアに行った時に本場のイタリア料理を食べて感動し、本場の味を自分の料理にも活かしたいと思ったのですが、それと同じで、何事も原点を見て本物を作りたいと思っています。

ですが同時に、コロワイ族は人食いの習慣があった歴史があるので、そこに抵抗があるのと、コロナの影響もあり行くのをためらっています。状況が落ち着いてリサーチしてから訪問したいと思っています。

Megumi’s Comment

「旅」を通して新しい文化や本物を学び、 仕事や人生に活かすというところはとっても大事ですね。
MAHAさんの仕事への情熱と直向きさを感じます。

Q17 最後に、MAHAさんにとって旅とはなんですか？

自分の人生やアイデアにもっと味を出す、スパイスです。